「911犠牲者の生まれ変わり」が追悼施設を訪問してわかった衝撃の事実とは? 今週のムー的ミステリーニュース7選

文=羽仁礼

関連キーワード:

    9月13日~19日に世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!

    911犠牲者の生まれ変わり

     中部大学教授、バージニア大学客員教授で生まれ変わり研究の第一人者でもある大門正幸が9月16日放映の「クレイジージャーニー」(TBS系)に登場。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロで死亡した保険会社の社員の生まれ変わりだと主張する10歳の少年ユウくん(仮名)とともに、グラウンド・ゼロを訪れる。ユウくんは3歳の頃から前世の記憶を語り、フォルクスワーゲンの車やレイバンの眼鏡が好きであった。犠牲者全員の名が記された「911メモリアル&ミュージアム」を訪れたところ、犠牲者の一人が自分ではないかと言い出し、その姉と対面。その人物もフォルクスワーゲンを愛車とし、レイバンの眼鏡を愛用していたなどの共通点がいくつもあった。

    https://cu.tbs.co.jp/episode/22386_2073252_1000088622

    死者との対話

     9月15日付『日経新聞』朝刊は、「亡き人との対話」と題する3頁の記事を掲載し、青森県の恐山と、死者への手紙を受け付けるポストを紹介。執筆した記者は恐山で、イタコに2年前に亡くなった父を呼び出してもらう。死者への手紙を受け付けるポストとしては、岩手県陸前高田市の漂流ポストと、島根県松江市黄泉比良坂にある死者への手紙を受け付けるポストを紹介。漂流ポストは14年前、陸前高田市で喫茶店を経営していた赤川勇治が始めたが、今年4月に慈恩寺に移転した。松江市では、記者は6月16日のお炊き上げの場にも臨んだ。1年で届いた手紙は1万数千通にのぼるという。

    https://aomori-tourism.com/feature/detail_48.html

    妖怪道五十三次

    画像は「掛川市二の丸美術館」より引用

     9月17日付『読売新聞』朝刊記事「水木しげるの多面世界」は、漫画家・水木しげるにまつわる2つの展覧会を紹介。静岡県の掛川市二の丸美術館では、「東海道を旅する妖怪たち 水木しげる 妖怪道五十三次」と題する特別展を9月29日まで開催中。歌川広重の「東海道五十三次」をモチーフにした55枚の連作を、広重の作品と並べて鑑賞できる。東京都千代田区のしょうけい館では、12月1日まで「青年武良茂と戦争」と題し、水木しげるの軍隊生活にフォーカスした展示を実施中。さらに、漫画家のヤマザキマリと俳優の佐野史郎が編者となった『水木しげる厳選集』にも触れる。

    https://www.shokeikan.go.jp/exhibitions/kikaku/open

    月着陸への挑戦

    JAXA筑波宇宙センターで公開された、RESILIENCEランダーのフライトモデル 画像は「ispace」より引用

     昨年、月着陸船「HAKUTO-R」で民間初の月着陸に挑んだ日本の宇宙ベンチャー「アイスペース」は12日、2番目の月着陸船「レジリエンス」を公開。早ければ12日にも打ち上げると発表した。12月にアメリカ、フロリダ州の発射場からスペースXのロケットで打ち上げられ、試料採取を行う探査車「テネシアス」や、高砂熱学工業が開発した水電解装置などを月面に運ぶ予定。9月13日付朝刊各紙に関連記事あり。

    https://www.yomiuri.co.jp/science/20240913-OYT1T50010/

    民間初の船外活動

    「ポラリス計画」の第1回飛行としてスペースXの宇宙船「クルードラゴン」で地球を出発した大富豪ジャレッド・アイザックマンやスペースXの女性技術者ら4人。9月12日には、民間初となる船外活動を行った。「クルードラゴン」にはエアロックがないため、乗員全員が宇宙服を着て船内を真空状態とし、2人が交互に船外に上体を乗り出した。4人は出発後、地球周回軌道の最高高度である1408.1キロまで到達。宇宙飛行が目や血流に与える影響の研究や、スターリンク衛星とのレーザー通信も試した後、15日に地球に帰還した。9月13日及び16日付朝刊各紙に関連記事あり。

    https://www.cnn.co.jp/fringe/35223874.html

    月誕生の謎

     9月14日付『日経新聞』夕刊の連載記事「親子スクール」は、月の成り立ちについて解説。現在では地球に別の天体がぶつかり、散らばった残骸が集まって月ができたとする「ジャイアント・インパクト説」が有力であるが、以前は遠方から来た天体を地球の重力で捕らえたという「捕獲説」、地球からちぎれてできたという「分裂説」、地球と一緒にできたという「双子説」があったが、いずれの説にも弱点があった。その後、アポロ計画で持ち帰った岩石の特徴や、地震波による月の内部構造の調査から1970年代後半に「ジャイアント・インパクト説」が登場。だが、この説でもまだ解明されない疑問が残っているようだ。

    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG289GH0Y4A820C2000000/

    火星由来の隕石

     政府は、来年4月に開幕予定の大阪・関西万博の目玉として、2000年11月に日本の観測隊が南極の昭和基地近くで採取した、火星由来の隕石の展示を決めた。隕石は幅29センチ、奥行き22センチ、高さ16センチで重さは13キロあり、火星由来の石としては最大級とされる。隕石内部のガスの成分から火星由来と断定され、約1000万年前に火星を離れて数万年前に地球に到達したとみられる。水と反応した痕跡が残っていることから、火星に水が存在した証拠ともされている。9月16日付『読売新聞』朝刊及び9月18日付朝刊各紙に関連記事。

    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240917/k10014583831000.html

    羽仁 礼

    ノンフィクション作家。中東、魔術、占星術などを中心に幅広く執筆。
    ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)創設会員、一般社団法人 超常現象情報研究センター主任研究員。

    関連記事

    おすすめ記事