愛媛の「鏡と鍋のカケラ」飛来伝説の再現か!? 30年前に撮影されたUFO写真と地域伝承が一致
30年前に偶然撮影された一枚のUFO写真。再調査でその神秘性を裏付けるかのような地域伝承を発見した。撮影者へのインタビューと現地取材をもとに、愛媛UFO事件の記憶と新たな事実に迫る。
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世界の神話や伝承に登場する幻獣・魔獣をご紹介。今回は、頭は猿、躯は狸、尾は蛇、手足は虎ーー「鵺」です。

『平家物語』によれば、仁平の頃、夜な夜な東三条の森のほうから一群の黒雲がやってきて御殿を覆い、時の近衛天皇が魘されるという怪事が起こった。そこで源三位源頼政が警固を命じられた。夜半、頼政は「雲の中に怪しき物の姿」を見てこれを射落とすと、「頭は猿、躯は狸、尾は蛇、手足は虎の姿なり。鳴く声鵺にぞ似たりける」という、何ともいいようのない怪物であった。
つまり『平家物語』では、頼政が退治したのはあくまでも「鵺という鳥に似た声で鳴く正体不明の怪物」であったのだが、それがいつしかその怪物自体が「鵺」と呼ばれるようになり、そのまま定着してしまったものらしい。ちょうど「フランケンシュタインという人物が創った名前のない怪物」が、いつしか「フランケンシュタイン」という名前で定着したのと同じ伝である。
この怪物の屍体はその後、洛中洛外を引き回された後、空の舟に入れられて淀川に流されるが、世阿弥の謡曲『鵺』によれば(ここではすでに怪物自体の名が「鵺」とされている)、この舟は摂津の国芦屋の里に流れ着いた。ある旅の僧がその川の畔の堂に泊ったところ、川のほうから怪しい声が聞え、髪を振り乱した舟人が現れた。僧が問い質すと、この舟人はなんと、自分は源頼政に退治された鵺の亡霊であると名乗った。そこで僧が一心に経を読むと、鵺は「涅槃に引かれて真如の月の、夜潮に浮かびて是まで参りました。あら有難や」と懺悔し、暗い海の底へ帰っていったという。
地元の伝承によれば、鵺の屍体が漂着した場所は現在の大阪市都島区で、当時は「澤上江」と呼ばれる湿地帯であった。鵺の祟りを恐れた村人は、これを懇ろに弔った上、祠を建てて「鵺塚」として祀ったという。
この伝承に基づき、現在、大阪港の紋章デザインで、紋章を左右で支えている「サポーター」はこの鵺である。ただし、「躯は狸」では格好が付かないためか、この紋章では鵺の胴体は「獅子」ということになっている。
https://www.city.osaka.lg.jp/port/page/0000016593.html#1syou
2020年2月1日の記事を再編集
松田アフラ
オカルト、魔術、神秘思想などに詳しいライター。
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