高橋ヒロムがダウジングに挑戦! 大地のエネルギーを可視化する身体感覚のセンスをチェック
プロレスラー高橋ヒロムがダウジングに挑戦! もちろん初体験、かと思いきや、じつはヒロムさん、子供のころに一度器具を自作してダウジングをやってみたことがあるという。アスリートは大地のエネルギーを感じ取れ
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世界各地に5000年前から存在するラビリンス(迷宮)は、地面に描いたものを歩くだけでなく、小型のものを指でなぞることによって霊性を高め、気づきを得ることができる。ここでは、古くからあるクラシカル・ラビリンスと、中世に生まれたシャルトル・ラビリンスの使い方を紹介する。
目次
大きなラビリンスを歩くラビリンス・ウォークは、自然の中や教会のような場所で、しばしば複数の人が参加して行われます。人が集うことでいっそうエネルギーが高まり、参加者がそれを共有するというすばらしさがあります。また、ラビリンスのある場所は聖地化されます。 一方、フィンガー・ラビリンスは、ラビリンスを指でなぞることによってラビリンス・ウォークと同じエネルギー効果を得ようとするもので、ひとり静かに自宅で行うことができます。複数で行うラビリンス・ウォークも、もちろんすばらしいのですが、自分自身の内面により深く入り込みたいのであれば、ひとりで行うフィンガー・ラビリンスのほうが向いています。 ここでは、最も古くから存在し、最も多く使用されているクラシカル7サーキット・ラビリンス(クラシカル・ラビリンス)と呼ばれるラビリンスを例に、フィンガー・ラビリンスの実践法を説明していきましょう。このタイプはラビリンスの核ともいうべき要素を備えており、シンプルな図形のなかに深い意味が隠されています。 たとえば、図形の中心に十字があり、それをもとに全体を4分割することができます。そしてこれら4つの区画は、火・水・風・地という4元素を表しています。ラビリンスをなぞると、この4つの元素を順番に通過し、最終的には第5の元素「エーテル」に触れるといわれます。
また、このラビリンスのサーキット(回路)になっている7つの道は、外側から順番に第1〜7チャクラに対応しています。順番になぞっていけば、たとえチャクラとの対応を知らなくても、それぞれのチャクラにエネルギーが作用し、調整されます。 念のために説明しますと、チャクラとは私たちの体にあるエネルギーセンターで、ここを出入り口としてエネルギーの吸収と排出が行われると考えられています。また、主要なチャクラは人体に7つあります。 なお、フィンガー・ラビリンスを行うことは、今の自分が抱えている問題の解決法などを得ることにつながります。ですから、実践する前に問題解決や願望成就など、自分が何を求めてフィンガー・ラビリンスを行うのかを明確にしておくことがポイントです。
以下に、順を追って詳しい実践法を説明します。 1.ラビリンスを指でなぞる前に、自分の願いを明確にしましょう。漠然とした願いより、「いつまでに何をどうしたい」といった具体的な内容のほうが、答えが得やすいと思います。 2.願いが設定できたら、それを自分の潜在意識にしっかりと語りかけ、刻み込んでください。 3.いよいよラビリンスを指でなぞりはじめます。スタート地点からはじめて、ゆっくりとなぞっていきましょう。 なぞっているときは、願いを口にしたり、意識したりする必要はありません。ただ、それぞれの小道で起こることを感じてください。それぞれの小道でイメージや言葉が浮かんだり、具体的な方法がひらめいたりなど、必要な出来事が起こります。 また、自分ひとりで行っているのですから、小道でとどまりたくなったら、目をつぶってじっくりと、その場のエネルギーを感じてみましょう。動くスピードも、自分が心地よいスピードでかまいません。 4.手順3までのプロセスを通してさまざまな情報を吸収した後は、ゴール地点で「答え」が得られるとされています。ゴールに到達したら、息を深く吸い込み、情報を整理し、評価し、判断します。 5.気持ちが安定したら、今度は逆の順番で道をなぞります。こうすることによって、ゴールで得た「答え」が現実界へとスムーズに適合します。 6.なぞり終えたら、ラビリンスで得た情報とエネルギーの感覚をもとに、人生のステップを上がっていきます。感じたこと、起こったことを書きとめておくのもよいでしょう。必要なことはラビリンスを出てからも覚えていますし、忘れてしまったことも潜在意識に刻まれています。ラビリンスワークを繰り返すたびに、よりよい変化が積み重なっていくでしょう。
せっかくの機会ですから、クラシカル・ラビリンスを自分で描く方法もご紹介しておきましょう。これも活用法のひとつで、ラビリンスを描くことによってそのエネルギーを感じ、共振・共鳴することができるとされています。 まず「シード・パターン」と呼ばれるラビリンスの核を描きます(下図参照)。(1)最初に十字を描き、(2)その十字を囲む正方形があると想定して(点線の部分)、4つの角に点を打ちます。(3)続いて、十字と点の間にL字あるいは逆L字を描き入れます。
手順2で想定した正方形は「地」を表します。そして「天」を表す半円や弧を、このシードパターンにある16のポイントをつなぎながら描いていきます(下図参照)。つまり、ラビリンスが架け橋となって天と地がつながるのです。
最後に「シャルトル・ラビリンス」について述べます。 シャルトル・ラビリンスは、中世ラビリンスのなかで最も有名なもので、800年ほど前につくられました。その名のとおり、フランスのシャルトル大聖堂の床を飾っています。 中世には、ラビリンスについて新しい動きが見られるようになりました。ビクトリア朝時代の絵には、修道士たちが膝をついてラビリンスを歩く姿が描かれています。彼らは宗教的な儀式に臨む前に、罪の浄化と贖罪としてこれを行っていたようです。 このように、作成した人間の意図がある程度はっきりしている点が、古代ラビリンスとは異なっています。 ほかの中世ラビリンスがそうであるように、シャルトル・ラビリンスもスピリチュアルな巡礼の旅路を象徴しています。 当時のヨーロッパでは、多くの人々が巡礼の旅に強い憧れを抱いていましたが、もちろんすべての人が実行できるわけではありませんでした。おそらく聖堂内のラビリンス歩くことは、巡礼の旅に代わる行為だったのでしょう。曲がりくねったラビリンスを歩きながら神を思い、精神性を高めていたのです。 シャルトル大聖堂では通常、このラビリンスの上に椅子が置かれています。椅子に座る人たちは、祈りとともにラビリンスのスピリチュアルなエネルギーを受けているわけです。そして週に一度のラビリンス・ウォークを行うときには椅子が片づけられ、聖堂を訪れた人々はその上を歩きます。
このラビリンスは上下左右、4つのパートに分かれ、それぞれにクラシカル7サーキット・ラビリンスが内包されています。各パートには意味があり、左下は「目覚め」、左上は「犠牲」、右上は「聖変化」、右下は「集大成」で、この順番でラビリンスを歩くことになります。 最初の「目覚め」では、いつ、どのような問題を認識するようになったのかを自問します。次の「犠牲」では、その問題の解決のために何を犠牲にして、何を諦めねばならないかに意識を向けます。その次の「聖変化」は、すべてのレベルにおける真の変化を捜しだすステップです。本当のビジョンは何で、そのためにどのような変化が必要なのかを導きだします。そして最後の「集大成」では、そのような変化を起こしたとき、問題がどのように解決されるかに意識を向け、それを見届けます。 指でなぞる前に願望を設定する点や、自分のペースでなぞる点は、クラシカル・ラビリンスと同様です。指でなぞりにくい場合は指より細いもの、たとえば芯を引っ込めたシャーペンやボールペンなどを使ってもかまいません。
加藤展生
JSD日本ダウジング協会会長。各国のプロダウザーたちと技術交流を重ね、独自のダウジング理論を構築。2023年10月に新刊『ダウジングは、超常現象ではない。』(ホノカ社)を出版予定。
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