「アガスティアの予言 運命と宿命編」/ムー民のためのブックガイド

文=星野太朗

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    アガスティアの予言 運命と宿命編

    ゼン・マスター・ケン 著

    信頼すべき「案内人」の見分け方までわかる解説書

    「アガスティア」とは、『リグ・ヴェーダ』等に登場する古代インドの聖仙で、神であるヴァルナとミトラの子。日本では今から30年以上も前に、東京大学の物理学者が自著で大々的に取り上げたことで、一気に知名度が上昇した。

     本書はそんなアガスティアの予言の解説書だが、冒頭には「アガスティア自身が語る言葉」が置かれている。それによると彼は、「まだこの地(インド)がレムリアと呼ばれていた時代…3次元の地球に肉体を持」った。そして現在は、というか実際には「もはや時間や空間といった区別」はないらしいのだが、とりあえず「みなさんの意識のもっとも深い部分、真我の中に住んでいる」。

     その後、著者であるゼン・マスター・ケン氏による解説が始まるわけだが、この著者についての詳細は不明。ただ、予言によれば彼は「知識豊かで、美徳と才能を兼ね備え」ており、日本生まれの「不動産業者」で、「アガスティアの葉の取得代理店を営んでいる」という。

     本書を読めば、アガスティアその人や彼の思想、予言の意味や真相とその背景、その読み方まで理解できる。のみならず、信頼すべき「アガスティアの葉の案内人」の見分け方まで書かれているから、鬼に金棒。

     なお、同じ著者による姉妹篇『アガスティアの予言 解脱の極致編』は「メンバーシップの人のみに無料で贈呈」というから、興味のある人は要チェックであろう。

    知道出版/1100円(税込)

    (月刊ムー 2026年08月号掲載)

    星野太朗

    書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。

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