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文=宇佐和通 協力=ヒストリーチャンネル
900年前、ひとりの大司教が残した予言の書には、最後のローマ教皇とカトリック教会の終焉が明記されているという。預言に記された112番目、最後の教皇とはいったい誰なのか?
日本時間2022年12月31日。史上ふたり目の名誉法王の地位にあったベネディクト16世が亡くなった。ローマ教皇庁をはじめとするカトリック教会機構関係者は、このニュースに触れて身を引き締める思いにとらわれたに違ない。
歴代ローマ教皇についての文章を綴った「聖マラキの予言」という書物がある。900年前に書かれたこの文書は現在、現教皇フランシスコが最後の教皇となり、世界が滅亡するという警告としても解釈されている。今回紹介する『最後の教皇』は、聖マラキの予言を真っ向からとらえ、さまざまな角度から真実を探っていく特別番組だ。
『聖マラキの予言』の正式名称は『すべての教皇に関する大司教聖マラキの預言』という。基本的な構成としては112人の教皇に関する予言が短い文章で予見されており、その記述がことごとく一致してきたことで未来予知として解釈されている。強調しておきたいのは、「カトリック教会機構が112人目の教皇で終焉を迎える」と明記されている事実だ。
いい換えれば、キリスト教機構で最も重要な存在について綴られたインパクトのある言葉ということになる。
聖マラキは12世紀に北アイルランドのアーマーという都市で大司教を務めた人物で、1139年に巡礼でローマを訪れ、その際にローマ教皇に次ぐ実力者だったフランス人聖職者ベルナール・クレルボーと知り合い、彼が進めていた宗教改革に共鳴し、多神教の勢力が強かったアイルランドにクレルボーの思想を持ち込んだ実力者である。
しかし、聖マラキが歴史に名を残す聖職者となった資質は、何より幻視能力、いわゆるビジョンと、それによってもたらされた予言だ。
教皇ベネディクト16世は、2013年2月28日に生前退位を表明した。カトリック教会機構では600年ぶりの出来事だ。表向きの理由は、高齢と激務のアンバランスだったが、本当のところはわからない。
カトリック教会機構を巡る不正資金や汚職の問題が表面化しつつあった事実も原因のひとつとして指摘されている。ともあれ、600年ぶりの生前退位は、大多数のカトリック信者にとって凶兆以外の何物でもなかった。その恐れはすぐに現実となる。退位表明からわずか数時間後、サンピエトロ大聖堂の屋根を雷が二度も直撃したのだ。
『ルカによる福音書』に出てくる「サタンが稲妻のように天から落ちる」という文章を教皇の退位と関連づけて考える人も少なくなかった。900年前の予言が現実化するかもしれないという思いが大きなうねりを生み始める。
ベネディクト16世の退位を受け、24時間にわたって行われた5回の投票の結果選ばれた新教皇は、アルゼンチン出身のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿だった。歴代初の南米出身者として教皇の座に就くと同時に、フランシスコと名乗ることになった。
マラキ書の予言は教皇の出身地や聖職者として所属していた教会、戦争や自然災害を含めた時代背景的要素などを述べた短い文章が大部分を占めるが、〝最後の教皇〟つまりフランシスコ現教皇に関するものは異常に長い。
「ローマ聖庁が極限の迫害の中で、ローマ人ペトロが着座する。彼はさまざまな苦難の中、多くの子羊を司牧する。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る」
現教皇がペトロフランシスコという名を選んだ理由は何か。在位中に崩壊する7つの丘の町とは何を意味するのか。人々に下る恐るべき審判とは、多くの超能力者が語っている2031年に起きるといわれている凶事と直接的な関係があるのか?
さまざまな要素を盛り込みながら展開する番組『最後の教皇』は、良質な知的エンターテインメントであると同時に、見る者に恐るべき事実を突きつける切れ味鋭いドキュメンタリーにほかならない。
最後の教皇(原題:The Last Pope?)
900年前、カトリックの聖人マラキは未来の教皇を予知する一連のヴィジョンに襲われた。この古い予言には教皇フランシスコが最後の教皇となる運命も示唆されている。教皇制度の終焉か、教会の壊滅か、あるいは黙示録さらながらの終末の日を指し示しているのか?
https://jp.history.com/pgm/42450/
ヒストリーチャンネルにて2月18日(土)19:00放送予定。Amazon Prime Videoチャンネル、U-NEXTで配信中。 ©︎2023 A&E Television Networks. All Rights Reserved.
宇佐和通
翻訳家、作家、都市伝説研究家。海外情報に通じ、並木伸一郎氏のバディとしてロズウェルをはじめ現地取材にも参加している。
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