不二龍彦&梨岡京美の古代世界調査「霊査の古代史5 伊勢神宮・前史編2」/ムー民のためのブックガイド

文=星野太朗

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    霊査の古代史5 伊勢神宮・前史編2

    不二龍彦 著/梨岡京美 霊媒

    古代世界の実像を「霊査」によって明らかにする

     本書は、霊学研究の第一人者である不二龍彦氏と希代の霊媒・梨岡京美氏のコンビによる畢生の大業「霊査の古代史」シリーズ第5巻である。第1巻に当たる「天狗編」を本欄でご紹介したのが2年ほど前と記憶しているので、その凄まじい出版ペースには文字通り圧倒される。

     本シリーズは「文献や史料だけではアプローチが困難な古代世界の実像」を「霊査」によって明らかにしていこうとする前人未到の試み。
     本巻は「伊勢神宮」、しかもその「前史編2」ということで、できれば本書の前にシリーズ全巻を、少なくとも第4巻である「前史編1」だけは読み込んでおいていただきたい。
     これほど濃密な内容の書物(しかも多数巻から成るものの一冊のみ)を採り上げて、この紙幅でご紹介するなど、不可能な暴挙なのであるが、あえていうなら、前巻では、天照大神は女神であり天皇家の祖神であるという記紀神話は偽りであることなどが明らかとなったが、本巻はさらに、「河内王朝の興亡」「允恭・雄略王朝の誕生」「葛城王朝の真実」が語られる。いずれも大陸にルーツを持つ王朝であり、「騎馬民族征服王朝説」が実は正しかったということが、霊統的に明らかにされるのだ。

     何しろ霊査である。古代の天皇や皇后の霊が梨岡氏を通じて直接証言しているのだから、ぐうの音も出ない。これまでのすべての古代史論争に終止符を打ち、記紀神話の虚妄を暴く恐るべきシリーズである。

    ナチュラルスピリット/2310円(税込)

    (月刊ムー 2026年11月号掲載)

    星野太朗

    書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。

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