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スペイン代表の初優勝に終わったFIFA女子ワールドカップ2023。しかし、その裏では世界の超能力者たちによる熾烈な争いまで繰り広げられていた――!?
8月20日、オーストラリアとニュージーランドが共催するFIFA女子ワールドカップ(W杯)2023の決勝が行なわれ、スペインがイングランドに1-0で勝利し、初優勝を飾った。これでスペイン代表は史上2例目の男女でW杯を制したチームとなったが、今大会で唯一、黒星を喫した相手が日本代表「なでしこジャパン」だった。
日本でも大きな盛り上がりを見せた女子W杯だが、決勝進出国の熱狂ぶりは桁違いだ。特にサッカーの母国と呼ばれるイングランドは、オカルト・心霊大国としても名高いが、超能力者やオウムまでもが続々と“予言”を発表する騒ぎが繰り広げられたのだ。
とりわけ世間の注目を集めていたのが、ロンドン西部ハウンズロー区にあるアドベンチャーパーク「ホブルダウン・ヒース(Hobbledown Heath)」で飼育されている“超能力オウム“、ジャックとエドワードだ。
この2羽は、飼育員が用意したイングランドとその対戦相手の国旗を前に、どちらかをクチバシで指し示すことによって勝者を予言するのだが、なんと今大会ではイングランドの準決勝までの全試合結果を的中。決勝の予言にも注目が集まっていたところ、18日にインスタグラム上で発表された予言は「イングランドの勝利」。最も重要な局面で予言を外すという失態を犯した。
なお、決勝数日前に現地紙から的中の秘訣を尋ねられた飼育員は、「2羽に十分な睡眠とおやつを与えることだ」と語っており、まさか決勝戦に限ってそれらが不足していたのだろうか? スペインが優勝を決めた後の飼育員は沈黙を貫いている。
次に大きな注目を集めていたのは、世界でも類を見ない「アスパラ占い師」ことジェミマ・パッキントン氏だ。アスパラガスをまるで易占の筮竹(ぜいちく)のように用いることで未来を見通すという彼女は、これまでにエリザベス女王崩御や英国のEU離脱、さらにコロナ禍まで数々の大事件を予言し、その的中率は80~90%と自ら公言してきた。
そんなパッキントン氏が今回、女子W杯の決勝戦の行方について占った結果を18日に公表し、「試合はPK戦での決着となり、イングランドが勝利を収める」と予言。試合の展開・結果とも大きく外し、オウム同様に最重要局面でまさかの予言失敗となった。
そして今回、女子W杯の決勝戦には英国外のサイキックたちも並々ならぬ関心を寄せていたが、あの「スプーン曲げ」で世界的に有名な超能力者ユリ・ゲラー氏も、イングランドの勝利に向けてアクションを起こしていたようだ。
決勝から一夜明けて英紙「Mirror」の取材に応じた彼は、「ライオネス(イングランド女子代表の愛称)から決勝戦で助けてほしいと頼まれていた」と衝撃の事実を暴露。イスラエルから(テレビ画面を通して)超能力による“介入”を試みたと言うが、イングランドのゴールキーパーによるペナルティセーブをもたらした程度で、試合結果まで変えることはできなかったという。
なお、本件についてはX(旧Twitter)などを通してスペインのサポーターからユリ・ゲラーに向けた批判が高まっている。「超能力者は(スポーツの結果に対して)中立でいるべきだ」という声について、本人は「私は英国人で、英国に40年住み、英国のパスポートも持っている」と反論しているが、今後はサイキックたちの“正しい能力の使い方”について議論が巻き起こりそうな雰囲気もある。
いずれにしても、今回の女子W杯では実力派揃いの超能力者たちが、一様にその能力を発揮できないという憂き目に遭っている。これは単純に「英国びいき」が彼らの能力を狂わせてしまったのか、それとも彼らの能力をことごとく封じようとする何らかの企てが進行していたことを意味するのか? 過去を振り返れば、サッカークラブが呪いによって35年にわたる成績低迷に陥った事例もあるだけに、スポーツにおいて体力や技術以外の要素が結果を左右するケースがあることは明白だ。今回の決勝戦の裏側、我々の知らないところで超能力者同士による熾烈な戦いが行われていた可能性も否定できない。
【参考】
https://www.mirror.co.uk/sport/football/news/psychic-parrots-who-correctly-predicted-30736160
webムー編集部
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