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十字架で処刑されたイエス・キリストを包み、その姿を写し取ったとい「聖骸布」。この聖遺物ーー聖書オーパーツについては、年代について疑問が提示されてきた。しかし最新の調査で、イエス・キリストの時代に近いという説が! やはり、聖骸布は本物だった!
十字架に磔にされたキリストの遺体を包んだとされる『トリノの聖骸布(せいがいふ)』。イタリア・トリノのドゥオモ「聖ヨハネ大聖堂」に保管されている聖遺物の1つだ。
聖骸布とは、長さ4.4メートル、幅1.1ートル程の亜麻布で、そこにはキリストが磔刑にされた時の姿が残されていると伝えられている。布は、キリストの体を包み込むように使用されていたため、磔の際にできた傷に一致する血痕や、人物像を両面に見ることができるそうだ。
しかし、1988年に行われた放射線炭素による年代測定の結果、亜麻布は14世紀ごろに作られたものであることが判明。キリストが処刑されたとされる紀元33年と一致しないことから、“ニセモノ”ではないか、として議論を呼んだのだ。
今なおその真贋については世界中で論争が繰り返されているが、2022年5月。これまでの説を覆す、驚くべき分析結果が発表された。
なんと、聖骸布が作られた年代がキリストの時代にかなり近いことが明らかになったというのだ。
その分析方法は、経年劣化により布に付着した遺留物を完全に除去し、広角X線散乱法で結晶性物質から年代測定したもの。その結果、西暦55年から74年にイスラエルで起きたマサダ包囲戦と同時期のものであることが判明。さらには中東からヨーロッパへ移動した際に付着したとされる、古代パレスチナ地域の花粉までもが確認できたというのだ。
まさに懐疑論者へ一石を投じることとなった発表である。
これまでも幾度となく科学的な検証が行われたが、その由来を含め、様々な説が囁かれてきた。聖職者が使用していたテーブルクロスという説や、腰布、さらには、テンプル騎士団最後の総長モレ―のものなど、実に種々雑多である。だが、肯定派、懐疑派、ともに共通するのがその製造方法だ。麻布には絵の具はもちろんのこと、あぶり出し等の形跡はいっさいない。だが、表面、裏面ともに強い光、または強力なエネルギーが加わっていることが判明しているのだ。
身長約180センチの全身像を数世紀経った現代にも残せるとは、いったいどのような技術を使用したのだろうか。もし、これがキリストの強いエネルギーを転写したものだとしたら、頭上で強く放射している線はオーラの痕跡なのかもしれない。
真贋論争は今なお決着がついていないことから、すべては推測に過ぎないが、だが、信者ならば誰しもがキリストの顔を拝みたいと願うだろう。ましてや聖書にも記述が残されているとあればなおさらである。
その真贋はもちろんでああるが、個人的にはこれだけの技術が施された亜麻布、というだけで十分にオーパーツに値するのではないかと思っている。
トリノの聖骸布については、さらなる調査を進めていくそうだ。今後の調査結果に注目したいと思う。
(2022年6月27日記事を再掲載)
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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