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メキシコで発生したチュパカブラの仕業らしき家畜襲撃事件。しかし、地元住民からは別種のUMAによる犯行を疑う声も…!?
1995年にプエルトリコで最初に目撃されて以来、南北アメリカで相次ぐようになったUMAチュパカブラの襲撃。「ヤギの血を吸う者」を意味する名前の通り、主に牧場で飼われている家畜の血を吸い、残虐に殺害する凶悪なUMAとされる。その正体については様々な説が入り乱れているが、特定には至らず。現在もチュパカブラ絡みの事件は定期的に報告され続けている。
そして今、チュパカブラたちの活動がメキシコで活発化している可能性があるという。先日の早朝、同国南東部の世界的リゾート地、キンタナ・ロー州カンクン近郊に位置するレオナ・ビカリオの住民が、大きな岩の上で横たわったヤギの死骸を発見。その異様さに言葉を失うとともに、チュパカブラの仕業に違いないと確信、写真を撮影してSNSに投稿した。
英紙「DAILY STAR」が報じた写真を見る限り、ヤギは目をくり抜かれ、片耳を噛みちぎられた上、首部分には大きな穴が開いている。ここから全身の血液を吸い取られてしまったのだろうか? それ以外に目立った傷は確認できず、周囲には血痕も広がっていない。殺害の手口としては極めて手慣れた者による犯行との印象を抱かせる状況だ。
飼い主であるジェニ・シルビア・パルドさんによれば、発見前日の午後の段階でヤギには何の異変もなかったという。また、現地周辺ではチュパカブラの存在が公式に確認される20年以上も前、1970年代から同様の事件が起きてきたことが判明している。
地元住民の多くはチュパカブラの仕業を疑っているが、一方で別の可能性を探る動きもあるようだ。そもそも写真自体がフェイクであり、何者かによって意図的に用意された死骸だとする声、中南米に生息する山猫の一種ジャガランディの仕業だとする声のほか、「私の村では、これは家畜の脳を好む夜鳥の仕業だとずっと言われてきた」と指摘する地元住民もいるとのこと。
「家畜の脳を好む夜鳥」とは、チュパカブラと同様の手口で家畜を襲う別種のUMAが存在しているということなのだろうか?
もともとチュパカブラには4タイプが存在すると考えられており、今回の場合は、首に大きな穴が空いた死骸の状況から所謂「テキサス型」の可能性もあると思われるが、もしもまだ知られていないUMAがいたとなれば、これまでのチュパカブラに対する理解が大きく覆される可能性もありそうだ。
「証拠を出すと、でっち上げだと言われてしまうのです。信じられないかもしれませんが、奇妙なことは起きています。判断は個々に任せるしかありませんが、とにかく気をつけてください」
いずれにしても、パルドさんはこのように、真剣に取り合わない人がいる現状を嘆いている。世界各地でこれまでチュパカブラに殺された家畜たちの数を考えれば、その被害額たるや相当なものになるだろう。「理解を超えている」や「どうせ〜だろう」で済ませるのではなく、しっかり正体を探ろうとする姿勢が求められているはずだ。
【参考】
https://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/blood-sucking-chupacabra-vampire-feared-29967197
webムー編集部
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