宇宙に誕生した知的文明は5000年もたずに滅亡する! 衝撃の最新分析結果、人類に残された時間は!?
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イースター島のモアイ像は、いったい何の目的で作られたのか? 島の採石場付近の土壌を分析した結果、モアイ像を作ることそれ自体が島に豊穣をもたらしていた事実が判明!
南太平洋に浮かぶイースター島(ラパヌイ)。ご存じの通り、そこでは高さが最大20メートルにも達する石造りの彫像であるモアイ像が約1000体も発見されている。
オランダの探検家、ヤコブ・ロッヘフェーンが1722年に西洋人として最初にイースター島にたどり着いた時、すでに部族間抗争によって多くのモアイ像が倒されていたが、そもそもこれほど多くのモアイ像はどのような目的で作られていたのか。最新の研究はこの謎に興味深いアプローチで迫っている。
モアイ像の石材は、島の南東部にある死火山の火口跡であるラノ・ララク採石場で採掘されたことがわかっている。米サウス大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校をはじめとする合同研究チームが「Journal of Archaeological Science」で発表した研究では、この採石場付近にある2体のモアイ像(1体は台座の上に、もう1体は深い穴の中に直立している)を分析対象に設定。周辺の土壌から、バナナ、タロイモ、サツマイモ栽培の痕跡が発見されたことで、これまで知られていなかったモアイ像と農作物のつながりが判明した。
研究チームのジョー・アン・ヴァン・ティルバーグ氏は、イースター島の地元住民とともに30年以上にわたりモアイ像の起源を研究してきた。そして土壌学者であるサラ・シャーウッド氏は、地質学会議でヴァン・ティルバーグ氏と出会った後、研究チームに合流。好奇心と研究癖から、採石場の土壌サンプルを詳しく調査し、今回の新発見に至ったという。

では、研究チームは採石場とモアイ像、そして農産物のどのような“知られざるつながり”を発見したというのか。
現在、イースター島の大部分の土壌は劣悪な状態にあり、浸食が激しかったり、植物の生育に必要な栄養素が失われている。しかし、採石場周辺の土壌はこれまで考えられていたよりもはるかに肥沃で、水分が豊富、かつ作物の収穫量増加に不可欠なカルシウムやリンなどの元素の含有量も高いことが土壌分析で示された。
しかも、これはモアイ像を制作するために火山礫凝灰岩の岩盤を深くまで掘り下げた際、副次的に生じる細かな破片の影響だと考えられている。
「植物の成長に不可欠な元素が、予想をはるかに上回る高い濃度で含まれていたのです。島のほかの場所では、そのような元素は失われています。しかし、そこでは採石プロセスで生じた小さな岩の破片が絶えず流入することで、水、天然肥料、そして栄養素の完璧なフィードバックシステムが機能していたのです」(シャーウッド氏)
シャーウッド氏の土壌分析結果を検証したヴァン・ティルバーグ氏は、ラノ・ララクは採石や彫刻の場でありながら、生産性の高い農業地帯でもあったとの結論に達した。また、イースター島の古代先住民は、何を育てるかについてきわめて直感的であったようで、同じ地域に複数の作物を植えることで、土壌の肥沃さを維持していたことも推測できるという。
加えて、これまでラノ・ララク採石場周辺にあるモアイ像は運び出される前のものであると考えられてきたが、それも覆されることになった。
「おそらくラノ・ララクにあるモアイ像は、採石場自体の神聖性を保つために、その場所に残されたのでしょう。モアイ像は豊穣の象徴であり、モアイ像の存在が作物の生産を促進すると考えていたに違いありません」(ヴァン・ティルバーグ氏)
イースター島のラノ・ララク採石場が、従来考えられていた以上に重要な意味と役割を担っていた真実を明らかにした今回の研究。神聖なモアイ像を作ることそれ自体が、土壌を肥沃にし、作物の豊穣をもたらすとともに人々の命と文明を支える――そんな知られざる因果がそこにはあったのだ。
研究チームは現在、島内の3体のモアイ像だけに彫られている謎の彫刻を分析する新たな研究に取り組んでいるという。今後の研究の進展にも期待したい。
【参考】
https://www.popularmechanics.com/science/archaeology/a70479574/easter-island-statues-meaning/
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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