タクシー幽霊と消えるヒッチハイカーと、帰ってくるおきくさん/朝里樹・都市伝説タイムトリップ
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走行中の車内から忽然と消えた女性! 運転手を恐怖に陥れる「幽霊とのドライブ」事件が英国で連続発生中!
英国のとある道路沿いで幽霊を目撃したという情報が、ドライバーから相次いで寄せられている。しかも、いずれも運転中にパニックを起こしかねない恐怖を味わったらしい。一連の経緯を詳しく確認していこう。
事件現場はケント州のブルーベルヒル。現地を走行中のドライバーはふと、道端に立つ若い女性の姿を見かける。付近は人家もまばらな地域のため、心配するのが人の性というものだ。どこか安全なところまで送ってやろうと車を停め、乗るように声をかけた。
後部座席に乗り込んできた女性を確認し、ドライバーは車を発進させる。だが、いずれのケースでも目的地まで送り届けることはできなかった。なぜなら彼女は、いつのまにか車内から煙のように消え失せてしまったのだから。しかも、奇怪な現象に動揺しながらも走行を続けるドライバーの行く道の先に、再びその姿を現すのだという。
数多くのドライバーたちに衝撃を与えてきたこの女性は、出現する地域にちなんで「ブルーベルヒルの幽霊」と呼ばれている。女性の情報や、車に乗り込んでは消える理由などは完全に不明だが、実は同国では道端に出現する幽霊というのはそう珍しい現象でもないらしい。
サウスヨークシャーのストックブリッジバイパスは、英国内で最も幽霊が出る道路として知られている。また、シェフィールド近郊のA616では中世の修道士がさまよい歩き、デボン州ダートムーアのB3212道路は100年以上もの間、勝手にハンドルを握って車を操作しようとする「毛むくじゃらの手」が目撃されているのだという。
とはいえ、道端に現れて車に乗り込んでくる幽霊は、英国の専売特許というわけでもない。昨今もメキシコでは大型トラックの助手席に、インドでは自家用車の後部座席に乗った幽霊の画像が監視カメラなどによって撮影されている。
また、アメリカでは「消えるヒッチハイカー」の噂が1800年代末から広く伝わっている。「ブルーベルヒルの幽霊」と同様、若い女性のヒッチハイカーを乗せたが、走行中に車内からいなくなってしまったという話だ。
そしてもちろん日本でも、東京都の青山墓地や京都府の深泥池などで乗せたタクシーの客が忽然と消えたり、後に幽霊だったと判明したというエピソードが運転手の間で語られている。あまりヒッチハイクの習慣は見られない日本ではあるが、見知らぬ誰かを道沿いで乗せる際は、くれぐれも気をつけた方が身のためかもしれない。車に乗りたい幽霊は世界中に存在するのだ。
【参考】
https://www.mirror.co.uk/news/uk-news/woman-disappears-car-after-being-36045947
webムー編集部
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