現教皇フランシスコでカトリックは終焉する!? 聖マラキ予言「最後の教皇」の正体/宇佐和通・ヒストリーチャンネルレビュー
900年前、ひとりの大司教が残した予言の書には、最後のローマ教皇とカトリック教会の終焉が明記されているという。預言に記された112番目、最後の教皇とはいったい誰なのか?
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世界が終末を迎えるときに鳴り響くというアポカリプティック・サウンドが世界各地で響いているという。いずこからともしれない無気味な音の事例を紹介する。
世界が終末を迎えるとき、人類はどのような音を耳にするのだろうかーー。
『新約聖書』「ヨハネの黙示録」を意味する「Apocalypse(アポカリプス)」から、アポカリプティック・サウンド、終末音と呼ばれる怪音現象がある。これは世界の終わりを告げる天使のラッパになぞられてつけられたもので、いずこからともしれない無気味な音が空から響き渡るというのだ。
「ヨハネの黙示録」では、子羊が7つ目の封印を解いたとき――。神の御前に立つ7人の天使に7つのラッパが与えられる。そして、第1のラッパ、第2のラッパ、と順に天使が吹くたびに、大地は焼け、海は血に変わり、水が毒に転じ、地上は阿鼻叫喚の地獄絵図と化す。そして7つめのラッパが鳴ったとき、世界は最後の審判を迎えるのだという。
最近では2023年4月、アメリカ・ノースカロライナ州や、北欧アイルランド、南米コロンビアで、謎の怪音現象が報告されている。
実際に音を聞いてみると、ラッパやホルンといった金管楽器のような音である。ノースカロライナ州で起きた怪音現象にいたっては、朝方4時の出来事とあり、周辺住民から当局へ問い合わせやSNSへの書き込みが殺到。地元TV番組も、送電線の故障なども含め調査に乗り出したが、いまだ謎のままだ。
しかしながら、「黙示録」に記されている内容は、空からの音だけではなく、実際に地上でも起きている。
『第6の天使が、その鉢の中身を大きな川、ユーフラテスに注ぐと、川の水がかれて、火の出る方角から来る王たちの道ができた「黙示録」(16章12)』
2021年、イラク政府が気候変動による水位低下と干ばつにより2040年までにユーフラテス川が干上がる可能性があると発表した。NASAの重力回復・気候実験(GRACE)によると、チグリス川とユーフラテス川流域の総水量が地上2番目となる速いペースで減少しており、2003年以降144平方キロメートルの水が消失しているという。
ユーフラテス川は、『聖書』においてとても神聖な意味をもつ川である。エデンの園に流れていた4つの川のひとつであり、ノアの子孫がバベルの塔を建設したのもまた、ユーフラテス川の河畔である。そして「ヨハネの黙示録」にある預言で、ハルマゲドンへと至る重要なトリガーとなるのが、まさにユーフラテス川の枯渇なのだ。
『旧約聖書』にも「イザヤ書」や「エレミヤ書」など、ユーフラテス川が干上がるという記述はいくつかある。だが、近年、世界各地でアポカリプティック・サウンドらしき怪音報告が相次いでいることから、ユーフラテス川の枯渇も黙示録にある終末の兆しのひとつではないか、と危惧されているのだ。
アポカリプティック・サウンドについては、オーロラや電磁ノイズ、地下音の振動、UFOの飛来など、様々な説が提唱されている。
だが忘れてはいけないのは、われわれが知っている情報はまだほんの一部でしかない、ということである。ITインフラが整っていない地域や限界集落で起きた出来事はリアルタイムではなく、数年の時を経て報じられることもしばしば。もしかしたら今日もどこかで説明の付かない謎の怪音現象が起きていてもおかしくはないだろう。
イスラム教の教えでは、天使イスラーフィールの吹くラッパの音を合図に「キヤーマ(世界の終焉)」が始まり、2度目のラッパが鳴ると、最後の審判が始まるという。また、ユダヤ教でも、終わりのラッパが響くと、死人は朽ちないものに蘇るとある。もちろん、宗派により『聖書』の解釈の違いはあるが、近年報告されている謎の怪音と何か関係があるのだろうか。われわれが終わりの始まりを迎えるその時、世界にはどのような音が鳴り響くのだろう。
【参考】
https://earthobservatory.nasa.gov/images/80613/freshwater-stores-shrank-in-tigris-euphrates-basin
https://codigooculto.com/enigmas/trompeta-arcangel-israfil-que-sonido-escuchara-humanidad-antes-fin/
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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