君は青いギターが呪物になる過程を見たことはあるか?/大槻ケンヂ「医者にオカルトを止められた男」
怒り、恨み、願い……何らかの思いを備えた物品は広義で「呪物」というカテゴリに入れられる。物語に生きる人が生み出す呪的文脈は簡単にリアルを食いつぶす。
怒り、恨み、願い……何らかの思いを備えた物品は広義で「呪物」というカテゴリに入れられる。物語に生きる人が生み出す呪的文脈は簡単にリアルを食いつぶす。
演出された事故や災害現場で死傷者役を担うクライシスアクターたち。オーケンの脳内を舞台に、劇団クライシスの幕が上がる。
お化けが出る前兆は、ヒヤっとした空気や頭痛や嫌な匂いでもなく……「ヒュ~ドロドロ……」を期待してしまう。
霊の声が聞こえる。確かに歌ったはずなのに、自分の声ではなくなっていた。音響版の人怖怪談がオーケンを襲う。
突然の訪問者といえばセールスか勧誘か。そう身構えるオーケンが預言者であったかもしれないパラレルを回想する。
極真と大気拳、試合成立でーーブレイキングダウンのごとき「誰が最強なのか」議論はオカルトめいた神秘系武術を含めて展開していた。男として味わった、戦いの痛みを語る回である。
宇宙人にさわられて体をいじられる……恐怖のアブダクション体験だが、もしそれが美女であれば、少年にとって事情は変わりうるのだ。
信じられないような話があるなら、信じたくない話だってある。それならば積極的な幻想に漬かることだってありだろう。そんな気持ちも、わかってしまう。
予告編でお腹いっぱい、むしろ内臓破裂の衝撃ホラー映画の思い出。令和では別角度から、映画がらみの怪奇現象がオーケンを襲う。
不思議なことが身近にありすぎると、それは風景となる。なにが超日常の現象なのか。それは、あなた次第。
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