メキシコの洞窟で「異星人のミイラ」出土! またもアカタマ・ヒューマノイドと同種か、深まる謎
南米で再び「異星人のミイラ」が見つかった! 洞窟で発見された今回のミイラと、これまで発見されてきた小型ヒューマノイドとの関連性は──?
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ペルーの「異星人ミイラ」の謎解明に一歩前進!? 歯が生えていることが検査で判明し、作り物ではなく正真正銘の生物である可能性が高まってきた!
2017年にペルーで見つかった、白い粉で覆われた状態のミイラ「アントニオ」。細長い頭蓋骨や異様に吊り上がった目、3本しかない指といった人間離れした特徴から、一部の研究者は「異星人のミイラ」だと考えている。このミイラの詳しい検査によって、新たに口の中に歯があったことが明らかになり、アントニオが(作り物などではなく)れっきとした生物である可能性が高まっている。
ニュースを伝えた英紙「Daily Mail」によると、今回の検査結果を公表したのはメキシコ海軍医療部の元部長ホセ・ザルセ博士。アントニオの口腔内に小型カメラを挿入したところ、28~32本の歯が発見されたというのだ。
ザルセ博士曰く、歯からは水銀・銀・銅・スズなどの金属の混合物から作られた、「アマルガム」と呼ばれる詰め物も見つかっている。並んだ歯の一部には折れた痕跡もあり、3D再構成技術によって歯の間隔や構造を調べたところ、「霊長類」に近いこともわかった。
さらに、ザルセ博士はアントニオの目の検査も実施し「眼筋に相当する乾燥した組織と、完全に乾燥した視神経の残骸と思われるものを発見した」とコメント。「遺体がかつて生きていたものであり、100%本物で、有機的存在であるという明白かつ反駁の余地のない証拠」という言葉からも、ザルセ博士の強い自信がうかがえる。
さて、ペールで発見された「異星人のミイラ」はアントニオだけではなく、同時期に「マリア」や「モンセラート」と名づけられたミイラなど(体格や身体的特徴の異なる)20体前後が発見されている。ザルセ博士の調査で、これまでに指紋・骨の摩耗・歯の形成・筋肉の特徴・内臓などが見つかったことになる。
なお、これら「異星人のミイラ」のうち2体は2023年にメキシコで開かれた同国史上初の「UFO公聴会」で大々的に公開され、世界中から大きな注目を集めた。一方、法医学考古学者フラビオ・エストラーダ氏は異星人説を一蹴。「これらはこの惑星の動物たちの骨と現代の合成接着剤で組み立てられた人形だ」と明言しており、議論は今も紛糾している。
さて、ペルーの「異星人のミイラ」をめぐっては、超常現象研究家でジャーナリストのハイメ・マウサン氏がキーパーソンだ。同氏こそミイラの発見者のひとりであり、メキシコ議会によるUFO公聴会でミイラを公開した人物でもある。
また、アントニオとともに見つかった「マリア」の検査を担当した米コロラド州の元検察官で現弁護士のジョシュア・マクドウェル氏は、マリアの指紋が「人間の指紋とは一致しない」と証言。ミイラ=人形説を唱えたエストラーダ氏の分析結果について、「私たちが研究したどの標本とも関係がなかった」と明かしている。
今回見つかったアントニオの歯について、ザルセ博士は「専門的な法医学的歯科調査が必要」と訴え、博士自身もさらなる調査を続けるという。また「パロマ」と名づけられたミイラからは、銅色の毛髪らしきものも見つかっていることから、より科学的な解析がおこなわれることも期待できる。ペルーのミイラの謎が解明される日は近いかもしれない。
webムー編集部
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