ネッシーの原型? スコットランドに伝わる馬型の水精「ケルピー」/幻獣事典
世界の神話や伝承に登場する幻獣・魔獣をご紹介。今回は、生け贄を求める凶兆の水精「ケルピー」です。
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ついに26・27に実施された史上最大のネッシー大捜索。その特筆すべき成果について、今だからこそ整理しておこう!
事前に何度もお伝えしてきた通り、ついに今月26・27日に英ネス湖で大規模なUMAネッシーの探索事業「ザ・クエスト」が実施された。水中の異音や熱を検知するドローンをはじめとする最新機材、そして湖面を監視する「モンスターハンター」と呼ばれる200人のボランティアまで一斉に投入された史上最大のプロジェクトの行方を、世界が固唾を呑んで見守った。直前になってベテラン研究家が中止を呼びかけたり、ネッシーの隠れ家が特定された等、情報が目まぐるしく錯綜する一幕もあったが、予定通り無事に実施されたようだ。
さて、今回の大捜索の成果について、すでに各国のメディアが概要を速報しており、日本では「大きな成果は得られなかった」との見方が大勢を占めている。しかし、海外では新たな事実や報告にフォーカスした報道も目立つなど、熱量に差が生じているようだ。もちろん確定的証拠が得られなかったことに変わりはないが、ここでは「ザ・クエスト」によって人類がネッシーという存在にさらに一歩近づいたことを示唆する、いくつかの進展についてお伝えしよう。
まず、調査ボートに搭載された水中マイクが、湖に響きわたる“4回の特徴的なノイズ”を拾ったことが判明している。大捜索を主導したアラン・マッケンナ氏が英紙「DAILY STAR」に対して次のように明かしているのだ。
「金曜日(実施前日)、私たちが機器をテストしていた時、発生源がわからない4つの特徴的なノイズが聞こえたのです。とても興奮しましたが、それだけでネッシーの存在が証明されたわけではありませんから、いずれ同じ場所で全てをやり直し、ノイズの正体を特定する必要があります」
同じく大捜索を主導するポール・ニクソン氏によれば、この時の水中マイクは水面下60フィート(約18m)にあった。また、スピーカーシステムの前にいた12人のスタッフ全員が謎のノイズを耳にしているという。
次に、大捜索中に参加者の一部から「何かを目撃した」という報告が上がっている。イングランド東部からやって来たアガ・バリンスカさん(42)とマッティ・ワイルズさん(49)のカップルは、英紙「INDEPENDET」に対して次のように語る。
「27日の朝6時30分ごろ、私たちは湖へ泳ぎに向かいました。湖面は静まり返っていましたが、遠くに3~4フィート(約90~120cm)飛び出した何かが見え、流木かと思ったら、それが左に移動して消えたのです。そこまで泳いで行きたかったのですが、遠すぎました。あれは(今考えればネッシーの)こぶのようでした」
「予想もしていませんでした。他にも何人かが見たと言っています。100%の確信はありませんが、ネッシーだと信じたいです」
なお、一部の目撃者はその光景を写真や動画に収めることに成功しており、すでに主催者側に提供済みだという。さらに、監視ボランティアからも同様の目撃報告がいくつも寄せられているとのこと。
ちなみに、大捜索の直前に囁かれた「ネッシー霊体説」や、ネス湖周辺で確認されたという“隠れ家”の存在が事実だとすると、今回ネッシーが明瞭な形で人々の前に姿を現さなかったことも頷けるが、この点について主催者側は無反応を決め込んでいる模様。
主催者側は、前述のノイズも含めて今回得られた成果を詳しく分析、9月中には結果を大々的に公表し、ネッシー捜索事業を次世代へと引き継いでいきたいと意気込む。今後、これまでネッシーへの関心が薄いと言われてきた若年層を振り向かせるような映像や音声が改めて公開される可能性も捨てきれない。続報を期待して待とう。
webムー編集部
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