大豊作揃いの中からベストホラーゲームが選ばれる!「日本ホラーゲーム大賞 2026」ノミネート作品7選!/ムー通

文=藤川Q

関連キーワード:

    ゲーム雑誌「ファミ通」とのコラボでムー的ゲームをお届け!

    今年のベストホラーゲームが決定!?

     2026年は、ホラーゲーム業界に惑星直列のグランド・クロスが起きているとしか思えないほどに奇跡的なホラーゲームの名作が発売され、驚異的な話題を巻き起こしたホラーゲームの年でもある。以下の本稿を読むだけで、あなたもそんな奇跡の年に怪しく輝く名作を一望いただけるはず。というのも今年はムー編集部から望月哲史氏も審査員として参加している「日本ホラーゲーム大賞 produced by 百室 2026」という、ホラーゲーム"だけ"のゲームアワードが最大規模で展開される年でもあるのだ。

     謎めくホラーゲーム情報専門ブランド「百室(全領域百鬼夜行観測室)」がプロデュースを手がける本アワードは、東京ドームシティのプリズムホールで2026年9月11日~9月13日に開催される総合ホラーイベント「東京ホラー特区!!」のメイン企画のひとつ。すでにゲームメディアのファミ通と電撃オンラインを通じたユーザー投票と、豪華審査員による審査が行われ、9月11日の東京ホラー特区!!ステージで予定されている授賞式での発表を待つばかり。

     今回は、ホラーゲームだけという世にも奇妙なアワードの大賞作品にノミネートされた7つの名作を順不同、つれづれなるままにご紹介しよう。

     しかし大作3作品の新作が同年に発売されるというのは、まさに運命的。2026年、ホラー業界に何かが起きているのかもしれない。

    No.1 「バイオハザード レクイエム」
     まずはサバイバルホラーというジャンルを確立した『バイオハザード』。シリーズ30周年記念作品でもあり、『2』で新人警官だった主人公レオンがイケオジとなってラクーンシティへと舞い戻り、バイオテロへの鎮魂のように廃墟となった町に隠された陰謀に挑む。アニバーサリーに相応しい舞台と物語だ。しかも本作はダブル主人公で、限られた物資や弾薬を管理しつつ生存を目指して探索する新主人公グレースと、アクションで窮地を切り抜けていく壮年レオンという、緩急織り交ぜた体験のゲームデザインはまさにシリーズの集大成。

    No.2 「サイレントヒルf」
     眼前の脅威に生命を脅かされるのではなく、主人公が抱えたトラウマやコンプレックスから認知が歪み、ありもしない幻想が怪物を生み出して、世界は悪夢へと変貌していく……そんな恐怖感をもたらしたサイコロジカルホラーの最新作が『サイレントヒルf』。舞台を日本の昭和の村へと移し、女学生をとりまく社会的な圧力を、内臓と彼岸花に侵食される世界として描き出した。シナリオは『ひぐらしのなく頃に』の竜騎士07氏が担当し、耽美でおぞましい世界観は初めてシリーズに触れるプレイヤーを数多く生み出した。

    No.3 「零 ~紅い蝶~ REMAKE」
     霊を撮影し除霊できる"射影器"を使ってその目で心霊現象に向き合い、因習に迫る心霊ホラー作品の名作『零』シリーズ。25周年の今年に傑作と名高い2作目をリメイクした『零 ~紅い蝶~ REMAKE』が登場した。双子の姉妹の宿命を追ってたどり着いた、迷い家や神隠し伝承を彷彿とさせる"皆神村"が舞台なのだが……じつは、本作はディレクターの柴田誠氏が"夢"で視た村の構造をそのままゲームに落とし込んだものだという。
     さらに柴田氏は霊も視ることがあるといい、その体験もゲームで描かれている。

    No.4 「ミメシス」
     マルチプレイによる多人数で体験するホラーゲームも人気だが、仲間に交じって偽物がひとり紛れ込み、行動をまね、あろうことか会話までマネをしてプレイヤーを惑わす『ミメシス』はとくに異質。コミュニケーションで協力してクリアを目指すのに、だまされることで仲間との連携は崩れてしまう。仲間の存在そのものを疑いはじめるという恐怖を味わえる。

    No.5 「No Players Online」
     オンラインゲームは人と遊ぶからこそおもしろいが……だれもいないオンラインゲームがあったら、どうだろうか。それだけで普段見慣れた安全で楽しいゲーム空間は恐ろしい不安領域に変貌する。銃を持っているのに、撃つ相手はいない。無人のオンラインゲーム空間で感じる気配とは……。本作はデジタル上のコンテンツが幽霊屋敷になる可能性を提示する。

    No.6 「ROUTINE」
     月面基地を舞台としたSFホラー。本作には体力の状態や、マップ表示といったガイドのようなUI(ユーザーインターフェース)がいっさい存在しない。無人の月面基地を探索するうえで、頼りになるのは看板の表示や手にした万能端末から得られる情報のみ。それはやがてプレーヤーに、本当に無人の基地をさまようかのような没入感から滲む、得もいわれぬ恐怖を生み出すのだ。

    No.7 「REANIMAL」
     覆面をした謎めく子供たちが、離れ離れになった仲間を捜して茫漠なムードの世界を探索していく。だが陰鬱な町では無気味なアイスクリームトラックに乗った歪んだ男性や、皮だけで這いまわる無気味な大人たち、群れで生きる巨大な動物たちに襲われながら、戦争の影までもが迫る。言語表現を抑え、出生や存在の根源的な恐怖に襲われる怪作。

    「日本ホラーゲーム大賞 2026」は、「東京ホラー特区!!2026」にて発表! ぜひご来場ください!

    https://www.event-td.com/horror-tokk

    (月刊ムー 2026年10月号)

    藤川Q

    ファミ通の怪人編集者。妖怪・オカルト担当という謎のポジションで、ムーにも協力。

    関連記事

    おすすめ記事