大規模な家族と巨大な岩の墓! インドネシア・トラジャ族の潔い死生観/小嶋独観
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霊能者・小林世征氏が指導する「呪いの解き方」第2回。今回は、呪われやすい人・呪われにくい人の特徴について。また、親子や兄弟姉妹など、身近な人から自分に向けて発せられたネガティブな言葉も「呪い」に転化しやすいという。
「人間には、呪われやすい人と呪われにくい人がいます」 と、小林氏はいう。 「呪われやすい人とは、周囲から羨望のまなざしを注がれる人です。職場であれ学校であれ、リーダー的な立場にいて目立つ人は、陰で妬まれているケースが少なくありません。 ただ、そういう人は人望があるし運も強いので、負の感情を跳ね返すことができます。問題なのは、嫉妬されやすいにもかかわらず、呪いを跳ね返すことのできない人でしょう」 そういう人たちには共通点があると、小林氏は見ている。 「その共通点とは、ひとこと多いことと、自分の立ち位置を勘違いしていることです。 発言などが炎上しがちな人を思い起こしてください。いいたい放題、やりたい放題をした結果、反感を買い、余計な敵をつくるというパターンが多いことに気づくでしょう。 人間は、自分を過大評価して天狗になっている人のエネルギーに敏感です。自分の手柄ばかりを自慢したり、自分のポジションを誇示して相手を見下したりするような人は必ず敵をつくり、自ら呪いを呼び寄せます」 これとは別な意味で呪われやすい人もいるそうだ。 「他人の運気を吸い取ってしまうような人とつき合い、いいようにされている人も、呪われやすいといえます。 この人と一緒にいると運気が乱されそうだと思ったら、とにかく遠ざかってください。相手が近づいてきたらトイレに逃げ込むのもひとつの手です」
では、呪われにくいのは、どういう人なのだろうか。 「人当たりがよくて聞き上手で、懐の深さが感じられる人です。清潔感があることも大切なポイントでしょう。 そのような人物に今すぐなるのは難しいかもしれませんが、とにかく人間、身の丈を意識して行動していれば、反感や恨みを買うことはありません」 また、言葉ひとつで嫉妬をかわす方法があるという。 「それは、こう見えても大変なんだよ、という趣旨のボヤキをさりげなく口にすることです。 たとえば、楽をして儲けているように見える人が、仕事を家に持ち帰っているんだ、とか、実際には綱渡りなんだよ、などとボヤくのを聞いたら、だれしもホッとするでしょう。 仕事であれプライベートな場面であれ、妬まれそうなポジションに就いたら、ボヤかないまでも、これまで以上に腰を低くすることが重要です」 小林氏によれば、意志を強く持つことも、呪いを跳ね返す力になるそうだ。 「意志が強く、主義主張がしっかりしている人は、周囲の負の感情に左右されにくい。だから、ちょっとやそっとの呪いなら跳ね返すことができます」
小林氏によれば、自分に近い人物から向けられた嫉妬の感情や、支配下に置いてやろうという念のこもった言葉は、強い呪いになるそうだ。 「その最たるものは、親が子に対して発する言葉でしょう。お前はダメなヤツだ、お前のためを思っていっているんだ、などの言葉は、子どもにとっては呪いにほかなりません。子どもが成人しても、この呪いに縛られていることがあります。 また、小さいころは仲がよかったのに、結婚して配偶者の影響を受けたために、兄弟姉妹が呪いをかけあうようになるケースもよく見受けます。 心理学的には、こうした身近な呪いの裏にも、やはり嫉妬が隠れていると聞いたことがあります。相手が自分より優れた存在になることや、幸せになることが許せないのです。 親子でも兄弟姉妹でも、もう後戻りできないほど関係がこじれているのなら、一時的にでも縁を切るほうがいい。接点がなくなれば、余計な雑音が入ってくることもありません。 いわゆるブラック企業でも、呪いのような洗脳がくり返し行われていることがあります。そんな職場からは一刻も早く逃げだしたほうがいい」 なお、身近な関係においては、自分自身が呪いを発する側になっていないかを振り返ってみてほしいと、小林氏はいう。 「子どもや部下がどうも反抗的で、いうことを聞かない、いちいち反発してくると感じている人は、自分の言動を客観的に見直してください。自分が相手を縛りつけようとしていたことに気づくかもしれません」
そして、SNSが発達している現代社会では、思わぬところで呪い・呪われという事態が発生することもある。 「同年代の知人と雑談をしていて共通の知りあいの話になったときに、『アイツ、いつも自慢げに食い物の写真をアップして、女みたいだよな』と、吐き捨てるようにいうのを聞いて、ギョッとしたことがあります。 相手をライバル視しているのか、妬んでいるのかはわかりませんが、ポジティブな発信も、見る人によってはネガティブな受けとめ方をされてしまう。そこが怖いところです」 もしもSNSの投稿を見て殺伐とした気持ちになるのなら、一時的に使用を中止したほうがよいと、小林氏は助言する。 「スマホやパソコンを丸一日見ないだけでも、心のデトックスになるはずです」 とはいえ、SNSは、使いようによっては優れたコミュニケーションツールになる。 「ほめられて嫌な気持ちになる人はいないでしょうから、うまい、すごい、面白いと感じる投稿を見つけたら、積極的にほめてみては。そうすれば相手もこちらに関心を持ってくれて、新たなご縁が生まれることもあるでしょう」
小林世征
1959年、東京都生まれ。学生時代より占術に興味を持ち、タロット、人相、手相を独習。10代後半から霊能力が発動し、20代後半から昼は雑誌記者、夜は占い師として活動。1991年に霊能者として独立。除霊、透視、ヒーリングなどを得意とし、政財界や芸能界にも熱心なファンを持つ。
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