湖面に現れた巨大な“黒い影”はUMAネッシーか!? 2025年初の公式目撃認定への期待高まる

文=webムー編集部

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    水棲UMA「ネッシー」の目撃情報が相次ぐスコットランド・ネス湖。水面下の“巨大な黒い影”を捉えた画像が、2025年の公式目撃第1号となるか!?

    ネッシーの存在をうかがわせる黒い巨体

     2025年に入って早くも2か月が過ぎた。そして今、英スコットランドのネス湖でネッシーと思われる巨大な黒い影が撮影され、2025年最初のネッシー公式目撃記録になるのではないかと騒がれている。どのような経緯があるのか、複数の海外メディアが報じた内容から詳細を見ていこう。

    画像は「Inverness Courier」より引用

     ネス湖センターが3月4日に公開した画像は、細かい波が立った湖面を捉えたもの。中央に巨体を思わせる黒い影が写っているのだが、体のどの部位か特定することは難しい。画像提供者の氏名や撮影日時は伏せられた一方、巨大な黒い影はネス湖岸沿いのドレスビーチから数分間観察されており、湖面は静かで穏やかな状態だったという。

     同センターのゼネラルマネージャーを務めるナギナ・イシャク氏は、今回の目撃情報に「特に興味深いものだ」と大きな関心を寄せている様子。加えて、「目撃時の条件はまさに完璧だった。これは今年最初の重要な目撃となる可能性があり、ネス湖とネッシーを取り巻く謎をさらに深めるものとなる」と興奮気味だ。

     過去2年にわたり、ネス湖センターは英アバディーン大学やネス湖探検隊など世界的に有名なパートナーと協力し、「ザ・クエスト」と呼ばれるネッシー大捜索事業を繰り広げてきた。水中聴音機やソナーなど最新鋭の機器を使用して湖の深部を探査し、水面監視にはボランティアも参加させている。研究活動が大きく前進したと明言するイシャク氏は、今回の目撃情報によって「ネス湖の謎がまだ解明されていないことを思い出させてくれた」とコメント。今後もあらゆる可能性を探求し続け、真実を明らかにすることに尽力するという。

     ネス湖探検隊のアラン・マッケナ氏も、「伝説の怪物を探してネス湖の水域を調査する熱意が続いているのは素晴らしいことだ」と言及。ソナーの記録や湖面の異常といったネッシーの潜在的な証拠、さらにはネス湖の生態についての新たな洞察も含めて、“あらゆる観察”が理解を深めてくれると主張。情報の共有を呼びかけつつ、「私たちはそれが何を意味するのか分析し、探求することに常に興奮している」と語った。

    今年も展開される大規模ネッシー捜索プロジェクト

    これまでの通算目撃件数の通算を伝える公式サイト 画像は「The Official Loch Ness Monster Sightings Register」より引用

     ネッシーに対する関心は依然として高い状況にあるが、一方で公式目撃記録は2022年に6件、2023年に10件と決して多くはなく、2024年に至っては過去10年で最低の3件どまり。どうやら認定基準の“大幅な厳格化”も一因にあるようだ。

     とはいえ、今年の捜索イベントには潜水艦が投入され、過去10年で最大規模になるという。また今年1月には、ニュージーランド・オタゴ大学のニール・ゲメル教授による「ネス湖2.0」宣言が話題に。船や水門に受動的な採集システムを設置して1年以上にわたりサンプルを収集し、ネッシーの存在を示す手がかりがないか、DNAの配列を解析するプロジェクトが控えている。

    ネス湖に設置されたライブカメラ映像

     例年になく大きな期待が寄せられるネッシー大捜索。まずは、今回撮影された黒い影が2025年の公式記録1号となるか、続報を待ちたい。

    【参考】
    https://www.inverness-courier.co.uk/news/loch-ness-monster-is-this-the-first-sighting-of-nessie-in-2-376032/

    webムー編集部

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