所有者に凶事が起こるウクライナの呪われた絵画「雨の中の女」は今どこに!? ほか不思議ニュースまとめ/web MU HOT PRESS

文=webムー編集部

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    今週世界を驚かせた最新不思議情報を一挙紹介!

    ロシアの暴虐は美術品や文化財にも

     領土奪還に向けて反転攻勢を強めているウクライナだが、同国では昨年2月下旬からさまざまな美術品までロシア軍による破壊や略奪の被害を受けてきた。今月7日にはパリのルーブル美術館が「ウクライナから美術品16点を受け入れた」と明かすなど、ロシアによる侵略から貴重な文化財を守る戦いも正念場を迎えているのだ。

     そのような経緯もあり、ウクライナの美術品の中でもとりわけ謎に満ちた1枚の“呪いの絵”に、改めて世界の注目が集まっているようだ。

    『雨の中の女』

     現代ウクライナ最恐の「呪物」とも噂される問題の絵画の名は『雨の中の女(Женщина дождя)』。1996年に南部オデーサ州の画家、スヴェトラーナ・テレツ氏が描いた作品だ。なお、1973年生まれのテレツ氏は抽象的表現を得意とし、複数の受賞歴を持つ画家だ。

    絵画にまつわる不気味エピソード

     同氏によると、『雨の中の女』を描き始める半年ほど前から「常に誰かが自分をじっと見ているような」不気味な感覚を抱くようになったという。そしてある日、新しいキャンバスの前で絵画のテーマについて思いを巡らせていたところ、「まるで魔法のように」鮮烈な女性のイメージが浮かび、たった5時間で一気に本作を描いてしまったという(もっとも、その後1か月をかけて慎重に微修正を重ねてから完成となったようだが)。

    画像は「REAL PARANORMAL EXPERIENCES」より引用

     このように画家が何かに導かれるように描いた『雨の中の女』は、細長い顔、薄く開いた目、雨水が滴る奇妙な黒い頭飾り(もしくは帽子?)――と、なかなか不穏な雰囲気を漂わせている。

     といっても、ウクライナ中西部の街ヴィニツァのアートサロンで完成直後に行われた展示会は大好評。『雨の中の女』も買い手がついた。
     しかし、その購入者が異変に襲われ、『雨の中の女』はすぐに画家のもとへと返品されてしまったというーー。これまでに3回も買い手が現れたが、同じく異変を気に病んだ所有者が返品を願い出てしまったのだ。

     最初の購入者は一人暮らしのビジネスウーマンだった。本作を寝室に飾ると誰かに見られているような気がして眠れなくなり、しかも絵を壁から外した後も不眠が継続していると訴えた。
     2番目の購入者は若い男性で、本作をリビングに飾ったところ毎晩のように女が姿を現しては影のように後をつけてきたという。
     そして3番目の購入者は、『雨の中の女』の白い目を見ると意識が吸い込まれ、その中で溺れるような感覚とひどい頭痛に襲われるのだった。

    もしロシア軍が強奪していたら……!?

     作者のスヴェトラーナ・テレツ氏は過去のインタビューで「この絵に動揺することがない人もどこかにいるはず」と語っていた。だが、なぜか『雨の中の女』に関する報道は2000年代半ばからピタリと途絶えてしまい、本作が今はどこにあって誰の所有なのか、情報も錯綜している。

     ロシアによるウクライナ侵攻の開始後、不幸にもテレツ氏が住んでいるオデーサは激戦地となっている。もしもロシア軍が本作を強奪している場合……何らかの異変に襲われている可能性もあるだろう。

     今後、『雨の中の女』をめぐる物語に新たな1ページが加わる日はやって来るのだろうか。いずれにしても、まずは一刻も早いウクライナの平和回復と復興を願わずにはいられない。

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    webムー編集部

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