UFO墜落現場と謎めいた証言者たち 「古代の宇宙人:ロズウェル事件の真相」で読む真相の一端/宇佐和通
CS放送「ヒストリーチャンネル」の人気シリーズ「古代の宇宙人」から、ロズウェル事件の回を解説。1947年に起きたUFO墜落事件の現場には、いまだ、多くの証言者や研究家が集まってくる。
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1947年、世界のUFO史上もっとも重要とされる事件が起こった。「ロズウェル事件」だ。
7月8日、アメリカのニューメキシコ州にあるロズウェル陸軍航空基地が、プレスリリースを発行。「第509爆撃航空群の職員が、ロズウェル付近の牧場から潰れた『空飛ぶ円盤』を回収した」と書かれていたことで、アメリカは大騒ぎになる。ところがわずか数時間後、「回収したのは気球だった」と訂正され、事件はうやむやになってしまった。
そして31年後の1978年、状況は突然、動きだす。
UFO研究家のスタントン・T・フリードマンが、残骸回収に関わったジェシー・マーセル少佐にインタビューを行い、「軍は異星人の乗り物を極秘裏に回収していた」というコメントを得たのである。
こうしてロズウェル事件は、世界的に注目を集めることになった。
以後の顚末は読者もよくご存じだろう。だが、UFO墜落現場はモニュメント風に石が積まれているだけであり、そもそもが街からも遠い。そこで、現地を訪れた際にお勧めしたいのが、ダウンタウンにあるロズウェルUFO博物館訪問だ。
人口4万5000人ほどのロズウェルにUFO博物館がオープンしたのは、1992年のこと。
館内には、ロズウェル事件に関する当時の新聞や写真などの展示物、墜落時の様子を再現した模型などのほか、世界各地に出現したUFOやミステリーサークルの写真、さらにはエイリアンの実物大(?)模型などが展示されており、まさに盛りだくさん。
ギフトショップに行けば、UFOやエイリアン関係のグッズも豊富に用意されているので、お土産に困ることもないだろう。
ちなみにロズウェルは、「UFOの街」として観光に力を入れており、1997年からはUFOフェスティバルも開催されている。あちらこちらでエイリアンを描いた看板やUFO模型を見ることができるので、それらを捜して歩くのも楽しそうだ。
月刊ムー 2023年8月号より
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