2025年7月の日本はどうなる? ムーに外国人助っ人が登場!? ヘイズ中村が水晶球で霊視した未来とは

文=webムー編集部

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    映画や漫画などでおなじみの「水晶球霊視」を、ファンタジーの産物と思っている人は少なくないだろう。しかし、これはれっきとした魔術の技法なのだ。日本を代表する魔女にして魔術師、ヘイズ中村氏に水晶球霊視を依頼し、2025年の日本と「ムー」を見ていただいた。

    エリザベス1世のお抱え魔術師も実践

     水晶球霊視とは、その名のとおり、水晶球に映しだされたヴィジョンを見て、さまざまな悩みや疑問などの解決法を探る技法である。今回はこの技法を用いて、日本を代表する魔女にして魔術師であるヘイズ中村氏に、2025年7月の日本と、2025年の「ムー」を見ていただくことになった。

     ヘイズ氏は、10代のころから西洋神秘学を研究・実践してきた。成人後は複数の欧米魔術団体に入り、研鑽を積んだ経験もある。現在は、各種魔術講座や個人鑑定、執筆、魔術関連書籍の翻訳などを行っている。魔術や魔女術が本格的に日本で紹介される以前から活動を続け、この界隈では知らぬ人がいないレベルの重鎮だ。

     さて、水晶球霊視は、「霊」という文字が入っているため、霊的なものだと思われがちだが、ヘイズ氏によれば、そうではないという。心を落ちつけ、目を半眼程度にして水晶球を見るともなく見ているうちに、術者はいわゆる変性意識状態に入る。その状態を維持しつつ、夢を見ているかのように鮮明なヴィジョンを水晶球の中に見るのである。ちなみにヴィジョンを映しだす媒体は、必ずしも水晶球である必要はなく、水または墨汁を張ったボウルでもよいそうだ。
     この技法のルーツは、記録に残るかぎりでは6世紀のペルシャにある。当時は、特別な盃を酒や水で満たし、それをのぞき込んでヴィジョンを得ていたという。また、近世ヨーロッパでは、エリザベス1世に重用された魔術師ジョン・ディーが、水晶球ならぬブラックミラーを用いてこの技法を行っていたことが知られている。

    エリザベス1世に重用された魔術師ジョン・ディー。錬金術師で数学者でもあった。
    ジョン・ディーが使用していたブラックミラーは、大英博物館に収蔵されている。

     なお、水晶球に映しだされるのは、潜在意識下に蓄積された情報だ。ご存じのとおり、われわれの表層の意識はまさに「氷山の一角」で、その下には膨大な情報を蓄えた潜在意識がある。そして、その潜在意識は、海という媒介によって他者のそれともつながりを持っている。ユングがいうところの集合的無意識だ。つまり水晶球霊視は、その巨大なネットワークにアクセスするものであり、表層の意識だけでは決して手の届かない情報を得ることができる技法なのである。

     もうひとつ説明を付け加えるとすれば、水晶球に浮かびあがるヴィジョンは、相談者の悩みや質問にストレートに答えるような明快なものではなく、曖昧だったりシンボリックだったりする。そして、ヴィジョンを見るところまでは、だれでもコツコツとトレーニングをすれば、早ければ数十分、遅くとも1年以内に見える可能性が高い。
     だが、見えたものをどう解釈するかについては知識と経験がものをいう。……したがって、だれにでもできることではない。

    2025年7月、日本に何が起こるのか?

     最初に見ていただくのは、今やノストラダムス級の話題になっている「2025年7月」の一件だ。日本が壊滅するという不穏な予言がさまざまな視点で語られている現在だが、いったい日本に何が起こるのだろうか?

     ヘイズ氏はしばし水晶球を眺めると、おもむろに口を開いた。

    水晶球に映しだされた映像について語るヘイズ中村氏。

    「日本列島の半分ぐらい、糸魚川のあたりから西側が血のような色でベッタリとしています。ただの血ではなく、沸騰しているマグマっぽい感じですが、マグマのような粘着性はないので、何かの象徴だと思います。
     そして、台湾やフィリピンのほうの海底が波を打っていて、その影響が広がっています。なぜ波を打っているのかはわからないのですが、海底からいろいろな影響が広がっていくという感じがします」

     この言葉を聞いて、じつはかなりドキリとした。というのも、2025年7月予言のさきがけともいえる漫画家のたつき諒氏が、話題の著書『私が見た未来 完全版』の中で、フィリピン海沖で大津波が発生する可能性を指摘しているからだ。やはりその日、フィリピン周辺の海域で異変が起こるのだろうか。

    台湾やフィリピンのほうの海底が波打ち、その影響が広がっていく様子が見えたという。

    ウイルス? 海底火山の噴火? 赤潮?

     水晶球に映しだされた「西側が血のような色」というヴィジョンはかなり不穏なものだが、日本は大丈夫なのだろうか。

    「西日本というか、静岡から西の地域では何かありそうですね。しかし、そこに差している光がわりと明るいので、壊滅ということはないでしょう。なんらかの自然災害はあると思いますが、壊滅的な感じはしません。
     ただ、何度見ても赤茶色のものがバッチリくっついていますから、何かは起こりそうです。そして、日本列島を見ようとすると、必ず(台湾やフィリピンの)海底のほうに視線が引き戻されてしまいます。ですから、そこで何かが始まるのだろうと思います。たとえば海底が割れて昔のウイルスが出てくるとか、海底火山が噴火して海の温度が上がるとか。または、赤潮が発生するのかもしれません。いくつもの解釈が可能なので、正直なところ、何がくるのか明確にはわかりません」

     ウイルスに海底火山の噴火に赤潮。どれもありがたくない話である。避けられるものなら避けたいところだが……。

    われわれに必要なのは観察して対処すること

     何かが起こることは避けようがないとしたら、われわれはどのように対処すればよいのか?

    「よく目を見開いていなさいという感じです。災害に備えるにしても、決まりきった物だけをそろえるのではなく、ご自分の普段の生活をよく見渡して、うちにはこれが必要だとか、逆に必要ないとか、そういう判断をしてください。あなたの観察眼がその後の結果に結びつくはずです。
     じつは、すごく大きな目が見えるんです。だから物事をしっかりと観察して、自分にとって何が最善かを判断していくということですね。たとえば通勤の途中に災害が発生したら、どの道を通って逃げればいいのか、とか。そういうことを観察しておくと、大きな違いに結びつくのだと思います。また、目が出てきているので、ネットなどで調べるということではなく、普段ご自分が行動している範囲の中で、まわりをきちんと見なさいということでしょう」

     なるほど。とにかく今のうちにしっかりと日常生活を見直し、いざという場面であわてず行動できるようにしておけば、ダメージを小さくすることができるというわけだ。水や食料の確保と、避難経路や家族との連絡方法などの確認は、最低でもしておいたほうがよいかもしれない。

    水晶球が告げる「ムー」の活路とは?

     続いては、「ムー」がビジネス的に成功するポイントについて鑑定をお願いした。水晶球に映しだされたものは……?

    「金銭的に儲かるというよりは、目玉的に売れて、『ムー』への注目度が上がるグッズがよさそうですね。昔からある3DメガネやESPカードなど、目新しくはないけれど『ムー』のお墨付きみたいなもの。目の前に見えている映像では、お子さん連れのお母さんが、それをほしがるお子さんに抵抗なく買ってあげられるような。値段もそんなに高くはないという気がします。要は、高いから飾っておくとか、大事にしまっておくとかではなく、みんなでワイワイと気軽に遊べるようなものですね。
     あとは、学研さん時代の『科学』と『学習』みたいに、何かを組み立てましょう的なもの。たとえばアダムスキー型UFOの模型、ロズウェルに墜落したUFOの模型、クトゥルーの神殿。そんなものが見えてきます。
     そして〝体験コース〟という看板が見えてきました。〝体験合宿〟という字も見えます。ちょっとしたホテルみたいなところで2泊3日のトレーニングコースや超能力開発といったものが高額商品として出てきそうですが、先ほどのベタで笑えるグッズほどの広がりはなさそうです。とはいえ、ディープなムー民の方々にはウケると思います」

    「ムー」という存在を面白がってくださる多くの方々が手軽に遊べるようなものと、コアなファンが喜んでくださるものをそれぞれ準備するということだろうか。実現に向けて、がんばりたいところだ。

    こんな感じの3Dメガネが真っ先に見えたそうだ。かなり個性的なデザイン……。

    「死後の世界」や「霊界探検」が人気記事に?

     2025年にウケそうな特集記事は、どんなものだろう?

    「webムーのほうは、なんとなく見えるのが、〝この心霊スポットは本物か?〟みたいな読者投稿ビデオっていうんですか。 そんなようなものが見えます。
     紙媒体のほうでは、死後の世界、霊界探検、体外離脱、そのへんに少し光が当たっています。亡くなった方との交流などに皆さんの興味が向いてくるのかなと思います。あと、昔からあるスウェーデンボルグの霊界記録みたいなもの。霊界はこうで、ああで、うんぬんかんぬんみたいな。目新しくはなくても、そのへんの掘り下げはいける感じがします。それ以外では、オカルト健康法みたいなものも受けると思いますよ。
     反対に、何年に何があるといった予言系のことが水晶球にまったく出てきていないので、そっち系の記事はちょっとコケるかもしれません。逆にいえば、皆さんそれだけ目先のことがしんどいのでしょう。あと、陰謀論も出てきません。陰謀論は、ネットの情報だけでお腹一杯なのかも」

     死後の世界の一歩手前というか、臨死体験についてもここ5〜6年でかなり研究が進んでいると聞く。そのあたりの知見もまじえながら記事を制作するといいのかもしれない。

    アメリカから助っ人がやってくる!?

     そして、どうやらムー編集部に強力な「助っ人」がやってくるらしい。

    「今はまだいない人なんですが、新しいバイトさんなのか、外部の編集者なのか、日本人ではない方が見えます。赤毛っぽい髪の毛をなさっていて、海外の雑誌との橋渡しをしてくれるのか、日本の怪談を取材にくるのか。その方は、今までとは違った視点を持っているので、その方の疑問に答えるとか、その方が持ち込んだ企画とか、その方の目から見た〝不思議ニッポン〟みたいな記事は、けっこう面白くなるという気がします。
     男性で、かなり体格のいい、テキサスあたりにいそうな方です。ただ、この方は象徴的に編集部をうろちょろしていますが、実際の体で来るかどうかはわかりません。もしかしたらメールなどでのコンタクトだけかもしれません」

     いずれにせよ、新たな展開が見られそうで楽しみだ!

    赤っぽい髪の毛で体格のいいアメリカ人男性が、編集部に新たな風をもたらすかもしれない。

    水晶球霊視の様子を動画でも公開!

    webムー編集部

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