70年代最大のUMA騒動「ニューネッシー」と「シーラカンス」の思い出/昭和こどもオカルト回顧録
昭和オカルトの特大級ネタながらも、安直すぎる名前のインパクトも強烈な「ニューネッシー」。その命名の経緯とは…?
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11月8~15日に世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!
3月に38年間のレギュラー放送を終えたTBSの番組が、11月9日「伝説のミステリーに新事実か!! 世紀の発見へ大発掘3時間SP」と題する特別番組で一時的に復活。過去映像の中から各ジャンルのナンバー1を紹介する他、「エジプト“伝説の三大ミステリー”」として大ピラミッド、スフィンクス及びツタンカーメンに関する最新の研究を紹介。また、アマゾン古代文明のモンテ・グランデ渦巻き遺跡の発掘現場を取材。この遺跡は左巻き螺旋構造で、しかも巨大な女性の姿に形作られているという、まさに斎藤守弘が唱えた極孔神と共通する特徴を持っている。
https://cu.tbs.co.jp/program/22401
11月13日放映の「世界の何だコレ!? ミステリー」(フジテレビ系)は3時間SP。 「街ゆく人の気になるナゾvs専門家」のコーナーでは、変身ポーズをすると身体が柔らかくなるとか、輪ゴムを足につけると走るのが速くなるなどの疑問のほか、昔巨人がいたか、八戸にカッパはいるか、マチュピチュの石組みはどうやって作ったか、などの謎解きに挑戦。巨人については、人類学の専門家・海部陽介東京大学総合研究博物館教授が否定。カッパは妖怪好きの子役・永野柚乃が現地調査し、実際に目撃したという人物を紹介した。マチュピチュの石組みについては、関雄二国立民族学博物館名誉教授が硬い石をハンマーやヤスリのように使って作ったと解説。さらに、北海道の消えゆく半島現地取材や、イランでの大使館員救出作戦について扱った。
https://fod.fujitv.co.jp/title/2744/2744810095
11月13日付『読売新聞』夕刊「辛酸なめ子のじわじわ時事ワード」は、Amazonプライムビデオで公開されている『The king of UFOs』というドキュメンタリー作品に基づき、イギリス王室とUFOの関係を紹介。故エリザベス女王の夫君フィリップ殿下がUFOを研究していたのは有名だが、エリザベス女王もUFOやミステリーサークルに関心があり、側近のホースリー卿がヤヌスという宇宙人に会ったという話も紹介。
https://web-mu.jp/history/47469/
11月9日放映「地球ドラマチック」(NHK Eテレ)は、2022年のフランスのテレビ番組に基づいてナスカの地上絵を作った文化の概要を紹介。ナスカ近郊のカワチでは当時、信仰の中心地として盛大な儀礼が行われており、土器や衣服の模様と地上絵の同じモチーフに共通するものがあるとする。2011年の調査から、地面を人が歩いた痕跡が見つかっており、人々は神々と交信するため地上絵の上を歩いたとも述べる。しかし、この文明は西暦400~450年に起きた大量の降雨の後、干ばつと砂漠化に見舞われ、姿を消したという。他方、11月10日付『東京新聞』朝刊「新発見!ナスカの地上絵」は、最近山形大学のチームが新たに発見した地上絵を紹介しつつ、地上絵全般について解説している。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/365554
11月11日付『朝日新聞』夕刊「日本人の祖先『弥生時代に誕生』」は、10月15日に東京大学などの研究グループが発表した弥生人のゲノム解析の結果について紹介。現代日本人の核ゲノムの成分は、縄文人のゲノムに加え大陸に由来する東アジア系と北東アジア系の3つに大別されるが、大橋順東京大学教授らは山口県土井ヶ浜遺跡で見つかった約2300年前の弥生人の人骨から全ゲノム配列を解析したところ、現代人と同じ3つのゲノム成分を持っていたことが判明。つまり、弥生時代には、すでに東アジア系と北東アジア系の人種が縄文人と混血していたことになる。
https://www.asahi.com/articles/DA3S16080808.html
11月11日付『毎日新聞』夕刊「今に伝える古代の暮らし」は、現在日本各地で開催されている埴輪や土偶の展覧会を紹介。現在、東京国立博物館で特別展「はにわ」が12月8日まで開催されているほか、東京国立近代美術館で「ハニワと土偶の近代」展(12月22日まで)が、明治大学博物館では「明大コレクション59さまざまな人物はにわ」(12月14日まで)が開催されている。さらに、千葉県市原市の市原歴史博物館で開催中の「旅するはにわ展」(12月15日まで)、青森県八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館の「合掌土偶ができたころ」(11月24日まで)及び、宮崎県立西都原考古博物館の「『土偶の美』と『縄文の美』」(12月8日まで)も紹介。
羽仁 礼
ノンフィクション作家。中東、魔術、占星術などを中心に幅広く執筆。
ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)創設会員、一般社団法人 超常現象情報研究センター主任研究員。
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