UFOの推進原理「反重力科学」研究最前線/MUTube&特集紹介 2024年4月号
反重力子は反物質と相互作用する!? 高速回転や音響振動が鍵となる!? UFOの推進原理「反重力科学」を三上編集長がMUTubeで解説。
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イギリスのストーク・オン・トレント幽霊博物館にある、さまざまな怪異を引き起こすという呪われた人形「スケアリー・メアリー」。カメラが捉えた怪現象と、幽霊博物館に眠る“いわくつき”のアイテムをレポート!! (2022年3月23日記事を再掲載)
心霊大国といわれているイギリスで、今、最も注目されている呪いの人形がある。ミッドランド西部、ストーク・オン・トレント幽霊博物館に展示されている人形「スケアリー・メアリー」である。メアリーは1953年に製造された古い少女の人形なのだが、なんとさまざまな怪現象を引き起こす正真正銘の呪いの人形だというのだ。
博物館が公開している監視カメラの映像を見ると、メアリーの周囲のみならず、連日かなりの頻度でミステリアスな現象が捉えられている。その真偽については懐疑的な意見もあるようだが、まずはこのストーク・オン・トレント幽霊博物館にコンタクトを取ってみた。
「メアリーはいたずら好きで、周辺機器のライトを点灯して遊びます。なかには、メアリーの視線が左右に動くのを見た見学者もいますよ」
そう語るのは、メアリーの所有者で博物館の館長を務めているクレッグ・ロングソン氏。怪現象を“いたずら”と表現するには相当な場数を踏んでいないといえないセリフであるが、それもそのはず。館長はゴーストハンターとしても活動していた過去を持つ生粋の心霊マニアであった。幾度となく“いわくつき”といわれる品々に触れてきたという館長だが、メアリーはその中でも秀逸で、これほど奇異な怪現象を引き起こす人形は初めてだということだ。
怪現象を起こす、いわゆる呪いの人形は世界各地で数多く報告されているが、その大半は持ち主の思い込みや、話題作り、といったことも多い。しかし、ロングソン館長とやり取りをする中で、ある映像を見たときには、筆者もさすがに背筋が冷たくなった。
それは、館長がメアリーの説明をしている時の映像だ。メアリーは赤いドレスを着て、ロッキングチェアに座った状態で展示されている様子が映し出されている。約70年前に製造されたため髪の毛や肌などには経年劣化が見られるが、眉や唇の色は残されており全体的にはなかなか良好な保存状態といえるだろう。大きな丸い目は青く、まっすぐと前方を見つめながら微笑んでいる様子は、いたって普通の少女の人形のようである。
だが館長が説明を終え、しばらくたったころだ。突如メアリーの周辺で謎の物音が発生。撮影隊が音の発生源と思われる場所にカメラを向けるのだが、フレームの端に映ったメアリーの目が明らかにおかしい。体や顔は動い
ていないのに、なぜかメアリーの目だけが、ギョロリと左側を見ているのだ。
だが、撮影隊はその様子に気づかなかったようで、次の瞬間にはもう目の位置は元に戻っていた。
その間わずか1秒ほどの出来事だったが、映像には、カメラの様子を伺うような、聞き耳を立てているような何ともいえない表情のメアリーがはっきりと捉えられている。
ロングソン館長によると、メアリーが動いたのは一度や二度ではないという
「体を上下に動かし、ロッキングチェアを揺らすことはよくありますよ。ですがこの前は、椅子から体を投げ出すようにして横から落ちたのです。これはメアリーが体を横にひねったとしか考えられません。彼女は本当に活発で、本当に不思議な人形です」
そのときの映像を見てみると、周囲にはだれもおらず、展示台にもぐらついた様子はないようだ。ではやはり館長の証言通りメアリーが何らかの意思をもって体を動かしたのだろうか。
メアリーは電池などで動く人形ではなく、中身が空洞のいたってシンプルな作りの人形である。さらにいえば、寝かせると目が閉じる、といった機能も備わっていない。
ロングストン館長がメアリーと出会ったのは、今から数年前。フェイスブックのマーケットプレイスに出品されていたのがきっかけだったという。
「ある女性がメアリーを出品していました。なんでも近所に住む高齢の女性が、お子さんに、と譲ってくれたのですが、子供が泣いて怖がるので無料でいいから引き取ってほしい、ということでした」
女性は一刻も早く人形を手放したかったようで、館長は落札後、早々に引き取りにいったそうだ。人形は茶色の紙袋に入れられていたのだが、受け取ってすぐこの人形がただものではないことに気がついたという。
「車に人形を乗せてしばらくすると、エンジンが突然停止しました。それまで順調なドライブをしていたのに、ですよ。すると紙袋の中から奇妙な笑い声が聞こえ、運転していたスタッフが謎の吐き気と頭痛に襲われました。結局その日は4回もエンジンが止まり、博物館に到着したときにはもうクタクタでした」
普通であれば、気味が悪いとして人形を手放すことを考えるだろう。だが、館長はこの奇妙な人形を「メアリー」と名づけ、わが子のように愛情をもって接しているようだ。
「メアリーはまるで8歳児と同じですよ。純粋に私たちを驚かすことを楽しんでいます。ここでは好きなだけ能力を発揮し、のびのびと展示されています。彼女は多くの人から注目されることが大好きなのです」
呪いの人形さえも受け入れるという寛容なロングストン館長。博物館にはメアリーを始め、自ら選りすぐったコレクションの数々を展示しているのだが、中にはベテランの館長でさえ「取扱注意」の骨董品もあるようだ。
それは世界大戦で亡くなった兵士の遺体を入れて運んだ棺である。「ここに来ると必ず“何か”を感じる」と見学者たちに評判だというが、これは1950年代から60年代にかけて1000体以上の遺体を戦場から母国イギリスへと運んだ棺だ。館長によると、戦死した兵士の悲しみが染みついているのか、真夏でも棺の周りではひんやりとした冷気を感じるそうだ。
ほかには、「高齢の女性が亡くなったときに座っていた椅子」も見学者に人気だという。これは霊と交信する際に使用する電磁波測定器がレベルマックスを指す、まさに最恐の椅子である。だが、興味半分で腰掛けるなかれ。座った途端、理由もなく涙が流れる、気分が悪くなるなど、得体の知れない不調に襲われる人が続出しているそうだ。
ロングソン館長によると、ここはもともと築200年ほどの古い屋敷だったそうだ。約50年前に何らかの理由で売りに出されたのだが、なぜか建物の2階部分が完全に封鎖された状態だったという。前の持ち主もその理由は知らなかったというが、鏡に映り込む少女の霊や、交霊会の最中に参加者の足首をつかむ、いたずら好きな子供の霊など、さまざまな霊が館内に存在しているそうだ。
ツアーガイドとして館内に立っているというロングソン館長。これからもストーク・オン・トレント幽霊博物館でこの不思議な魅力を伝えたいと語る。現在は夜のナイトツアーや、西洋版「こっくりさん」のウィジャ・ボード降霊会なども開催しているのだが、あまりにも“出る”ため18歳未満の入館は禁止されている。
人の想いや念に“もの”は反応するといわれている。
ロングソン館長はこれらの品々に恐怖のエネルギーは感じないそうだ。呪いの品はもしかしたら受け入れる相手によって変化するのだろうか。はたしてその正体とはいったい何なのだろうか。
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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