受け継がれてしまう怪奇の記憶 ギンティ小林「首つり廃墟」怪談/吉田悠軌・怪談連鎖
事故物件、心霊スポットとよばれる建物がある。たとえ建物がなくなったとしても、そこで起きた怪の記憶は受け継がれ、連鎖していくことがある——。
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ケロッピー前田、辛酸なめ子、岸本誠、吉田悠軌という気鋭の論客が持論を披露する「仮説の旅」のご案内。気鋭の論者に導かれてたどりつくのは、未来の真実か、あるいはオカルトの迷路か……!?
目次
去る10月9日に4時間40分にわたって配信された「ムー旅SP LIVE」。その中では論客による「ムー的な仮説」のプレゼンコーナーもあった。
文字通り、気鋭の論者が、大胆なロジックで読者を意外な世界へと導く斬新な「仮説」を披露するもので、内容がよければムー本誌の記事にも採用されるかもしれない……という、公開プレゼンともいえる企画だ。「お手並み拝見といきましょうか」とサングラスの奥を光らせる三上編集長に、みごとハマる仮説はあるのか……!
大胆な仮説を披露する論者は、ケロッピー前田(身体改造ジャーナリスト)、辛酸なめ子(コラムニスト)、岸本誠(都市ボーイズ)、吉田悠軌(オカルト研究家)の4名。まずはケロッピー前田氏によるこの仮説から!
by 身体改造ジャーナリスト・ケロッピー前田
タトゥーやピアスなどの身体装飾から、人体のサイボーグ化まで「身体改造」を幅広く取材するケロッピー前田氏。自身の体に磁石やLEDをインプラントしている改造実践者でもある。そんな前田氏は、人類社会はすでに体に電子機器を埋め込み様々な機能を持たせる時代に入っていると語る。
現在イーロン・マスクが進めている「ニューラリンク」では、人間の脳に電極を埋め込み脳とコンピュータを接続する技術が開発されている。2029年にもシンギュラリティを迎えるとされる人工知能と共存するため、ニューラリンクで人間の脳をアップデートさせようというのだ。
アメリカでは2023年に人体への実験手術も認可されており、この技術がスマホのように普及し人類が「埋め込んでる人間」「埋め込んでない人間」に二極化する世界もそう遠い話ではないかもしれないのだ。そして、世界がこの方向に進んだ先にある超未来、1000年後には人類が7種類に分かれている可能性がある。その7種類とは、
「ホモ・ヒポクラティカス(医学合成人)」
「ホモ・サイバネティカス(機会融合人)」
「ホモ・アストロノーティカス(宇宙航行人)
「ホモ・イモータラス(不老不死人)」
「ホモ・トライバレンシス(未来部族人)」
「ホモ・クライマタロジカス(異常気象人)」
「ホモ・アポカリプティカス(終末後原人)」
それぞれの人類が具体的にどんな特徴をもつものなのか、詳細は前田氏が解説する動画で確認を。人類が複雑に分化する世界で、あなたは生き残れるのか……!?
by コラムニスト・辛酸なめ子
皇室から心霊まで幅広いテーマを探求するコラムニスト、本誌連載「魂活巡業」でもおなじみの辛酸なめ子氏が提唱する仮説は、最近発見したという最新除霊方法について。
霊に取り憑かれたなと感じることも多いという辛酸氏、特に2023年は肩の重さ、頭痛、吐き気など、ただの体調不良とはちがう「霊障」が頻発したのだそう。そんな辛酸氏が、これまで経験から培ってきた除霊方法が以下のもの。
ライトな方法ではまず「ファブリーズ」。辛酸氏はここ数年のコロナ禍で世の中に除菌する人がふえたことで、霊が減っていたんじゃないかと感じることもあったそうだ。
おなじく手軽な除霊が「塩」と「セージ」。塩は海の塩がよく効き、ハーブの一種セージも浄化でおなじみ。以上ライトな除霊で効果がない場合は「神社参拝」を。霊は鳥居のなかには入ってこられないという。
さらに強力で、4年ほど前から除霊効果があるとささやかれるようになったのが「プラズマクラスター」。霊=プラズマ説もあり、プラズマクラスターはプラズマと一緒に霊も祓ってしまうのではないかとの説だ。辛酸氏はこれまで出張先でも心霊現象にあうことが多かったが、経験上絶対に「これは憑かれたな」と思うような状況でも、プラズマクラスターのある部屋に泊まっている時は平気だったという体験が続いたという。
そして最後は、辛酸氏がごく最近発見したという最新の除霊方法。それが「メタバース除霊」だ。秋葉原でメタバース体験をしたとき、辛酸氏が気付いた体の変調とは……? 数年後にはメジャーになっているかもしれない意外な除霊方法、詳細は動画で確認を!
by 都市ボーイズ・岸本誠
怪奇ユニット・都市ボーイズのメンバーとしてさまざまなオカルト情報の発信をつづける岸本誠氏。最近では超能力者、霊能力者などの「能力者」を精力的に取材し、ひとつの結論に達しつつあるという。それが「近い将来、能力者パンデミックがおこる」という衝撃的な仮説だ。
岸本氏はもともとそうした「能力」を信じていなかったのだが、あるきっかけで「この人は本物かもしれない」という人物に出会ったことから、メディアには出ていない市井の能力者を自ら見つけていきたいと思うようになった。そして、そんな能力者に取材をすると、能力の発現状況にいくつかの共通点があることがわかった。
能力者には、血筋など先天的なものによって能力を得た人も多い一方で、後天的に能力が発現している人も少なくない。そうした人に共通するのが、臨死体験、能力者との接触、心霊スポットでの恐怖体験など、超常的なできごとの体験をきっかけにして能力が使えるようになったというものだ。
そこで岸本氏、「だったら自分も能力を使えるようになるかもしれない」と考えあらゆる方法を試してみたことろ、最近では金縛りや「何もない空間から目がのぞいている」といった怪体験をすることが増えているのだという。
能力は後天的につけられるものであり、そのきっかけがオカルト的な事象に触れることだとすれば、能力者パンデミックは近いといえる。なぜならば……その理由は動画で確認を! 能力者パンデミックと、岸本氏の覚醒。先に発動するのは果たしてどちらになるのだろうか。
by 怪談オカルト研究家・吉田悠軌
本誌連載でも毎月さまざまな取材と検証を重ねるオカルト研究家・吉田悠軌氏が提唱する仮説は、最新の都市伝説「窓から首ひょこひょこ女」について。
窓から首ひょこひょこ女は、現在吉田氏が精力的に追っている都市伝説で、その名前の通り「人間ではありえないほど背の高い女が首を左右にひょこひょこと振りながら2階、3階の窓を覗いて歩く」という怪異だ。2020年ごろから目撃例が増え始めているというが、注目しているのはそのビジュアルの特異性からだけでなく、吉田氏がずっと追いかけている都市伝説「赤い女」との親和性があるからだという。
「赤い女」は、全身真っ赤な服を着た巨大な女を目撃した人がおそろしい目にあう、赤い服だと思っていたのはその女の体じゅうに付着していた血の色だった……といった都市伝説なのだが、似た話が、なぜか中野駅、西荻窪駅、または阿佐ヶ谷など中央線沿線で頻繁に確認されている、と吉田氏はいう。
中央線沿線には人外の存在がいて、どこかの窓をひょこひょこと覗いている。その目撃例は徐々に増加している……。ではなぜ「窓から首ひょこひょこ女」が今年、2023年に流行するといえるのか? その衝撃的な理由は、これも動画で確認を!
以上、気鋭の論者たちが放つ4つのムー的超仮説。あなたはいくつ信じることができただろうか?
webムー編集部
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