米警察、未解決事件の捜査に霊能者を招聘! 超能力プロファイリングで消えた少女の行方を探る

文=webムー編集部

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    夜の街に消えた15歳の少女――。その身になにが起きたのか? 科学では届かぬ領域に警察が踏み込んだとき、封じられていた何かが動き出す。

    失踪した少女と、残された謎

     2017年、米フロリダ州フォートローダーデール。15歳の少女ソフィー・リーダーさんが深夜に出かけたまま忽然と姿を消した。防犯カメラには、ヒョウ柄のコートとハイカットスニーカーという異様に目立つ装いで夜道を歩く姿が記録されている。その後、彼女の足取りは完全に途絶えてしまった。

     携帯電話の位置情報は前科者のアパートを示したものの、ソフィーさんの発見には至らなかった。孤独や鬱を抱えていた彼女が、オンライン上で性産業に関するやり取りをしていた事実も判明し、人身売買の可能性も浮上する。しかし、すべては断片のままで、真相にはいまだ結びついていない。

    画像は「Miami Herald」より引用

     不可解なのは、彼女が愛用していたカレンダーで、失踪当日である5月19日の部分が丸く囲まれていた点だ。その日に、なにかが予定されていたのか? 事件は当初、全米で注目を集め報奨金も提示されたが、有力な手掛かりは得られないまま歳月だけが流れた。

    警察が頼った“もうひとつの感覚”

     そして今回、膠着した捜査に警察は異例の手段を選ぶことを決定。それが、超能力プロファイラーすなわち霊能者の起用である。家族の求めによって起用されたのは、「超能力プロファイラー兼霊媒師」を名乗るアレハンドラ・タボーン氏。彼女は死者の声や映像を感知できると主張しており、それを捜査の“補助線”として提供するという。

     彼女の能力が開花したきっかけは、20歳の時のこと。当時、付き合っていた恋人の兄が殺害されるという悲劇が起こったが、その兄が再び出現するという信じられないような経験をしたのだ。彼女自身、当初は「正気を失ったと思った」と振り返る。しかし数年後には、殺害方法や犯人、動機までも含む詳細なビジョンを体験。一連の経験が現在の活動へとつながっている。

     タボーン氏は「私の役割は、捜査のための“パンくず”を示すこと」と語る。つまり決定打ではなく、手がかりの方向を示す道標に過ぎないという立場だ。

     では、その“パンくず”は現実の捜査において、どこまで機能するのだろうか。近年、各地で類似の事例が報告されている。

    イメージ画像:「Adobe Stock」

     たとえば米ルイジアナ州の女性失踪事件では、霊能者の示した“遺体周辺の状況”が手掛かりとなり、すでに死亡していた被害者の発見に至った。またフランスでも、警察が行き詰まった未解決事件の糸口を求め、かつてCIAや米陸軍の“超能力部隊”に所属していたとされるサイキックに協力を要請した事例がある。

     このように、科学捜査の限界に直面した際、霊能者に捜査協力を仰ぐ動きが各国で実際に見られる一方、こうした手法には懐疑の声も根強い。実際、フォートローダーデールでも過去に別の霊能者の情報をもとに大規模捜索がおこなわれたが、成果は得られなかったという。

     それでも再び同じ手段に手を伸ばす理由――それは、捜査関係者たちが「科学捜査では届かない空白領域が存在する」という可能性をたしかに感じているからだろう。科学が届かない場所に、果たしてなにがあるのか。いずれにしても事件が解決に向かうことを願ってやまない。

    【参考】
    https://www.miamiherald.com/news/local/crime/article316540685.html

    webムー編集部

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