カバラの自動泥人形「ゴーレム」が眠るプラハ幽霊伝説博物館に潜入! チェコの魔都に潜む怪物たちと接近遭遇
ダン・ブラウン新作『シークレット・オブ・シークレッツ』はゴーレム伝説で幕を開ける。 チェコの魔都プラハの博物館に潜むゴーレムや怪物たちとの伝説的遭遇をレポートしよう。
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ダン・ブラウンの最新作が描く超常現象を解き明かす驚愕の仮説とは!? この記事を三上編集長がMUTubeで解説。
世界的ベストセラー作家であり、その作品の多くが映画化され、新作を出すたびに大きな話題を集める稀代のストーリー・テラー、ダン・ブラウン。とりわけ本誌の読者にとっては、古代から現代にわたる古の叡智の命脈を白日の下に曝けだした『ダ・ヴィンチ・コード』や、秘密結社フリーメーソンを扱った『ロスト・シンボル』、ダンテの『神曲』に材をとった『インフェルノ』などの「ロバート・ラングドン・シリーズ」でお馴染みであろう。
そんな彼がこのたび、またまた新たな問題作を発表した。人類の「意識」の根源に迫る『シークレット・オブ・シークレッツ』である。これまでの作品とは異なり、本作は初のNetflixでのシリーズ化が決定しているという。その総時間は8〜10時間に及ぶというから、映画と比較しても相当なボリュームである。
このNetflix版では、ダン・ブラウン自身が脚本家およびエグゼクティブ・プロデューサーとして参加することになっており、共同制作者としてTVシリーズ『LOST』で知られるカールトン・キューズが起用されている。これまた世界で一大ムーブメントを巻き起こすこと必至の壮大なプロジェクトである。
シリーズ名の通り、主人公を務めるのは宗教象徴学を専門とするハーバード大学教授ロバート・ラングドンだ。彼がヒロインの純粋知性科学者キャサリン・ソロモンとともに、オカルティズムの妖気漂う魔術都市プラハを舞台に、息をもつかせぬ波瀾万丈の冒険を繰り広げる。彼らを追う、想像を絶するスケールをもつ今回の敵は──。
ユダヤ人墓地や「悪魔の聖書(ギガス写本)」、エノク語、最先端のハッキング技術、体外離脱体験、聖者の光輪、多重人格、GABAなど、魅力的な小道具を鏤めながら、ストーリーは奇想天外な方向へ転がっていく。ネタバレぎりぎりのヒントを出すなら、すべての根幹にあるのはあの「ス●●●●ト計画」である。
著者ダン・ブラウンによれば、本作はあくまでもフィクションであるとはいえ、ここに登場する「芸術作品、遺物、象徴、文書はすべて現実のもの」であり、また「実験、テクノロジー、科学的成果はすべて事実に即している」という。さらには「この小説に登場する組織はすべて実在する」とも。つまりこの作品はフィクションの体裁を借りたノンフィクションだといいたいようなのだ。
総括すると、本作『シークレット・オブ・シークレッツ』は、本誌によくある知的な記事を繋ぎ合わせてごった煮にし、超一級のエンターテインメントに仕立てあげたようなものである。
本誌に毎号掲載されているロマン溢れる記事のただひとつでも実際に科学的に実証され、そして実用化されたなら──まさに国家権力が目の色を変える大問題となるだろう。本作はそうした思考実験としても読むことができるのだ。
そんな本作にはもうひとり、裏の主人公ともいうべき魅力的なキャラクターが登場する。異常な存在感を放つその人物は、「ゴーレム」と呼ばれている。ゴーレムといえば、グスタフ・マイリンクの小説や「ドラゴンクエストシリーズ」などでお馴染みの人造人間だが、その実像はいったいどのようなものであったのか。
(文=星野太朗)
続きは本誌(電子版)で。
webムー編集部
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