三角形UFOやスカイフィッシュが月面を飛ぶ! 地球で目撃される飛行物体との奇妙な一致/並木伸一郎・月の都市伝説

文=並木伸一郎

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    月には異星人の基地がある! 月面で発見された未確認飛行物体や巨大構造物の正体とは? アポロ計画を通じて人類は異星文明と接触していた? などなど、〝月をめぐる都市伝説〟の数々をご案内! 今回はその目撃がたびたび話題になるUFO。UMAがつきでも月の捉えられていたという話題です。

    月面のTRー3B

     2015年11月14日、アマチュア天文家が、月面上空を移動する未確認飛行物体を動画で捉えた。それは3つの光が三角形を描くように配置された物体だった。
     この時期に月周辺を通った彗星や小惑星はなく、航跡のようものが確認できるため衛星や国際宇宙ステーションでもない。つまり、何らかの誤認の可能性は低い。ならば、地球外生物のUFOだろうか?

    2015年11月14日に撮影された三角形UFO。月の周辺を超高速で飛行していた。右の丸囲みは三角形UFOの拡大。3つの光点が確認できる。

      だが、その正体については、アメリカ空軍が1994年から密かに地球外テクノロジーをもとに推進する「オーロラ計画」が生み出した“地球製UFO”「TRー3B」だとする意見が多い。核エネルギーを利用した電磁機推進で飛行する超ハイテク機だ。
     実は、この三角形UFOは地球上でも目撃が続いている。
     2008年には、パリ上空に「ブラック・マンタ」と呼ばれる全長18メートルの小型機が出現。目撃映像では、機体中央を光球のように輝かせ、一瞬でその姿を消すという超テクノロジーを垣間見せている。
     一方、アメリカでは、「ブラック・トライアングル」と呼ばれる黒色三角形UFOの目撃が続いている。同年2月6日の「ニューヨーク・タイムズ」では、宇宙空間から捉えたという大型機のリーク画像が公開されたほか、2010年3月には、機体下部中央を脈動させた黒い三角形UFOが、サウスカロライナ州で目撃されている。これらも計画が生んだ機体だと目されている。

    2010年3月14日、アメリカ、サウスカロライナ州グリーンズビルに出現した三角形UFO。

     近年、この三角形UFOは、アポロ17号も目撃していたという情報がもたらされた。しかも、月面での画像や、船内からの撮影映像にも姿が映り込んでいたのである。

    1972年にアポロ17号から撮影された動画に写り込んだ三角形UFOとおぼしき謎の飛行物体。

     これもプロジェクトの一環だとすれば、1960年代には計画が始動していたことになる。その詳細は不明だが、かつて月を飛行していた三角形UFOが今もその周辺を飛んでいることに、因縁を感じずにはいられない。その超技術は月からもたらされたのだろうか?

    月面のスカイフィッシュ

     1990年代から報告が相次ぐ未確認生物スカイフィッシュ。肉眼では捕捉できない超高速で飛翔するため、映像をスロー再生して初めて“発見”される謎の飛翔生物だ。その姿形や大きさも多種多様で、習性もほぼ何も判明していない。
     出現範囲は世界全域におよぶが、実は、月にも出現していたことが明らかになった。それも、アポロ計画の活動記録映像のなかに!
     その姿はアポロ11号の映像中に確認できる。星条旗を月面に立てたオルドリンが、カメラに向かって戻ってくる映像に、小さな棒状の飛翔生物が写っているのだ。スロー再生で確認すると、スカイフィッシュが弧を描きながら、画面の左から右に向かって移動。オルドリンを避けるようにして飛ぶその姿は、“知能”を有する生物のように見える。

    上:1969年、アポロ11号が月面の静かの海に降り立ったときの映像には、スカイフィッシュが船長オルドリンをよけるように飛翔する姿が映っていた。下:スカイフィッシュの拡大

     ほかにも、指令船コロンビアの中から捉えた月面の映像や、地球への帰還中の映像の中にも宇宙空間を飛ぶその姿が捉えられていた。

    上:アポロ11号の司令船コロンビアが捉えた月面の映像に映り込んだスカイフィッシュ。下:地球への岐路につくアポロ11号の映像にも映っていた。スカイフィッシュが宇宙空間にも存在しているのだ。

     さらに、最後のアポロ計画である17号のミッション中、サーナン船長が晴れの海のタウラス・リトロー高地で船外活動中の記録映像にもスカイフィッシュは姿を見せている。 着陸船に向かう船長の足元付近から、宇宙空間に向かって棒状の物体が飛翔していく様子が映り込んでいるのだ。静止画像で観察すると、太陽光を受けた半透明の物体が、両側のヒレを波打たせ、真空の宇宙空間を泳ぐようにして飛んでいたのである。

    上下:アポロ計画最後となった17号の月面での船外活動中にも、スカイフィッシュは出現していた。鞭毛のような羽を動かしながら、わずか1・5秒で飛び去った。宇宙飛行士は気がついていないようだ。

     はたして、アポロ計画に出現した月面のスカイフィッシュと地球のそれは、同種の生き物なのだろうか? もしそうなら、それは彼らの正体を探るうえで、大きな前進をもたらしてくれるかもしれない。 真空の宇宙でも飛ぶことができるということは、彼らの移動メカニズムは何らかの電磁的作用を活用して飛んでいる可能性が高くなる。つまり、スカイフィッシュがプラズマ生命体だとする仮説を裏づけになるのだ。

    『ムー認定 月の都市伝説』(並木伸一郎・著)より。

    並木伸一郎

    「ムー」創刊当初から寄稿するベテランライター。UFO研究団体ICER日本代表、日本宇宙現象研究会(JSPS)会長などを兼任。ロズウェルやエリア51をはじめ現地調査を重ねて考察し、独自の仮説を「ムー」や自身のYouTubeなどで発表している。

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