死は肉体からの解放である! 時代や世代を超えた自我を抱くには?/シークエンスはやとも 噂のホウダン 第9回
霊界と芸能界、そして都市伝説界隈から世界を見る芸人が、気になる噂のヴェールをめくる。今回のテーマは「死後の世界」……で始まったものの、いつしか家族論へ!
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ネット上にはさまざまな情報や感情が渦巻いている。「霊視芸人」シークエンスはやとも氏によれば、そうしたものに過剰反応すると、「ブラック生き霊」が飛んでくるという。憑かれたかも? と感じたときの見きわめ方も合わせて紹介する。
XやFB、LINEなどのSNSで、どの程度のやりとりをすると生き霊を飛ばしたり、飛ばされたりするのでしょうか。
僕の考えでは、フォローしているだけの相手には、おそらく何も起こらないと思います。でも、「いいね」を押したり、その人の投稿が気になって頻繁にチェックしたりしていたら、間違いなく飛んでいきます。
ただ、デジタル生き霊を飛ばされたとしても、本人が認識しなければ影響を受けることも取り憑かれることもありません。たとえSNS上に悪口を書かれまくり、デジタル生き霊を飛ばされまくったとしても、本人がそれを知らなければ(SNSを見なければ)なんの影響もないのです。
つまり、生き霊を生き霊として認識するかどうかによって、結果が左右されるわけです。
これは、霊感の有無と似ています。霊感のない人には霊は見えないので、霊は「いない」のです。でも霊感のある人には霊が見えるので、紛れもなく「いる」ことになります。
ということは、SNS上に放たれた言葉が、たとえ自分に向けられたものでなかったとしても、自分のことのように受け取ってしまえば、生き霊に取り憑かれる隙が生まれます。
その場合は、相手から直接飛ばされた生き霊というより、スマホを見ている自分の不安や怒り、恐れがブラック生き霊となって自分に跳ね返ってきているようなイメージです。
SNSは、自分が周囲からどう思われているかをことさら意識させる装置です。だれかの投稿を見て「これは自分のことかもしれない」と感じることもあるでしょう。その感覚が、ブラック生き霊をキャッチしてしまうセンサーになるのです。
逆に考えれば、デジタル生き霊の悪影響を断つには、生き霊をキャッチするセンサーを鈍感にしておくのが有効だといえます。「何も飛ばされていない」「自分には関係ない」と。
人はポジティブな刺激より、ネガティブな刺激に反応しやすいといわれています。100人の応援コメントより、ひとりの誹謗中傷のほうが記憶に残るのです。だからネガティブな言葉に反応するのは仕方がないのですが、必要以上に気にしないことが大切だと、僕は思います。

人間は、自分に向けられたネガティブな言葉だけでなく、目の前に流れてきたネガティブな情報にも敏感に反応します。
情報を発信する側も、ネガティブな話題のほうがPV数を稼げると知っているから、悪いものばかりを流すんですよね。「この人は犯罪者だ」「不倫している」「詐欺をしている」と。
たとえば、今わが家は小さい子供がいるので、妻は子供にかかわるニュースに敏感になっています。「車内に置き去りにされた子供が亡くなった」といったニュースを見ると、関連記事をどんどん閲覧して、激しく感情を揺さぶられたりします。
社会に知られるべきニュースであることはわかるのですが、そればかり見ていると、先述したように、自分の不安や恐れがブラック生き霊となって、自分に跳ね返ってきます。
こうした場合は「SNSでニュースを検索しない」「スマホから離れる」という対策が必要でしょう。いわゆるデジタルデトックスです。その効能については僕自身が体験しています。
僕は過去にいろいろなバイトをしてきたのですが、仕事中はスマホから離れていました。ラーメン店で10時間くらい働いているときも、ピザの宅配をしているときも、スマホはバックヤードのロッカーの中です。
そのとき、スマホを持っているかどうかで明確な違いがあることに気づきました。持っていない状態のほうが、想像力が豊かになり、頭の回転が速くなり、ネタも書けるのです。解放感があり、ノンストレスな感じを強く受けました。
ですから、おそらくスマホから意図的に離れることで、ブラック生き霊はある程度、落とせると思います。すぐ完全に落とすのは難しいかもしれませんが、何度かやるうちに薄れるでしょう。デジタルデトックスの期間は1日か2日でよいと思います。ぜひやってみてください。
ここで、ブラック生き霊に取り憑かれているかどうかを見分ける指標を3つ紹介します。
(1)見られているような気がする
ブラック生き霊に取り憑かれたときの感覚として最も多いのは「だれかに見られているような気がする」です。なんだか視線を感じる。背後にだれかいるような気がする。でも実際にはだれもいない。そんな感じです。
SNSで炎上した経験のある人は、この感覚がわかると思います。フォロワーでもない人たちから「最悪だ」「謝れ」みたいな悪口がすごく届きます。
やがてSNSを開いていないときでも「今この瞬間も、だれかが自分を叩いているんだろうな」と思いはじめ、Xだけではなく、FBやインスタも調べられているかもしれない、職場や自宅がバレて、家族にも被害が出るかもしれない……。そんなふうに「監視されているような感覚」になっていきます。
(2)思考や好き嫌いが変わる
本来の自分なら絶対にしないような思考にとらわれたり、好きなものや嫌いなものが変わったりするのも、ブラック生き霊に取り憑かれたサインです。
たとえば、優しく接していた相手のことをわけもなく嫌いになって、無愛想もしくは攻撃的な態度を取るとか。または、いつも堅実にお金を使っていたのに、急にめちゃくちゃな使い方をするようになったり、ギャンブルにハマったりするとか。
このような現象が起こるのは、生き霊を飛ばしている人の思考が、自分の頭の中に入ってくるからです。
(3)体調が悪くなる
ブラック生き霊に取り憑かれたために体調が悪くなるというのは、よくあることです。体がだるくてしんどいし、頭も痛い、みたいな状態になります。
ただ、どの程度の影響が出るかについては、もともとの心身の強さなどとも関係してくるので一概にはいえません。
たとえば、芸能人が取り憑かれるレベルの生き霊を一般人がいきなり背負ったら、間違いなく大変なことになります。芸能人は大量の生き霊を飛ばされていますが、急にその量が飛んできたわけではありません。筋トレじゃないですけれど、少しずつ増えて、それに順応してきたから耐えられるのです。

シークエンスはやとも
1991年7月8日、東京生まれ。吉本興業所属の〝霊が視えすぎる〞芸人。芸能界から実業界、政財界にも通じる交友があり、世相の表も都市伝説も覗いている。主な著書に『近づいてはいけない いい人』(ヨシモトブックス)、『霊視ができるようになる本』(サンマーク出版)など。
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