超常現象と遭遇する可能性を高める3つの要因とは!? 環境、神経系… 心理学者が明かした真実

文=webムー編集部

関連キーワード:

    誰もが幽霊と遭遇できる!? 「超常現象が体験しやすくなる3つの要因」を学者が明かした!

    さまざまな環境と超常現象の相関

     超常現象を実際に目の当たりにしたことがある、もしくは人生で一度は見てみたいと思っている読者は多いことだろう。実は、ある「3つの要因」が超常現象を体験する可能性を高めると、米ウェイクフォレスト大学の心理学教授メリッサ・マフェオ氏が発表した。

    要因その1:環境刺激

     超常現象が起きているとされる場面では、電磁場(EMF)の変動が大きくなることがわかっている。電磁場とは電荷を帯びた粒子によって生み出される、目に見えないエネルギー領域のこと。ある研究によると、英スコットランドのエディンバラ地下でもイングランドのハンプトン・コート宮でも、幽霊が出るとされるエリアほどEMF検知器が検知した変動は大きかった。

     幽霊を見たり、なんらかの気配を感じる人々は、電磁場のような環境刺激の変化を無意識のうちに感知しているのかもしれない。では、電磁場の強度を人工的に変化させれば超常現象が起こるのか? 残念ながら、実験室の環境下で電磁場を操作した実験では、被験者が奇妙な体験をすることはなかった。しかし一方で、心霊現象が報告される場所と電磁場の変動に相関関係があることは揺るぎない事実だ。

    イメージ画像:「Adobe Stock」

    要因その2:神経系の錯覚

     とある研究で、頭の側面に微弱な電流を流された被験者の中には「自身の動きを模倣・妨害しようとする人影」を見たり、体外離脱体験をしたという例が報告されている。電流を流したのは「側頭頭頂接合部」。ここは身体化感覚に関わる極めて重要な領域と考えられており、その機能が妨げられると身体から意識が切り離されたような感覚が引き起こされるようだ。ただし、身体化感覚が脳内でどのように構築されているのかは、まだ脳科学者にも完全には解明できていない。

     また、脳が外界を遮断する睡眠中に、身体からの感覚が誤って解釈されることがある。脳から骨格筋の動きを阻止する信号が送られる「レム睡眠」。脳が活発に活動している一方で、身体は深く休んでいる“浅い睡眠”のことだが、その最中に目を覚まして体が動かないことに気づくケースがある。同時に夢の名残である鮮明な幻覚を経験することも。その時、多くの人は感覚情報の欠如に対して恐怖を感じ、夢の中で見た光景や聞こえた音を現実のものとして受け止めてしまうという。

    要因その3:性格特性

    『Science of the Supernatural』

     変動する電磁場にさらされた奇妙な感覚をすぐに超常現象として分類する人もいれば、違和感を覚えても超常現象とは結びつかない懐疑的な人もいる。個々の性格の特性によって、超常現象の感じ方に差があるのだ。そして性格特性として「スキゾタイピー(統合失調症的な傾向)」が強い人ほど離人感や突発的な感覚などを経験しやすく、超常現象を信じる傾向が強いといわれているようだ。そしてこれらの特性は、側頭頭頂接合部の機能とも関係している。

     マフェオ教授によれば、以上3つの要因に加えて当事者の超常現象を信じる心が密接に結びついているという。興味のある向きは、これらをさらに深く掘り下げた教授の新著『Science of the Supernatural』を手に取ってみるとよいだろう。

    【参考】
    https://theconversation.com/is-my-brain-wired-to-never-see-a-ghost-a-psychologist-on-three-factors-that-make-a-paranormal-experience-more-likely-279812

    webムー編集部

    関連記事

    おすすめ記事