古代メキシコ人は宇宙人と交流・交配していた! 「宇宙人博物館アリステア」のエイリアン・オーパーツ現地取材/遠野そら
メキシコの私設博物館に展示される、驚愕の収蔵品群。そこには、古代文明と異星人の交流を示したとしか思えない図像が大量に記されていた。いつ、だれが、何のために残したものなのか。謎のオーパーツを大量公開!
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ナスカ・ミイラは現代に作られたキメラだったーー。その背景には、古代異星人ハイブリッド文明の復興を狙う信仰文化が見えてくる。
「国際問題にも発展しかねないことから詳細は伏せてほしい」
ナスカ・ミイラの所有者であり、ムー編集部にその指を提示してくれた「X」氏の希望により、ここではその由来を多くは語れないが、前回に続いて指の分析結果から得られた情報を考察していこう。
今回分析したのはナスカ・ミイラのメスの右足指である。ペルーから移送される際に欠け落ちたものだという。
なぜ“メス”であることが判明したのかというと、「X」氏も所有する3体全てのミイラにX線分析やCTスキャン、DNA検査を行っており、その結果、ミイラの頭部には化石化した脳が残っていること、そしてうち1体には胸や腕、脚に謎の金属製プレートが埋め込まれており、下腹部に3つの卵形の物体が存在する“メス”であったことを確認しているのだ。
ちなみにこの金属製プレートについて、「これにはある重要なメッセージが込められている」と「X」氏は語る。氏によると、近年発見が続いている“宇宙人オーパーツ”と呼ばれる古代遺物に描かれた異星人の装飾と、メスに埋め込まれた金属プレートの位置が明らかに一致しているというのだ。これらの装飾は古代、王族など支配者層にのみ許されていたことから、メスは王族、またはそれに準ずる位の高い人物を示唆している可能性が非常に高いのだという。
するとここで疑問なのが、このミイラの正体である。
地球上に存在する複数種の生き物の骨を組み合わせ、肋骨や背骨、腰骨などを構成し、化石化した脳まで存在させる——。まさにキメラとも思えるこの異型のミイラは、世間で騒がれているような「民芸品」の類ではなく、強い意図を持って作られたと考えるのが自然であろう。するとその背後には、ある程度人体の構造に関する知識や歴史に通じた人物、または集団が存在している、と考えるのが自然だろう。
マウサンは「洞窟からは大小さまざまなミイラが30体以上発見されている」と説明しているが、「X」氏によれば実際はそれよりも多く、優に50体は超えているという。そして近年公開が相次いでいる「3本指ミイラ」もまた同じ洞窟で発見されたと報じられていることから、そこは古代より続く神聖な場所だった可能性が高いそうだ。
3本指ミイラについては、ヒトと異星人の交配種「ハイブリッド」の可能性を含め様々な見解が報じられているのはムーでも報じていることからご存じの方も多いのではないだろうか。両者の関係性については推測でしかないが、そこに何か深い繋がりが隠されているように思うのは著者だけではないだろう。
古来、南アメリカの先住民たちに共通し伝えられる神通力を宿した「白い肌を持つ神」の神話・伝承がある。ヴィラコチャやケッアルコアトル、マケマケ、ククルカンなど、民族ごとに呼び名の違いこそあれ、いずれもはるか高い場所から降り立ち、再臨を約束し去っていくという、同一存在を示しているとしか思えない特徴を有した神話・伝承は数多く存在している。
しかも白い神を信仰する地域の多くで、明らかに人智を超えた文明の痕跡が発見されているのは、ただの偶然なのだろうか。
「古代地球に異星人は間違いなく飛来している。彼らは人々に叡智と奇跡をもたらす存在——つまり神として崇拝されていたことから、王族など限られた人物しか近づくことはできなかった。そして彼らはお互いの繁栄のため、異種間交配を行い、多くのハイブリッドを誕生させた。これが人類の隠された秘史だ」
これは「X」氏が所有する異星人オーパーツの膨大なデータから導き出した結論である。これまでも古代文明に異星人が関わっている説は数多く存在するが、氏は「紛れもない史実」と断言。そして何世代にもわたり交配を繰り返していた「異星人ハイブリッド文化」の証拠も数多く所有しているのだという。実際に著者は「X」が所有する数々の”証拠”を目にしているが、まるで古代の神話伝承が現実味を持って、謎という霧がクリアに晴れるような感覚であった。
「X」氏の言葉通り異星人ハイブリッド文化が人類の隠された秘史とすれば、伝説に登場する白い神=異星人と解釈できるだろう。すると3本指ミイラの表面が白くコーティングされているのは、白い神と繋がりのあるハイブリッドであることを示唆しているのかもしれない。
そしてこれらを踏まえると、王族のような装飾を施し、3つの卵に化石化した脳を持つキメラ・ミイラの存在は、3本指ミイラの副葬品——もしくは彼らの復活、再誕を祈る呪術的な依代(よりしろ)として作り出された、そう考えられないだろうか。
思い返してみてほしい。今回行った年代分析の結果、キメラ・ミイラに使用されている骨は古くても今から約70年前。つまり現代に作られたものである。しかしながら、マウサンの所有するミイラは約1000年前のものという。同じ姿かたちをしていながら時代に大きな差があるのだ。
異星人らしき姿を作るなら、土偶や埴輪のような土人形でいいはずだ。
生物の肉体をつなぎあわせ、ミイラとして合成する手の込んだ行為はよほどの情熱ーー狂信的な思いすら感じられる。神々の帰還は天空から肉体を伴った再来ではなく、霊的な降臨によってなされる可能性もある。この生体由来の依り代からは、そんな降臨・再臨信仰もうかがえるのだ。
つまり、はるか遠い昔から地上の生き物をつなぎ合わせ、白い神の再臨を祈る集団の存在が浮かび上がってくるのだ。その白い神が、人間(我々と同じ現生人類)なのか、それとも歴史の隅へと追いやられた古代ハイブリッドの末裔なのか、霊的な存在なのかはわからないが……。
ともあれ、現代にもその文化や技術を継承し続けている集団がいるとしたら——異星人ハイブリッド文化の再興はそう遠くないのかもしれない。
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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