文化祭で心霊スポットや都市伝説をレポート! 東京デザインテクノロジーセンター専門学校 高等課程「ミステリーテッククラブ」

取材協力=東京デザインテクノロジーセンター専門学校 高等課程

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    ムー的なことを実践的に学ぶ学校が、実在する。

    「ムー」的なことを学び、表現する

     心霊スポットや都市伝説など、オカルト、ムー的なことを学べる学校があったとしたら?

     実は「ムー」が学校教育にご協力している例は実際にある。
     東京デザインテクノロジーセンター専門学校 高等課程の「ミステリーテッククラブ」だ。

     東京デザインテクノロジーセンター専門学校(通称TECH.C.)は、ゲーム制作やプログラミング、3DCGにイラスト、アニメなど、コンピュータを使用する職種に向けて学べる、ユニークな教育機関。
     2025年度から高等課程が開設され、コミックイラスト専攻、アニメ・CGクリエイター専攻、VTuber&クリエイター専攻、ゲームクリエイター&プログラマー専攻、IT・ホワイトハッカー専攻、動画クリエイター専攻で生徒たちが知識と技術を学んでいるのだが……。

     そこに2026年度から「ミステリーテッククラブ」が発足したのだ。
     都市伝説、魔術、心霊、もちろんUFOやUMA、超古代文明なども視野に入れた「ミステリー」について、テクノロジー系の専門授業を学ぶ生徒たちが取り組んでいる。

    「呪術廻戦」の呪術高専のような場を想像したかもしれないが、生徒たちが霊的なものや地球外生命体や未確認動物と対峙しているわけではない(絶対ないとは言い切れないが)。
     不思議なモチーフ、ジャンル、現場をテーマとして、テクノロジーでの表現やアウトプットを学ぶのが「ミステリーテッククラブ」の本意である。

     思えば、UFOや宇宙人、未確認動物や心霊現象など謎めいたものの姿かたちははっきりしないことも多く、解釈や考察で「そうであろう」と提示される。イラストやCG、動画などの表現を学ぶ生徒たちにとって、情報や共通認識はあっても正解がないミステリーのジャンルは、クリエイティブの幅を広げる取り組みになるはずだ。

     そしてなにより、不思議なことは面白くて、かっこいい。
    「ムー」の創刊は、中高生を対象にした学習雑誌からの誕生である。
    「ミステリーテッククラブ」は、そんな「ムー」の原点を感じさせる活動なのだ。

    ミステリーテッククラブのロゴ。生徒がデザインしたもの。

    文化祭のために心霊スポット突撃!

     2026年度から始まった「ミステリーテッククラブ」は、週1回の活動でさまざまな体験ができるように年間の予定が組まれている。

     去る6月6日・7日の文化祭は。最初の活動報告、お披露目の場となった。
     その文化祭での制作テーマは、まさに「ムーみたいな誌面作り」。
     8つのグループに分かれて、それぞれでテ―マを決め、雑誌の見開きのような「1枚にまとめる」ことだ。
     普段は専攻ごとに授業は分かれているが、「ミステリーテッククラブ」は専攻横断。テーマ決定、資料や素材集め、原稿やイラストの制作、レイアウト……などなど、各自が得意分野、やりたい制作、好みや意見をもちよって、集団で制作することも重要なテーマとなる。

    「ムー」もゲスト参加を通じて直接のサポートをした成果を見る機会であり、文化祭へ伺ったというわけだ。

     文化祭では、ひと部屋まるごと「ミステリーテッククラブ」の制作発表になっていたのだが……ホラー部屋である。絵柄こそかわいいが、照明を落とし、蜘蛛の巣などでの演出もある空間だ。

     それもそもはずで、8つのグループの発表のうち、6つが心霊スポットについてのレポートだったのだ。あと2つも幽霊の姿についての考察や、童謡についての不気味な都市伝説についてで、全体がホラー。令和の高校生の趣味があふれている。

     生徒たちの制作を見てみよう(一部、画像加工済)。

    南千住の処刑場跡にある「首切り地蔵」について。イラストは生徒作のもの。

    こちらも処刑場跡の紹介。資料使いできっちりまとめている。

    定番の心霊スポットについて。体験談やと問いかけのある構成が上手い。

    ネット怪談の紹介。プレゼンターが「作業中に霊障のようなトラブルがあった」というので、それも入れたらよかった!

    中野の有名心霊スポットについて。うっすら見える幽霊、内臓入りバケツのイメージ画像が強烈。

    他チームと重なる心霊スポット系を避けた判断がテクニカル。絵素材がむずかしいテーマなので、生徒作のイラストを大胆に使ってもよかった。

    トンネルの写真と人気マンガの情報でツカミばっちり。女性の霊の姿・服装についてという着眼も独特。

    心霊スポット探訪でのレポート。現地取材での動画も公開していた。行くとなんてことないんだよね……。

     まったくの初心者が、情報を集め、整理して1枚の紙に収めるのは、やってみると思ったより大変なのだが、見事に全チームが達成。当日までに仕上げただけでまずは優勝である。

    「ミステリーテッククラブ」はまだ始まったばかり。後期には「旅」をテーマに、授業や体験が予定されているし、「ムー」としても学校、教育分野での本格的なコラボは初となるが、生徒たちが楽しく不思議に接する場となるよう、応援していく。

     ……しかし生徒さんの嗜好からすると、心霊スポットに行く際の注意事項や、セルフでできる除霊方法を教えておいたほうがよさそうにも思えた……。

    ●東京デザインテクノロジーセンター専門学校 高等課程
    https://hs.tech.ac.jp/

    webムー編集部

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