「南極のゴジラ」との遭遇ーーその前日譚の”幼生体”の謎/妖怪補遺々々
かつて南極観測隊が、航海の最中に目撃したものとは…… ホラー小説家にして屈指の妖怪研究家・黒史郎が、記録には残されながらも人々から“忘れ去られた妖怪”を発掘する、それが「妖怪補遺々々」だ!
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珍スポ巡って25年、すべてを知る男による全国屈指の“珍寺”紹介。今回は秋田県由利本荘市の「岩城修弘霊場」。怖いほど伝わってくる熱い想いとは――!?
人里離れた山中に突然現れる派手な手書き看板に誘われて境内に入ってみると、そこは個人が造り上げたインディーズ霊場だった。
看板にびっしり書かれた文章の内容は主に病気と宗教の関係について。本堂の壁のほとんどが文章が書かれたボードで覆われている様は、「素通りを許さない」というチョット怖い位の勢いが感じられる。
境内には手造りのお堂や日本全国の霊場の写真などが並び、この霊場を造り上げた人の脳内楽園と化している。延々と言葉で埋め尽くされた霊場。余程訴えたいことが多かったのだろう。
このような過剰な主張は今ではネット上でよく見られるが、それを霊場というフォーマットで体現したところにここの凄さがある。
小嶋独観
ウェブサイト「珍寺大道場」道場主。神社仏閣ライター。日本やアジアのユニークな社寺、不思議な信仰、巨大な仏像等々を求めて精力的な取材を続けている。著書に『ヘンな神社&仏閣巡礼』(宝島社)、『珍寺大道場』(イーストプレス)、共著に『お寺に行こう!』(扶桑社)、『考える「珍スポット」知的ワンダーランドを巡る旅』(文芸社)。
珍寺大道場 http://chindera.com/
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