AIが火星の「ウサギ」や「古代の住居」を発見! 人工知能の普及によって火星探査も新局面へ!?
探査車両の投入によって、徐々に秘密のベールが明かされつつある火星。さらにAI画像分析の力によって、なんとウサギや古代住居の存在まで確認された!
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南極地点近郊にある異常構造物は、やはり滅亡した火星文明の遺跡だったのだろうか? 三上編集長がMUTubeで解説。
主に地形や地層、鉱物などの調査を目的として2005年に打ち上げられたNASAの火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)」が、謎の異常構造物を捉えた。画像ナンバー「ESP_019103_1460」に、都市の遺構を彷彿とさせる幾何学的構造物群が写り込んでいたのである。
場所は、南極近郊のアトランティス盆地に囲まれている「アトランティス・カオス」と名づけられた地形の領域内部。緯度は南緯34.7度、西経1776度だ。
画像をご覧いただきたい。尾根や亀裂、台地が互いに重なりあった煩雑な地表の一角に、格子状になった地形が確認できる。また、拡大画像を見ると、ドーム状の構造や塔のようにそびえたつ建物も存在しているようだ。
一見しただけでも、自然が作り出した地形とは思えない。いかにも人工的かつ幾何学的に区画された廃墟または都市遺構を想起させずにはおかない。
一連の異常地形こそ、太古の火星に繁栄していた高度な文明の存在を示唆しているのではないだろうか。実は、過去にも類似した地形が発見、撮影されている。
ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の探査機マーズ・エクスプレスが撮影した南極地域の画像に、古代都市のような異常構造物が写り込んでいた。画像は2024年4月24日、ESAのウェブページに公開されている。 画像をご覧の通り、直線的な尾根が連なった迷路のような格子状の地形が見てとれるだろう。場所は「アングストゥス・ラビリントス」と呼ばれる地域だ。1972年にNASA(アメリカ航空宇宙局)の探査機マリナー9号によって発見された地形である。
一説では、砂丘が長い年月の末に石化して地形を形成した、または氷河が削りだした小石や砂が堆積して形成される「エスカー」と呼ばれる地形ではないか、といわれている。近年、火星に水や氷の存在が明らかになったことからも、「エスカー」が有力視されている。
しかし、発見当時、マリナー・プロジェクトの科学者らは、直線で結ばれた壁のような地形がインカのマチュピチュ遺跡を彷彿させることから、非公式に「インカ・シティ」と呼んでいた。
はたして、プロジェクトメンバーが“シティ”と呼称しているのは、単に形状からなのだろうか。穿った見方をすれば、人工物として捉えていた可能性が高い。事実であれば、今日まで筆者らが指摘してきたように、やはり当局は火星の失われた文明の存在をすでに認識し、秘匿していることになるだろう。
さて、ふたつの異常構造が古代の火星文明の遺構であれば、なぜ機能を失い、廃墟と化してしまったのか……。ある物理学者が語った興味深い仮説がある。
紙幅の都合で詳細は省くが、2014年12月、アメリカのジョン・ブランデンバーグ博士は、かつて火星の地表において、“2度の核爆発=核戦争”が起きた証拠があると唱えた。
(文=並木伸一郎)
続きは本誌(電子版)で。
webムー編集部
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