元CIA霊能力部隊メンバーが行方不明児の居場所を完全特定! フランスの未解決事件に新展開
行方不明になっていた男児の遺体の場所を、元CIAのサイキッカーが正確に特定していたーー!
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捜査が難航していた行方不明事件だったが、超能力者の助けで遺体が発見される事態に――。強引に幕引きを図る捜査当局の思惑は? 全米注目の未解決事件!
サイエンスを前提にした犯罪捜査において、サイキックたちの超能力によって捜査が大きく前進するケースがある。まさに昨年、行方不明になった米ルイジアナ州の女性の事件でも超能力が大きな進展をもたらしていた。
同州ファーマービル郊外、バーニス在住のテレサ・ジョーンズさん(当時56歳)は、2023年2月2日に突如として行方不明となった。彼女は3人の子どもを育てた母親であり、7人の孫をもつ祖母でもあった。
普段テレサさん宅はきれいに整理整頓されているのだが、その日は、まるで不法侵入者に荒らされかのようにモノが散乱していたという。
地元テレビ局「KNOE」の報道によると、テレサさんの長女、アシュリー・ディースさんは母親が行方不明とわかった当日、警察に連絡するとともに何時間もかけて周囲を捜索したという。
翌日の2月3日、保安官事務所は警察犬チームを派遣して捜索にあたったが、テレサさんを見つけることはできなかった。母親はいったいどこへ行ったのか。
なんの手掛かりも得られないまま2日が過ぎた2月5日、業を煮やしたアシュリーさんと妹のブリタニーさんは、行方不明者の捜索でも功績をあげているウィスコンシン州の著名な霊媒師、キャロリン・クラッパー氏に電話で連絡を取った。
アシュリーさんによると、クラッパー氏はすでにこの事件を知っていたようで相談に快く応じ、無償で協力してくれたという。
45分間の電話でクラッパー氏は残念ながらテレサさんは亡くなっていると告げ、彼女の遺体の在り処の手がかりとなるビジュアルイメージをアシュリーさんに説明したのだった。クラッパー氏は亡くなったテレサさんの霊にチャネリングし、遺体の周囲の状況を詳しく描写。小川の見える場所の大きな丸太の近くに、うつぶせの状態で倒れていることが示されたのである。
これを受けてアシュリーさんは翌日、再び自宅周辺で母親を探しに出かけた。そして小川の近くを歩いていると、クラッパー氏の説明にそっくりの風景が目に飛び込んできたのだ。
「昨夜電話で聞いていた話とまるで同じ目印、つまり丸太がありました。そして(動揺した)私は、すぐに気分が悪くなり、震え、嘔吐してしまいました」とアシュリーさんは語る。
そして悪夢は現実となった。丸太の近くに、母親の遺体はうつぶせになった状態で横たわっていたのだ。身に着けていたのは上着だけで、下着もない裸の状態であった。
アシュリーさんはただちに警察に連絡し、現場検証が行われたがあまり入念ではなかったようで、すぐに遺体が回収されたという。そして、翌日には遺体の司法解剖が行われたのだった。
テレサさんの死因について当局は、メタンフェタミン中毒が原因の事故による溺死であると結論づけた。
しかし今、アシュリーさんたちはもっと不吉なことが母親に起きたに違いないと確信しており、警察の捜査を疑っている。
遺体が裸であった場合など、性的暴行の被害が少しでも疑われる場合、アメリカでは遺体に残された加害者の毛髪や体液といった証拠の採取が行われるが、テレサさんには行われていなかったのだ。
「小川で裸の女性がうつぶせで死んでいたのです。彼女が着ていたのは上着だけで、下着を着けていなかった。(しかし警察は)詳しく調べようともしなかった。それが気になるんです」とアシュリーさんは訴えている。
アシュリーさんは超能力者からの情報提供で遺体を見つけた経緯を保安官事務所に伝え、クラッパー氏の連絡先も教えたのだが、当局は一切接触していないようだという。
後に地元テレビ局の取材に応じたクラッパー氏は「たとえ彼らが超能力を信じていなくても、あるいは懐疑的であっても、調査のため私に質問するのが彼らの仕事のはずです」と憤る。
事件についてコメントを求められたテキサス州の元刑事のグレッグ・ローソン氏も、「溺死の調査は、証明するのが信じられないほど難しいため、通常は常に後回しにされる」「本件では(暴行の可能性を探る)標準的な検査が行われるべきだった」と述べている。
キャロリン・クラッパー氏に連絡しない理由を放送局に質問された警察の答えは、「担当官は超能力を信じておらず、以前関わった詐欺師の超能力者に懲りている」というものだったという。
すでに捜査当局にとって事件は終わったことになっているが、遺族は母親の遺体が人為的に小川の近くに置かれたと信じている。そして、母親が亡くなってから1年以上が経った今、ようやくアシュリーさんをはじめとする遺族は自分たちのストーリーを公表する決意を固めたのだ。もちろん、この謎多き事件をもう一度調査しくれることを期待してのことである。
失踪当日、テレサさんの部屋が散らかっていたことも気になる。はたしてこの件について調査が再開されることはあるのか。そして当局はクラッパー氏の能力をどのように認識し、さらなる協力を求めることはあるのか。今後の展開が大いに気になるところだ。
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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