ミステリー・サークルはレイラインに仕掛ける呪術だった!? サークルメーカーが明かす制作の真意/遠野そら
麦畑などに一夜にして忽然と現れる、謎の意匠として知られるミステリー・サークル。その正体を巡っては、UFO・異星人のメッセージ説をはじめ様々に語られたが、人為的に行われているものも確かに存在する。しかし
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ネット上でバズっている『ドロイドウィッチ・アブダクション・ビデオ』という動画がある。2010年に撮影されたもので、ごく最近になってバーミンガムのUFOリサーチ団体バーミンガムUFOグループ(BUFOG)がコピーを手に入れ、ネット上で公開した。このビデオには、次のような背景がある。
ビデオに写っているのは女性で、カメラをセットしたのも彼女自身だ。というのも、彼女はアブダクションされている自覚があり、眠っている間に自分の身に何が起きているのかを確認するために赤外線カメラでの録画を思い立った。
ビデオには寝返りを打つ彼女の姿が写っているが、やがて体全体が透き通るような感じになり、最後は消えてしまう。少し前まで寝ていた場所はシーツが体の形に沈み込んでいる。そして彼女の姿が徐々に元通りになり、ふつうに寝ているシーンに戻る。ビデオの長さは12分だ。ということは、アブダクション事例というのはごく普通の人間が想像するよりもはるかに短い時間の中ですべてが帰結するのかもしれない。
実はこのビデオには、ヒストリーチャンネルのコメンテーターとして有名なニック・ポープが見解を述べている。彼は1985年から2006年までイギリス国防省に勤務していた経歴を持つリサーチャーだ。しかも、数年間にわたってUFO現象が国家安全保障にもたらす脅威について検証する部署に配属されていた。
「この種のビデオにあいまいな部分はない。偽物か本物かどちらかということだ。国防省に勤務していた時にこのビデオの存在を知っていたら、ありとあらゆる方法を使って分析を行っていたと思う。そうすればすぐに真贋は明らかになったはずだ」
国防省に勤務していた時も、アブダクティーやコンタクティーと呼ばれる人たちから情報がもたらされることもあった。しかし、こうした現象と真剣かつ積極的に取り組んでいくという空気は当時の省内にはなかったという。
「われわれの活動範囲にアブダクティーやコンタクティーが含まれることはなかった。こうした分野の現象と関わっていることが明らかになってしまえば、国防省自体の姿勢が問題視されかねない」
当然のことながら、こうした姿勢は今も続いているようだ。その気になれば国防省の権限で特殊部隊を投入した捜査を行い、アブダクティーの家を24時間体制で見張らせることも可能だったが、そこまでする役人はいなかったようだ。問題のビデオは2010年にUFOコミュニティで話題になったが、第一報のインパクトはそれほど長続きせず、自然消滅のような形で忘れられてしまっていた。
筆者が思うのは、ポープの言外の真意だ。彼ほどのキャリアと経験があれば、偽物なら偽物と即座に言い切ると思う。しかしそれには触れず、昔の自分ならというイフの形で話を進めている。インタビューには次のような言葉もあった。
「血液やDNAに関する詳細な検査を行うことが良いスタートになると思う」
言葉の裏を読むなら、このビデオは本物である可能性が多少ともあり、それだからこそアブダクティー女性に対する血液・DNA検査が「行われるべきである」というように聞こえないだろうか。
もうひとつ挙げておきたい要素は、2010年の時点で一度忘れ去られたはずのビデオが、なぜこのタイミングで再浮上してきたのかという疑問だ。前述の通り、当時はそれほど話題にならないまま消えてしまったのだが、詳しい経緯はわかっていない。ビデオが撮影された経緯と写っている女性についての情報を詳しく洗い出し、本人が特定できたところで血液やDNA関連検査を行うというのがなされるべき段取りだと思うのだが、いかがだろうか。ポープの言葉を聞いている限り、そうしなさいと言われているような気がしてならないのだ。
宇佐和通
翻訳家、作家、都市伝説研究家。海外情報に通じ、並木伸一郎氏のバディとしてロズウェルをはじめ現地取材にも参加している。
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