「月の裏側」探索に邁進する中国の“真の狙い”は!? 今週のムー的ミステリーニュース
5月3日~9日に世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!
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5月10日~16日に世界を騒がせたオカルト・考古学・民俗学などの最新不思議ニュースから、超常現象情報研究所と編集部が厳選!
5月11日付『東京新聞』夕刊「甲府をUFOの聖地に」は、1975年の甲府事件50周年に際し、町を盛り上げようとする山梨県内の有志の活動を紹介。地元ラジオパーソナリティの徳武喜一は4年前、担当する番組のゲストから事件について聞いたことをきっかけに、今年2月23日に49周年イベントの開催にこぎ着けた。日本記念日協会には2月23日を「甲府UFOの日」として申請し、登録されたという。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/324834
『中央公論』6月号「生き残る地球平面説」では、松村一志成城大学准教授が、インターネットを通じて復活している地球平面説の現状を解説。記事によれば、古代から地球球体説が主流であったが、ダーウィンの進化論が発表されたことでキリスト教信仰と科学との対立が意識され、その過程で中世には平面説が主流であったと信じられるようになったという。その後、19世紀のサミュエル・ロウボサムや国際地球平面研究協会のサミュエル・シェントンらに引き継がれ、現在はダニエル・シェントンがインターネットを通じて普及を図っており、既成概念への反撥や宇宙から撮影された映像の否定などを通じて陰謀論にも結びついているとする。
https://chuokoron.jp/chuokoron/backnumber/125058.html
5月14日付『毎日新聞』朝刊の「24色のペン」は、陰謀論を取材してきたデジタル報道グループの國枝すみれ記者が執筆。トランプ元大統領から支持者に宛てたメールには、やりたいこととして「ディープステートを壊す」「フェイクニュースメディアの正体をさらす」「バイデンをホワイトハウスから追い出す」の3つが挙げられており、米国発の陰謀論が日本で再燃するかもしれなとする。さまざまな陰謀論者の集会を取材したところ、地球平面説など荒唐無稽な言説が続いて耐えきれなくなったこともあるという。陰謀論の対象はコロナワクチン、マスク、LGBT法案など変化するが、社会的に話題になっているトピックが多い。陰謀論の背後には右派がいるように思われているが、左派の陰謀論者もいる。
https://mainichi.jp/articles/20240509/k00/00m/030/091000c
5月13日付『読売新聞』夕刊「能登復興霊石に祈る」は石川県羽咋市の大穴持像石神社にある地震抑えの地震石を紹介。石は地面に埋まっており、全体の大きさは不明だが地表に縦約90センチ、横約50センチ、高さ約30センチが出ている。地震を抑えるとして古くから信仰されているが、元日の地震でも大穴持像石神社は灯籠1基が倒れる程度で大きな被害はなかったという。
https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0004/
鳥取県境港市で55年前に見つかり、5万年~2万年前の後期旧石器時代の女性の骨とされながら後に行方不明となっていた「夜見ヶ浜人」の人骨が、4月に早稲田大学考古学研究室で見つかった。5月13日付『日経新聞』夕刊「『夜見ヶ浜人』の人骨、再発見」によれば、人骨は1969年に境港市の建設現場で発見され、半年後に早稲田大学の直良信夫教授が付近の地名にちなんで「夜見ヶ浜人」と名づけたが、1985年に直良教授が死去して以来、行方不明となっていた。
https://www.yomiuri.co.jp/local/tottori/news/20240513-OYTNT50053/
国立研究開発法人 情報通信研究機構は、最大級Xクラスの太陽フレアが8日から13日まで計9回発生し、11日午前1時頃からプラズマが地球周辺に到来したとして警戒を呼びかけた。太陽フレアから放出される電磁波や高エネルギー粒子は、人工衛星やGPS、衛星通信などに影響を及ぼす可能性が指摘されており、10日以降は赤いオーロラが欧州や米国、中国の中緯度地帯、さらに北海道や石川県、愛知県でも観測された。大規模な障害はなかったが、来年は太陽活動のピークと予想されている。5月11日付朝刊各紙や、同日のテレビ・ニュースなどで報道。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35218931.html
日本の新興企業IDDKが、人工衛星に搭載した実験装置で、微生物や細胞を使った実験を受託するビジネスに乗り出す。縦横高さ約10センチで、観察機器やセンサーなどを内蔵した実験装置を人工衛星に搭載し、内部で微生物や細胞を培養しながら観察、画像データを地球に送る。これにより、宇宙空間での無人実験が可能となる。2027年にも金沢大学などと共同で、宇宙空間で魚の鱗の培養・観察実験に乗り出す。将来、人間が宇宙で生活する上で問題となる骨密度低下などの症状の予防・治療につながると期待される。
羽仁 礼
ノンフィクション作家。中東、魔術、占星術などを中心に幅広く執筆。
ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)創設会員、一般社団法人 超常現象情報研究センター主任研究員。
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