中村妙恭氏の「九字切り講座」に参加/辛酸なめ子の「魂活巡業」

文・マンガ=辛酸なめ子 協力=中村妙恭(占い蓮)

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    東京・西荻窪駅前「占い蓮」の代表にして占い師の中村妙恭氏は、高野山の阿闍梨でもあり、九字切り講座を不定期開催しています。不思議な体験談が多数寄せられていると聞き、興味津々で講座に参加しました。

    九字切りは「攻撃」ではなく「防御」が目的

    ストレス軽減にも事故回避にも効果あり

    「ストレスという名のもののけを切る 中村妙恭直伝・秘伝九字切り」そんなキャッチフレーズに惹かれて西荻窪駅前の「占い蓮」にうかがいました。
     九字切りで思いだすのは、ありし日の美輪明宏さんのお姿。「オーラの泉」で悪霊まみれの芸能人に向かって「臨・兵・闘・者!」と九字を切る勇ましい姿が記憶に残っています。

     ただ、妙恭さんからはこんなコメントが。

    「美輪さんの九字切りは、素人がやると危険です。やっつけてやろうと思うと、自分がやっつけられますから。自分を守るための九字切りです。かつて密教のお坊さんや修験者は、夜道を歩くときに追いはぎや熊から身を守るために、あるいは修行中の煩悩を消すためにやっていました」

     今回学ぶのは、ストレスの元を消すための九字切りです。

    「電車の中で赤ちゃんが泣きだしたのでこっそり九字切りをしたら泣きやんだり、酔っ払いのケンカが収まったりしました」

     事故や災害から自分を守るためにも九字切りは有効です。

    「乗ったバスが事故に遭うとか、魔がさして道に飛びだすとか。それも九字切りで防げます」

     妙恭さんご自身も、電車事故に遭う運命だったそうですが、回避できた経験があるとか。

    「九字切りは人に見えないようにこっそりやるのが基本です。まずは北東と南西、それぞれの方角に向かって3回ずつ行います。背筋を伸ばし、呼吸を整え、人差し指と中指を立てて刀印を結び、臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前と、空中に縦横の線を引きながら唱えます」

     参加者全員で練習をして、最後は妙恭さんがチェック。行う前に光明真言と弘法大師のご宝号、そしてお題目を唱えると、より安全とのこと。

     ちなみに私は何も唱えず、軽い気持ちで九字切りをしたら、続けて霊的な夢を見ました。やはり霊を刺激する力があるようです。初心者こそ丁寧に行い、光明真言やご宝号で守りを強めたほうがよさそうです。
     そして、記憶力が衰えていたと思っていた自分が、難解な九字を覚えられた達成感も味わいました。それだけでも自信につながり、ポジティブな結界が強まりそうです。

    (月刊ムー2026年10月号)

    辛酸なめ子

    漫画家、コラムニスト。芸能界から霊能界、セレブから宇宙人まで独自の視点で切りこむ。

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