プーチン大統領とシベリアのシャーマンの魔術対決! 混迷するロシアを揺るがす悪魔祓いのリアル/仲田しんじ
世界を驚かせた電撃的なウクライナ侵攻から1年が過ぎようとしている中、ここにきてプーチンのメンタルを不安視する声がいくつかあがってきているようだ。心身の壮健さを維持するために、プーチンはオカルト的儀式で
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南極の氷床の奥深くに広がる湖に、14本の腕を持つ巨大軟体生物が生息しているという。「有機体46-B」と名づけられたこの謎の生物は、一説によれば恐るべき“生物兵器”として14本の腕で手ぐすねを引いて出番を待っているという――。
南極大陸を覆う分厚い氷床の下に湖が存在しているという事実は、自然の驚異にほかならない。
ロシアの南極観測基地「ボストーク基地」にほど近いエリアの氷床下約4キロメートル地点には、琵琶湖の20倍以上もの面積の広大な氷底湖「ボストーク湖」が、膨大な水を湛えて佇んでいる。
1960年代後半から70年代初頭にかけて行われた上空からの調査により存在が確認され、その後も少しずつ調査が行われてこの驚異の氷底湖の詳細が徐々に明らかになってきたが、それでもまだ多くの謎が残されている。
2013年2月にロシアの調査チームが氷床下約3800メートルまでドリルで掘削したところ、遂に湖面に達したことが報告された。はたしてこの隔絶された氷底湖にはどのような生物が生息しているのか。
その後も徐々に調査が進められているボストーク湖だが、驚くべきことにこの湖には「14本の触手を持つ巨大なタコ型の怪獣」が生息しているという噂が立ちのぼりUMAファンの注目を集めている。
研究チームによって「有機体46-B(Organism 46-B)」と名づけられたこのタコ型巨大モンスターの謎について過去に月刊「ムー」(2022年8月号)で紹介しているが、この機会に今一度振り返ってみるとともに検証を行ってみたい。
英紙「Express」などによれば、この話題の発端はかつてロシアの調査チームの一員であったアントン・パダルカ博士の発言だ。スイスに亡命したパダルカ博士が、ロシアでは隠蔽されている“事件”について語ったのである。
パダルカ博士によれば、実はロシア調査チームは公式発表の1年前、2012年2月初旬の時点でボストーク湖を覆う氷床をドリルで貫通させており、詳しい調査を進めていたという。
調査チームの科学者らは、ボストーク湖は淡水湖であり、地上よりも酸素量が10倍から20倍以上多いことを突き止めた。そして、この氷底湖は1500万年から3400万年にわたり隔離された環境にあったと推察した。したがって、この湖に独自の生物や生態系が存在している可能性が高いことが見込まれたのである。
調査チームは氷床の穴を拡げる作業に着手し、その後でいよいよ水中探索を決行したが、その初日に事件は起きた。
「防寒ウェットスーツを着て予備ダイビングを行っていたとき、“有機体46-B”に遭遇しました。すると私たちの無線が反応しなくなりましたが、後にアラームを意図的に破壊されたことが分かりました」(パダルカ博士)
体長10メートルにもなる有機体46-Bは通常のタコよりも6本多い14本の触手を持っていて、そのぶん攻撃力がきわめて高い。狙った獲物を麻痺させる毒を吐き出し、強力なクチバシで獲物に噛みつき粉砕するのである。また、あらゆるものに姿を変える能力も持っている。そして一緒に潜水していた博士の同僚が残念ながら有機体46-Bの餌食となってしまう。
犠牲となったビンドグラドフ博士は、有機体46-Bが吐いた毒の直撃を受けて全身麻痺に陥り、逃げることもできずに水中を漂っていたが、伸びてきた有機体46-Bの触手に頭部をもぎ取られたのだ。頭はそのまま有機体46-Bの口の中へと運ばれていった。
2人目の犠牲者は有機体46-Bの変身能力に翻弄された。有機体46-Bは、なんと人間のダイバーの姿に変身して近寄ってきたのである。それが有機体46-Bであると気づいた時にはもう遅く、同僚の科学者は何本もの触手につかまれて身体を引き裂かれたのだった。
そして3人目の犠牲者は、触手の恐るべき能力によって命を奪われた。調査チームの唯一の女性科学者は、水中で迫ってきた有機体46-Bの触手を鉈で切断して逃げることができたのだが、なんとその夜、キャンプ地で寝ていた女性科学者の寝床へ切断された触手が忍び込んできて、彼女の首を絞めて殺害したというのである。
多大な犠牲を出しながらも、調査チームはあきらめなかった。科学者たちはなんとか知恵を絞って工夫し、遂に有機体46-Bを捕獲することに成功した。
その後、調査チームは掘削孔を封鎖することにし、有機体46-Bの捕獲を当局に報告した。しかし、どういうわけかロシア政府は有機体46-Bの発見と捕獲を隠蔽することを決定したのである。公式には、調査チームがボストーク湖を調査したことすらなかったことにしたのだ。いったいどういうことなのか。
当惑するばかりであったパダルカ博士だが、情報収集と検証を重ねたところ、どうやら当局は有機体46-Bを軍事目的に活用しようと画策していることがわかってきたのだ。有機体46-Bの吐く毒から戦場で使える殺傷能力の高い毒物を製造したり、有機体46-Bそのものを“生物兵器”として活用することなどが検討されていたという。
これを知ったパダルカ博士は2012年7月、ロシアを逃れてスイスへと亡命した。
「タコの種類によっては、20万個もの卵を産みます。それらが北米各地の貯水池や湖で繁殖した場合を想像してみてください」とパダルカ博士は警鐘を鳴らす。
ご存知の通りロシアは現在、ウクライナへの侵略の最中にある。もしも有機体46-Bを軍事活用する技術がすでに開発されているとすれば、今後の戦況を考えた時に不気味な予想も成り立つ。さらなる調査が求められるところだが、ロシア以外の国の調査チームがボストーク湖にアクセスできるようになるのも、今はウクライナ情勢次第ということになるだろうか。
【参考】
https://www.infinityexplorers.com/organism-46-b-russia-under-antarctic-ice/
https://www.express.co.uk/news/weird/735175/vladimir-putin-killer-octopus-organism-46-b-russian-army-secret-weapon-russia
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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