芸術の秋に「カッパ」図をみくらべる/鹿角崇彦・大江戸怪獣録
さまざまな怪物・怪獣が描かれた江戸時代。なかには模写で生まれたヘタウマ絵や、絵師の個性が爆発した現代アートのような怪獣図もあったのだ。
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全日本カッパ連合の関係者が「オカルト研究」する目的とは? 放送中のアニメに衝撃の瞬間が……。
UMA、妖怪の研究に有益な情報を加えるであろう、衝撃映像が公開された。
記事トップに掲載した場面がそれだが、制服姿の少女が確認できるだろう。小柄で水に濡れた状態であり、奇妙なことに甲羅を背負い、頭部は神々しくも発光している。後光を想起するが、これはなんと、皿なのだという。甲羅に皿ーーつまり、この少女はカッパだというのだ!
情報によれば、この少女の名前は蔓深ひすい。普段は普通の高校生として過ごしているが、キュウリを食べて水に入ることで秘めたるカッパ属性が解放されるのか、水辺の妖怪としての姿を現してしまうらしい。
蔓深ひすいを知るクラスメートのひとり、徳光森太郎は「最初は怖がられていると思った」と語る。人目や交流を避けるような動きは正体を隠すためか、または単なる個人の習性かわからないが、ともあれ蔓深ひすいの正体はごく少数のクラスメートにだけ知られており、これまで明らかにされることはなかった。
同じく秘密を知る賀上さゆりによれば、蔓深ひすいは「財閥の令嬢で、全日本カッパ連合の総裁の孫娘」であり「将来の日本一のカッパ」が見込まれるそうだ。ちなみに蔓深ひすいと賀上さゆりは学校の「オカルト研究部」の部員。蔓深ひすいは将来、カッパのトップに立つ立場を踏まえて研究活動に邁進しているということだろうか。
全国各地のカッパを束ねるネットワークとしては河童連邦共和国が知られているが、全日本カッパ連合なる組織は初耳である。つまりこの映像は単なるカッパ発見ではなく、知られざる秘密組織の存在をも暴露するエビデンスになるのだ。「ムー」としては蔓深ひすいを介してカッパ総裁に取材したいところだが、この映像の出どころを含めて謎が多いままだ。
思えば「ひすい」という名前からは日本の国石である翡翠や、その産出地である新潟県糸魚川を連想する。糸魚川市一の宮からは「河童形土偶」が出土しているが……これが全日本カッパ連合に通じるとすれば、その歴史は縄文時代に遡ることになる。
ともあれ、蔓深ひすいの動向は今後も要注目となった。
加えていえば、前述の賀上さゆりが夜間に謎めいた行動をとることや、徳光森太郎の周辺に空を飛ぶ者がいるなどの情報もある。新たな映像を確認次第、続報をお届けしたい。
お察しとは思うが、これは放送中のアニメについての考察記事である。蔓深ひすい(カッパ)のほか、とわ(天使)、しう(天使)、和泉のえる(雪女)、賀上さゆり=リリーシュカ(吸血鬼)の日常が描かれている。彼女らに囲まれる普通の高校生、徳光森太郎、堤つむぎの対応力は、ミステリアスな存在との共生時代に向けて学ぶところが大きい。
TOKYO MX/関西テレビ放送/テレビ愛知/BS日テレ/AT-X他で放送中、ABEMA、dアニメストア他にて配信中
© matoba/SQUARE ENIX・天使つき製作委員会
アニメ「ワンルーム、日当たり普通、天使つき。」公式サイト https://tenshitsuki.com/
webムー編集部
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