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「ナスカの宇宙人ミイラ」の研究は分類や命名を含めて整理が進んでいる。新個体の発見も相次ぐが、これまで公開されたミイラの情報をここでまとめておこう。
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インカ帝国に滅ぼされた南米の古代ワルコ王国。謎多き古代文明について、海底遺構から新たな発見が期待できる。彼らはどこからやってきたのか?
南米ペルー中央部リマ州セル・アスールに位置するエル・ワルコ遺跡。その沖合の海底から、インカの特徴を備えた壁の遺構が発見された。さらに年代不明の航海関連遺物や、かつて船舶が存在したことを示す痕跡も確認され、考古学のみならず、謎多きワルコ社会のルーツを探るとして人類学の分野からも大きな注目を集めているのだ。

エル・ワルコ遺跡とは15世紀後半にインカ帝国に征服されるまで陥落するまで、「ワルコ王国」が栄えていた場所である。ワルコの人々は海の民として、漁業を中心に生活を営んでいたが、その都市文化はいまだ多くの謎に包まれたまま。特に海岸の断崖を利用した独自の都市建築技術や、星と太陽の運行を意識した都市構造には、高度に組織化された社会が存在したことが推測されているが、王国を率いた人物が誰だったのか、そもそも彼らがどこから来たのか、その全容が一切不明の集団なのである。
現在は、王国自体が海への信仰を示す宗教施設として構成された可能性も指摘されているが、インカ帝国の記録ではワルコ王国の制圧に約4年かかったことが明らかになっている。
当時、破竹の勢いで猛攻を繰り広げていたインカ帝国は、ワルコの圧倒的な軍事・行政組織から正面突破を断念。偽りの和平交渉という卑劣な作戦でワルコを征服しているのだが、祭祀を担う都市社会にしては、あまりにも強固な軍事体制が整っていたことになるだろう。逆をいえば、それほどまでに組織化された社会が、現在のペルー沿岸の一角に築かれていたことになるのだ。

ここで注目したいのが、ワルコ王国の立地である。ワルコから太平洋岸を南へたどると、地上絵で有名なナスカ文化があり、さらにその南にはアタカマ砂漠を舞台に、紀元前5000年頃にまでさかのぼる世界最古級の人工ミイラを残したチンチョーロ文化がある。

これらをワルコの前身と結論づけるわけではないが、いずれも南太平洋沿岸の砂漠と海の境界で発展した文化である。これらに共通する、海との精神的な結びつきや、天体を意識した文化などから、今回の発見がワルコ人がどこから来たのかという謎も含め、大きな注目を集めているのである。
ペルー文化省によると、今回発見された遺物はいまだ調査中とし、年代も含めその詳細は明らかにしていない。だが、海底に遺されたこれらの痕跡が、ワルコの人々の実像、さらには彼らがどこから来たのかという謎を解く手がかりとなる可能性は十分にあるだろう。
古来、海は、神々の領域と信じられてきた。古代アンデスに限らず、神の怒りに触れ一夜にして海に沈んだ大陸や、海から来て、海へと帰った神々の伝説など、その多くが海を舞台に語られてきた。
かと思えば、ヘラクレス神話と結びつくとされるエジプト・ナイルデルタ沖の『トーニス・ヘラクレイオン』や、ヒンドゥー教で広く信仰されているヴィシュヌ神の化身・クリシュナが築いたとされるインド西岸の海没都市『ドワールカ』など、神話伝承と現実の境界線にある遺構が発見されているのもまた事実だ。
エル・ワルコ沖で発見された遺構が、ワルコの人々の知られざる歴史を物語るものだとすれば、その先に見えてくるのは彼らがどこから来て、なぜこの地に社会を築いたのかという大きな謎である。
ペルー文化省はエル・ワルコ沖の海洋区域を水中文化遺産としての保護活動を推進していくというが、もしかしたら「ムー大陸」や「アトランティス」につながる、我々のまだ知らない物語がそこに眠っているのかもしれない。

参考
https://www.gob.pe/institucion/cultura/noticias/1332092-ministerio-de-cultura-impulsa-acciones-de-proteccion-en-el-area-marina-del-complejo-arqueologico-el-huarco
https://peterturchin.com/who-were-the-first-people-to-make-mummies/
https://www.vietnam.vn/ja/ven-man-bi-an-thanh-pho-co-duoi-nuoc-o-an-do
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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