出口王仁三郎の遺言/MUTube&特集紹介  2026年6月号

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    やがて現れる女神「若姫君」とは何者か、この記事を三上編集長がMUTubeで解説。

    霊界の出口王仁三郎とのコンタクト

     自身を「非似者」とした、遺言とも戯文とも読める一文を、出口王仁三郎が、死去の前に政治家・床次竹二郎の弟に渡したという秘話があり、その文も伝わっている。以下がそれだ。
    「今大本に現れし、変性女子(王仁三郎)は非似者ぢゃ、誠の女子が現れて、やがて尻尾が見えるだろ。……時節を待ちていたならば、何れ現れ来るだろう。美濃か尾張の国の中、変性女子が知れたなら、もう大本も駄目だろう。前途を見越して尻からげ、一足お先へ参りましょ」
     これは長い遺言の一部だそうで、文書(原本か写しかは不明)は行者の金井南龍が所蔵していた。斯界の長老で、大本に深く心を寄せていた笠井鎮夫もその存在を認めているので、まんざらでたらめな話ではないだろう。
     この遺言が何を意味しているのか、長いこと気にかかっていたのだが、霊界の出口王仁三郎(以下、常の呼称である「王仁さん」と略称)とのコンタクトで、ようやくその意味の一部が判明した。今回はそれについて書くのだが、話の順序として、まず王仁さんとの出会いから述べることにする。
     王仁さんが初めて出現したのは23年12月のことだ。
     香川の金刀比羅宮取材のために、私と霊査メンバーの今井博樹が霊媒・梨岡京美宅に前泊し、その夜、天狗や修験行者の山中での過酷な修行、山中での食料事情などについて話をしていると、唐突に天狗とおぼしき霊が梨岡に憑り、「天狗の麦飯」について教示してきた。
     天狗の麦飯というのは、さまざまな藍藻類や細菌類などの集合体だそうで、信州の戸隠山や黒姫山、飯縄山など中部地方に分布している。「食べられる土(砂)」とも呼ばれており、昔の修験者が山中で飢えをしのぐ糧食としたと伝えられているが、いまは天然記念物に指定されていたり、採集に国の許可が必要なため、実食者はまれだろう。
     実際にそれを食べた洋画家の曾宮一念は「無味無臭、歯ざわりは麦飯よりも少しサクサクして、モロコシのフレークの如く、また焼麩の軽さがある。……少しも美味では無いが、無味という事は食べるには都合がよい」と感想を記している(『榛の畦みち』)。
     山中の非常食ともいうべき天狗の麦飯については、私は以前、山形の天狗さんや戸隠山で飯縄三郎天狗に質問していたが、山岳行者が実際に食べたという以上の情報は得られていなかった。ところがこの夜、突然の訪問者が、天狗の麦飯は行者にとっての特効薬で、いまでいうペニシリン(細菌を殺す代表的な抗生物質)のような働きがあると、初耳の話を語り出した。
    「日本のどこにあるか、天狗さんはわかっているんだって。ミネラルが豊富な場所があって、いくつもの層があって、その中に〝光る土〟があるらしいのよ。それがね、ほんと特効薬で、病気が治ったりとか、体調がよくなったりとかするんだってよ」と、梨岡が取り次いだ。
    「その土を捜せということですか?」
     私が天狗霊に尋ねると「違う。何も食べなくても、その土を食べたら体が元気になるということだけを不二龍彦にいえって」と答えが返ってきた。
     そこで私は、自分が知っているかぎりで、いちばん真剣かつ熱心に「お土様の功徳」を説いていたのは出口王仁三郎だが、王仁さんは天狗の麦飯を知っていたか、また知っていたとしたら実食したかと尋ねた。すると「知っていた。使ったこともある。だから王仁三郎はエラい」といい切ったところで天狗霊はふいと消えた。
     突然の闖入に驚き、余韻にひたりながら会話を続けていると、今度はまったく思いもかけない王仁三郎霊の出現があった。

    (文=不二龍彦)

    続きは本誌(電子版)で。

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    webムー編集部

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