実体験に基づく冥界交流録「死んで初めてわかること」/ムー民のためのブックガイド

文=星野太朗

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    死んで初めてわかること

    サトミ 著

    著者の実体験に基づく「あの世」の住人との交流録

     人は、というかあらゆる生命はいずれ必ず死ぬわけだが、死んだ後にどうなるか、ということに関しては、一応現在の科学ではまったくの不明、ということになっている。だが科学が何といおうと、死んだ後のことは「亡くなった人に直接たずねて」教えてもらえばよい、と著者のサトミ氏はいい、それが当たり前のようにできるというのである! 何しろ「子どもの頃から普通の人にはみえないものがみえていた」というスピリチュアルテラー。著書の『亡くなった人と話しませんか』(幻冬舎)は10万部突破のベストセラーというから、その実力はお墨つきだ。

     本書は、「この世と繋がっている」という「あの世」の住人との交流録。著者の実体験に基づくエピソードで、とにかくリアルでバラエティに富んでいる。もしこれがひとりの人間による創作ならば、そんなことが可能な才能のほうが異常だろう。

     さて本書によれば、あの世には天国と地獄があるのだが、「ほとんどの人は天国へ行」くそうであるから、その点では安心。と思っていたら、一方で地獄へ行く人の条件というのも、たいていの人に当てはまりそうなもので、背筋が凍る。だが、地獄には落ちなくても、多くの人は死後に何らかの後悔を残しているようだ。それだけに、生きている間に本書に目を通しておけば、死後の後悔をなくせるだろうし、今を生きる人の人生の指針ともなる。生きる不安を抱える人にはもってこいの一冊だ。

    幻冬舎/1650円(税込)

    (月刊ムー 2026年08月号掲載)

    星野太朗

    書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。

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