悲劇の怪物「メロンヘッド」の正体は!? 政府の人体実験疑惑も囁かれる悪夢の都市伝説/ブレント・スワンサー
ミステリー分野で世界的な知名度を誇る伝説的ライター、ブレント・スワンサーが「日本人がまだ知らない世界の謎」をお届け!
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ポリネシアの島で発見された多数の墳丘は、古代文明の痕跡か? ムー大陸との関連も囁かれる現地調査の模様を紹介する。
2024年4月、南太平洋ポリネシアにあるトンガのタプ島の古代遺跡が、オーストラリア国立大学の研究チームによって発見され、大きな話題となっている。
なんと、今なお多くの謎に包まれた「ラピタ人」の古代都市遺跡だというのだ。
「この古代都市は西暦300年頃のものと思われます。タブ島では私たちが想像する以上に高度な文明が発展していたことは間違いありません」
そう主張するのは、研究チームを率いるフィリップ・パートン教授である。チームは小型飛行機による上空からのLiDAR(Light Detection and Ranging)調査を実施したところ、1万個近い墳丘、塚を発見。現地の発掘調査で収集した遺物と照合した結果、これらの墳丘が古代海洋国家の都市遺跡であることが明らかになったのだという。

墳丘が発見されたのは、現在のトンガ・タブ島の東部地区、首都ヌクアロファから約12キロ離れた小村「ムア村」がある地域。
パートン教授によると、古代ムアでは、美しい海を眺めながら涼風を楽しめるよう家屋は丘の上に造られ、丘の下には集会所や沐浴井戸のほか、いたるところに現代の公園のような空き地が整備されていた。そして門や墳墓で囲まれたエリアは王族やエリート層の居住区として、古代ムアの政治的拠点になっていたという。

また人々の暮らしはというと、整備された道路網を利用して、集落間では活発に交流が行われていたそうだ。そして道路の一部は海上に設置された交易拠点へと接続され、貿易や文化交流に伴い様々な職種が存在していたという。
西暦300年頃といえば日本では弥生〜古墳時代だが、かなり高度なインフラ技術が備わっていたようだ。教授は古代ムア発展の背景に「南太平洋における海洋国家の首都として機能していた可能性が高い」としており、年代によって建造パターンに差があることから、短期集中ではなく、緻密な計画のもと歳月をかけ数世紀先を見越して建設されたと都市であると述べている。
その名前の響きや場所から、ムー大陸との関連も想像してしまう「海洋国家の首都」なのである。


「古代都市の特徴のひとつに密集した集合住宅が挙げられますが、ここは全くの逆です。人口密度が低くなるよう組織的に建設されていたのです」
パートン教授によると、これは人口増加を想定したもので、都市建設が始まった時から計画的に進められていたという。古代ムアが海洋国家の首都としていつ頃まで機能していたかは明らかになっていないが、ヨーロッパ人の入植により彼らの文化は徐々に廃れていったと推測されている。

するとここで気になるのが、誰が、どのような目的でタプ島に都市を築いたか、である。
その答えについて、パートン教授はある興味深い民族の名前を挙げている。それはポリネシア文化の礎を築いたとされる幻の海洋民族「ラピタ人」だ。
「歴史言語学では紀元前820年ごろ、ラピタ人によるトンガ入植が始まっています。それ以降、南太平洋社会には政治的および宗教的制度が存在し、この地域が彼らの定住地として形態していたことは間違いありません」
ラピタ人とは紀元前2500年ごろに突如として現れた、人類史上初めて遠洋航海を実施した海洋民族である。「実在していたことは間違いない」とされながらも、彼らがどこから来て、どこへ消えたのか、また、その由来を含め、全てが謎。彼らの持つ高度な技術から海の底へと沈んだ「ムー」の末裔ではないかとまで囁かれている幻の民族である。

教授によると、タプ島ではラピタ人の文化的遺物が多数出土しているということから、突飛な説ではないようだ。またこれが史実だとすれば、古代ムアは世界各地に散らばったラピタ人の永続的な拠点として、彼らの入植を見越し建設された都市だった可能性も十分にあるだろう。
研究チームは今後も太平洋諸島に眠る古代都市遺跡の発見に注力していくと述べているが、彼らの成果によっては謎多き「ラピタ人」の足跡を辿るきっかけになるかもしれない。ぜひとも続報に期待したい。
参考:『Archaeological Methodand Theory』誌(2024年4月4日付)
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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