アリゾナ上空でUFOと戦闘機が空中衝突していた! FAAが公開した重大インシデントの詳細
2年前、UFOと米軍戦闘機が空中で接触していたという衝撃の事実が明らかになった。このインシデントは単なるドローンとの事故か、それとも地球外知的生命体の来訪なのか――!?
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米ソ冷戦時代に行われていたアメリカの高高度核実験において、核爆発で損傷したUFOが墜落し、米海軍艦によって回収されていた――。衝撃的言説に研究家たちの注目が集まっている。
米ソ冷戦下の1962年、ソ連による核実験(1961年だけで57回)の活発化に直面したジョン・F・ケネディ大統領は、1958年10月から行っていた核実験の一時停止措置「核実験モラトリアム」を終了させた。これにより原子力委員会、国立原子力研究所、そして軍部によってアメリカは1962年、「ドミニク作戦」の名の下で36回の核実験を実施することになる。一方、ソ連は1962年に78回の核実験を実施しているが、そのほとんどが地上実験であった。
ドミニク作戦の一環として実施した一連の高高度核実験は特に「フィッシュボウル作戦」と名付けられ、ブルーギル、スターフィッシュ、ウラカの3つの実験が計画された。
しかし、これらの実験は失敗が続き、1962年10月26日に4度目の試みとして行われたのが「ブルーギルトリプルプライム」実験だった。
当日深夜、ハワイ・オアフ島から西に約1500km、ミッドウェー島からは南に約1000kmの位置にある「ジョンストン島」のミサイル発射基地から発射されたソー(Thor)弾道ミサイルは、計画通り上空48キロメートルでW-50核弾頭を爆発させた。
この実験の主目的は、高高度での核爆発が無線通信やレーダーに及ぼす影響を知ることだったが、ソ連が放つ可能性のある大陸間弾道ミサイル(ICBM)を上空で破壊する防空システムとしての効果を検証することも副次的な目的とされていた。ソ連は1962年当時、少数のICBMしか保有していなかったが、その保有数を急速に増やし始めていたのである。
4度目の試みでようやく成功した実験だが、この時の核爆発に上空を飛行していたUFOが巻き込まれ、損傷して墜落。その機体を米海軍艦が回収していたという驚きの新説が登場している。
オーストラリア人研究者、ジェフ・クラックシャンク氏は昨年8月、UFO研究家のロス・コールサート氏が司会を務める「NewsNation」の番組に出演した際にこの話を語り、その後の2024年12月21日に「The Hidden Truth Behind a 1960s Nuclear Test: A Non-Human Craft Fell Down To Earth(1960年代の核実験の隠された真実:非人間的な宇宙船が地球に落下)」という記事を曝露系ウェブサイト「Liberation Times」で発表した。
クラックシャンク氏によれば、上空での核爆発の模様を航空機から撮影した映像に、核の火の玉の中から正体不明の物体が転がり落ちる様子が明確に捉えられており、これは核実験を監視していた非人間存在が乗っていたUFOにほかならないというのだ。
想定外の爆発の威力でこのUFOは損傷して墜落し、その後、米海軍艦によって回収されたことが、1962年10月26日から31日までの艦艇の日報から判明しているということだ。
さらに、クラックシャンク氏はブルーギルトリプルプライム実験の37日前、大西洋ミサイル実験場で行われた「アトラス8F大陸間弾道ミサイル」の実験の最終段階において、大気圏再突入仕様の核弾頭「マーク4再突入体(Mark 4 RV)」の後方をUFOが約90秒間にわたり追跡している様子が収められた映像も紹介し、このUFOはブルーギルトリプルプライム実験で墜落したものと同種のものであると指摘する。加えて核爆発を撮影した別のフィルムには三角形の空白があり、これは当局の“検閲”による加工修正の痕跡であり、もともとそこにはUFOが写り込んでいたと主張している。
以前から多くの研究者によってUFOと核兵器の関係が指摘されており、1964年の「ヴァンデンバーグUFO事件」では、ミサイルのダミー弾頭めがけてUFOがレーザー光線を発射したことが取り沙汰されている。その2年前となる1962年の高高度核実験で、はたして本当にUFOが墜落していたのだろうか。
全てが事実だとすれば驚くしかないが、クラックシャンク氏の言説に疑問の声も上がっている。UFO研究家ダグラス・ディーン・ジョンソン氏は、自身が運営するUFO情報メディア「Mirador」で発表した記事で、ブルーギルトリプルプライムの核実験中にUFOの墜落・回収などなかったと、クラックシャンク氏の理論を全否定している。
ジョンソン氏によれば、墜落したUFOとされている物体はミサイルから切り離された約20メートルのロケットブースターであり、爆発後のタイミングで落ちたものだという。
クルックシャンク氏の理論は、2016年8月30日にラジオ番組「Fade to Black」に出演したUFO研究家でバンドマンのトム・デロング氏が語った1960年代の高高度核実験とUFOの関係についての発言から派生したものであることは自身も認めている。
その上でジョンソン氏がまず疑問に思ったのは、2016年以前にブルーギルトリプルプライム実験とUFO事件を関連付ける文書や報告書、あるいはUFO関連の書籍やその他の文献に何らかの言及があったかどうかであった。もちろんジョンソン氏はそのような言説はまったく耳目にしたことはなかった。
そこでジョンソン氏は、UFO研究家のロバート・ヘイスティングス氏に、ブルーギルトリプルプライム実験中にUFO事件が発生したという話を過去に見聞きしたことがあるかどうかメールで尋ねた。
するとヘイスティングス氏は、2025年3月7日にメールで「昨年、クルックシャンク氏がロス・コールサート氏にインタビューされているのを見るまで、ブルーギルトリプルプライム実験中にUFOが墜落したという話があるなんて知らなかった」と回答したのである。
つまり、このUFO事件についてクラックシャンク氏こそが発信源と考えられるというのだ。
ジョンソン氏は映像にある落下物体は切り離されたロケットブースターであり、日報についてはクラックシャンク氏の“解釈”に過ぎず、フィルムの三角形は何らかの原因で生じたものであり検閲による加工修正ではないと結論づけている。
「もしも米政府が“人間以外の乗り物”の全部または一部を回収したことがあるとしても、それが1962年10月26日に起きたと信じる客観的根拠は見当たりません」(ジョンソン氏)
「ブルーギルトリプルプライムUFO事件」は隠蔽された事実なのか、それとも捏造なのか。この件については今後新たな展開が待っているかもしれず予断を許さない。
【参考】
https://www.liberationtimes.com/home/the-hidden-truth-behind-a-1960s-nuclear-test-a-non-human-craft-fell-down-to-earth
https://douglasjohnson.ghost.io/bluegill-triple-prime-nuclear-ufo/
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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