サングラスを外して熱弁! 不二龍彦・梨岡京美・三上編集長の鼎談企画「岩戸開き」4号
オカルト識者が三人寄れば……
記事を読む
「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
梨岡京美 著
当代随一の霊能者の、生々しい心霊現象エピソード
かつて本欄でご紹介した『霊視の人』(ナチュラルスピリット)の共著者で、斯道の大家である不二龍彦氏をして、「飛び抜けて高い霊能力」、それも「歴史的な霊能者と並べても遜色のない、卓越した能力」の持ち主であるといわしめたのが、本書の著者・梨岡京美氏である。
現在は、高知の鴻里三寳大荒神社の代表を務めるとともに、超人的ともいうべき霊視の力を活かして、さまざまな人々の悩みを解決に導く仕事に従事している。
本書は、そんな著者による自伝兼エッセイ集ともいうべき興味深い一冊で、著者初の書き下ろし作品。
訳あって実の両親ではなく、祖父母に育てられた著者は、幼くして強力な霊能力を発動。だが制御不能のその能力は祖母との軋轢を生み、不遇な少女時代を過す。18歳で運命的に結婚。22歳の時に他の霊能者の力を借りて一時的に能力を封印するも、婚家での苦難の生活は続いた。
その封印も40歳で完全に解け、能力を本格的に開花させる。以後、当代随一の霊能者として、多方面で活躍する生活に入った。
本書では、著者がこれまでに体験した、心霊現象に関するエピソードが生々しく語られる。それらはいずれも何らかの霊的教訓を含んでおり、素直に読めばそれだけでも霊的に浄化されるような気がする。
本物の霊能者に見えている世界はかくも凄まじいものか……との慨嘆を禁じ得ない、稀に見る好著である。
(月刊ムー 2024年7月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
関連記事
サングラスを外して熱弁! 不二龍彦・梨岡京美・三上編集長の鼎談企画「岩戸開き」4号
オカルト識者が三人寄れば……
記事を読む
お寺でバイバイ、ご先祖に日本のお菓子! 台湾出身モデル葉媚&辛酸なめ子の心霊対談(2)
台湾出身モデル葉媚&辛酸なめ子の心霊対談の後編。台湾ではお寺への参拝もご先祖とのお参りも、ぐっと身近なようです。
記事を読む
亡き楽聖たちの霊を降ろして新曲を奏でた! 音楽霊媒ローズマリー・ブラウンの霊界交流
ローズマリー・ブラウンといえば偉大な作曲家たちの霊が彼女のもとを訪れ楽曲を授けていった、著名な音楽霊媒である! 音楽史上最大のミステリーともいえる、音楽家の霊による新曲 とはいかなるものだったのだろう
記事を読む
「なんとみゑますか」大正時代の妄想絵葉書に衝撃! 話題の古書店主が語る摩訶不思議なコラージュ写真たち
いま密かに話題の古書店「書肆ゲンシシャ」の店主・藤井慎二氏が、同店の所蔵する珍奇で奇妙なコレクションの数々を紹介!
記事を読む
おすすめ記事