馬や騎手を呪わないこと! 「占い師競馬会」で16名の占術家が腕試し&運試し(前振り編)
占いで競馬レースを予想したら……当たるか外れるか、16名の精鋭が挑む。
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神霊導師・鈴木照玉師によれば、自分の利益だけを求めていても、ツキはなかなか引き寄せられないという。まずは身の回りの環境をスッキリと整え、身近な人たちの利益にも配慮することで、徐々に「運」が高まっていくそうだ。そのための具体的なノウハウと、効果の高い言霊をお伝えする。
「ひとつ告白しますと、私は主護神様に、宝くじを当てたいとお願いしたことがあります」
なんと! 何か事情があったのだろうか。
「私がこの道に進まざるをえなくなったとき、会社勤めとの二足のわらじは無理だと判断して、仕方なく退社しました」
当然だが、会社を辞めれば収入は不安定になる。しかもこのとき照玉師は、ローンで家を買ったばかりだった。
「お給料が得られない身でローンを返済するには宝くじしかないと思って、主護神に訴えました。あなた様がこの道に引き込んだのだから、なんとかしてください、と。ちょうどサマージャンボの時期でした」
すると主護神は、「身延の地で買え!」と答えたそうだ。
身延は、照玉師が修行をした縁の深い地である。喜び勇んで岐阜から身延へ向かい、宝くじを買った。主護神は「30枚」と枚数まで指定したという。
「結果が発表される日は、宝くじを手もとに用意してテレビにかじりつきました」
ところが、まさかの大外れ。一枚も当たらなかった。ガッカリどころの騒ぎではない。
「あんまりだと思って主護神様に文句をいいましたら、逆にお叱りを受けました」
主護神は、照玉師をこう叱ったそうだ。
「今、未熟なお前が大きな富を手にしたら、われの使者としての役割を捨て、贅沢三昧をして遊び暮らし、身を持ち崩すことだろう。それゆえに、富くじを与えることはできない!」
照玉師は、肩を落としながらも納得した。確かにそうかもしれないと思えたからだ。
それにしても、なぜ主護神は、わざわざ場所や枚数まで指示して、宝くじを買いにいかせたのだろう。岐阜から身延までは1日がかりの行程だし、交通費もバカにならない。
「言葉で諭すだけでは心に響かないだろうから、あえて痛い目に遭わせて、わからせたかったのだと思います」
確かに、いろいろな意味で痛い体験である。
もしかしたら、照玉師が宝くじや開運について考えるようになった原点は、この出来事だったのかもしれない。
「皆様のご参考になると思いましたので、お恥ずかしい限りですが、あえて公表しました」
改めて、「運とは何か」と、照玉師に尋ねてみた。
「まず、人はだれしも自分の運命を選んでこの世に生まれてきます。私は神仏に霊界へ連れていかれたとき、そういう仕組みを見せてもらいました。
運命は『運』と『命』に分かれています。命とは宿命のことで、これは変えることができません。宿命という大きな枠の中で人は生きていきます。
しかし運は、自分の努力によってかなり変えることができます。その意味では自分でつくっていくものだといえます。
そして、宝くじに当たる・当たらないは運の話ですから、自分で変えられるはずです」
具体的にはどうすれば?
「身の回りを整えることからはじめましょう。常識的なことですが、まずはご自分の部屋をきれいに掃除してください。玄関もそうです。三和土(たたき)は水拭きをなさってください。世間でよくいわれているように、台所、お風呂、トイレなどの水回りを清潔にすることもポイントです。
今申しあげたことを実行するだけでも気分がよくなるはずです。ご自身の気分がよくなるのは開運の第一歩。これを最低でも7日間つづけてから、宝くじを買いにいってください」
これと並行して、心がけてほしいことがあるそうだ。
「人様の気分もよくしてさしあげること。だから、嫌がられるようなことをしてはいけないし、できればほめ言葉や励ましの言葉をかけましょう」
自分の運をよくするには、人として当たり前のことをきちんと行うのが早道だと、照玉師は強調する。
「宝くじ当選を目指して、ぜひ7日間以上、実行してください。私がこれまでお会いした当選者の方々は、こうした努力をなさっていました」
そういえば筆者も、さまざまな宝くじの1等を総なめにした人を取材したことがある。その人は、ご自身の住まいを掃除するのはもちろん、自宅に面する細い道を、向こう三軒両隣の前まで掃き清めると話されていた。また、物腰や話し方が本当に丁寧で穏やかだった。
もうひとつ大切なのは、いつもできるだけプラス思考でいることだという。
「今があまりいい状態ではなくても、『大丈夫、必ずよくなる』というプラスの思いでいてください。もしも今の生活や自分自身に不本意なところがあってプラス思考になれないなら、どんなことであれ、気づいたときに変えていけばいい。私には無理などと及び腰になったらそこまでです。自分を変えるための勇気と度胸を養いましょう」
とはいえ、思考という目に見えないものを変えることは、なかなか難しいのだが……。
「言霊を使いましょう」
そういうと照玉師は、名刺大のカードを示した。
「金運上昇と宝くじ当選に効果のある言霊です。
やはり人間は、お金の不安があると気持ちに余裕が持てません。余裕が持てないと、ますます金運が逃げていくという悪循環がはじまります。ですから、まずは金運に効く言霊をお唱えください。自分をプラス思考に変える効果もあります」
カードに印刷されていたのは次の3つの言霊だ。
「私は十分に豊かです」 収入を得たときや財布の中身を確かめるときに唱える。
「財がやってくる」 お金を支払うときに唱える。
「私は強運の持ち主です」 毎朝、鏡を見ながら唱える。
思いだしたときだけでもかまわないので、これらの言霊を唱えてはどうだろう。
今年のサマージャンボ宝くじは、販売期間が7月11日〜8月11日で、1等が当たる確率は1000万分の1だという。
「でも、1等ではないにせよ、当たる方は不思議と何回も当たりますね。私が話を聞いた方のなかには、頻繁に買うわけではないのに、買うとまずまずの金額が入るという方もいました」
宝くじ当選経験者に何人も話を聞いた照玉師は、自身の経験とも照らしあわせて、共通点があることに気づいた。
「自分の私利私欲のためだけに宝くじを買っても、まず当たらないようです」
なるほど。主護神の厳しい教えにも通じるものがある。では、どう考えればいいのだろう。
「宝くじには、当てたいという方たちの思いや期待が一枚一枚に込められています。それを思えば、高額の当選金をひとり占めするのはよくありません。喜びを皆さんと分かちあわなくては」
そのためには、使い道をいくつかに分けるとよいそうだ。
「当選金の3分の1は慈善団体などへ寄付しましょう。もう3分の1は、自分の家族や身近な人のために使ってください。残る3分の1は、ご自身の夢をかなえることや生活の質を上げることに使いましょう。これが当選金の使い道として、私がたどりついた結論です」
こうした心構えができていれば、高額の当選金を得たとしても、浮かれすぎて生活が破綻をきたすことはないだろうと、照玉師は考えている。
照玉師は、よく当たる人たちに買う前後のルーティンを聞いてみたという。その最大公約数的な内容を教えていただいた。
「まずご自分で暦を見て、いい日を選びます。日を選ぶ方法はいろいろありますから、お好きな方法でかまいません」
暦を見て選んだ日以外におすすめしたいのは、販売期間の初日と最終日だという。
「初日は、いわば宝くじの『初物』が手に入るので縁起がいいし、最終日ならば、残り物に福があります」
実際、売り場の人に声をかけられて販売期間の最終日に宝くじを買い、連続で10万円を当てた人がいるそうだ。
「買う当日は、できれば午前中に、身を清めてから行きます。身を清めるといっても水垢離などをするのではなく、お風呂かシャワーで十分です。
買い方はバラと連番を10枚ずつ。それ以上買っても当たらないものは当たりません。20枚買う余裕がなければ、バラで10枚だけ買うのがおすすめです」
買ってきた宝くじをそのままにしないことも大切だ。
「袋から出して半紙で包み、神棚に上げておきましょう。神棚がなければ、戸建てであれワンルームであれ、東南の高い場所に置いておきます。このとき、『この宝くじは当たりです』と言霊を唱えてください」
なお、「半紙で包む」と書いたが、可能であれば黄色いハンカチで包むか、黄色いポーチまたは黄色い封筒に入れるのがよいそうだ。100円均一の店で買えるものでOKだという。
文月ゆう
ムー的ライター。とくにスピリチュアリズム方面が好物。物心つくかつかないかという年齢のころから「死」への恐怖があり、それを克服しようとあれこれ調べているうちにオカルトの沼にはまって現在に至る。
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