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孝霊天皇の御代(みよ)に創建された古社の太鼓に、突如浮かびあがった「顔」――! はたしてそこには、どのような意味が秘められているのだろうか?
滋賀県野洲(やす)市三上に鎮座する御上(みかみ)神社の太鼓に、神の顔が浮きでてきた。
御上神社の嚆矢は、社伝によれば孝霊天皇6(紀元前285)年、三上山(海抜432メートル)に天御影之神(あめのみかげのかみ)が降臨したのが始まり。
『古事記』開化天皇(紀元前157〜同98年)の段に、「近つ淡海の御上祝がもちいつく」天御影之神とあり、三上山を御神体として祀る三上の神職によって奉じられてきた。
その後、養老2(718)年に藤原不比等が勅命によって社殿を造営して以来、幾星霜。平成30年には創建1300年を迎えた。そしてちょうどそのころというか、前年あたりから太鼓に神像が滲みでてきたのだという。
最初に気づいたのは、白日会の一員の和田さんという人物だった。この白日会というのは、神人・亀井三郎ゆかりの崇敬団体で、毎月8日に三上山に登拝している。
お顔が浮かびあがってきた太鼓は、同じく会員の水口さんの父親が30年ほど前、御上神社正門(楼門)の2階で、革が破れたまま放置されている状態で発見した。
胴が一本の丸太を刳り貫いて作られた希少な太鼓だったので、水口さんが中心となって有志がお金を出しあって修繕し、神社に奉納したものだ。以来、御上神社の拝殿で、祭りの際の祝詞奏上の前に打ち鳴らされた。
創建1300年祭の直会のとき、浮きでた神の顔を氏子崇敬者に見せると、居合わせた人は皆、とてもビックリしたという。時あたかも平成から1年後には新元号の時代を迎えるころである。ご尊顔がよりはっきりしてくると、いったいこのお顔の主はどなたなのか、ということになった。
当然、ご祭神の天御影之神や、神武天皇を始めとする古代のスメラミコトなどのお名前が出たが、多くの人が感じ取ったのが三上山でムカデ退治をした俵藤太こと藤原秀郷である。
出自的には藤原北家(不比等の次男・房前が祖)魚名流で、近江国栗田郡田原郷に住んでいたことから俵(田原)、一族の太郎(長男)であったことから藤太と呼ばれた。
あるときのことだ。琵琶湖の瀬田唐橋に大蛇が横たわっていて、人々はひどく恐れた。ところが藤太は躊躇なく、大蛇を踏みつけて渡った。その勇気を知って大蛇は女人に姿を変え、一族が三上山を7巻き半する大ムカデに苦しめられていると訴えると、藤太はそのムカデを退治したという。
この俵藤太説が有力になってきたころ、高野山の阿闍梨や、藤原氏の有力な末裔と称する人の夢枕に俵藤太が立ったという話が伝わってきた。そこで、白日会会員が、瀬田唐橋のほとりに並ぶ雲住寺と龍王宮秀郷社を参拝した。藤原秀郷はのちに「新皇」を自称した平将門を討ち取ったことから、末裔から多くの武家を輩出している。その藤原秀郷が、平将門と霊的和睦を求めているらしいというのだ。
太鼓に浮きでた、ご尊顔の霊的読解(リーディング)は難しいが、神像が浮きでてきたということは、太鼓が鏡であったことを意味している。琵琶湖を真澄の鏡と考えると、御上神社の太鼓もまた、天の御影を映しだす真澄の鏡ということになるわけだ。
幕末から明治にかけて言霊学を研鑽した大石凝真素美(1832〜1913年)は、琵琶湖の湖面に現れた水茎文字を読み取ったが、その名の大石凝は『古事記』「天の岩戸の段」の「天の安(=野洲)の河上の天の堅石」を金床として鍛人天津麻羅と相鎚して鏡を打った伊斯許理度賣命(石凝姥神)、真素美は真澄鏡に由来する。
鍛人天津麻羅は鍛冶神・踏鞴神の天目一箇命(あめのまひとつのかみ)ではないかと見られ、天御影之神と同一神といわれることもある。
いずれにせよ、御上神社の太鼓に高天原から神の御影が映しだされたことは確実であろう。
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