奇跡の十字架と驚異の巨大一枚岩! メキシコの神秘スポットを訪問/ムー旅メキシコ日報

文=遠野そら

    ムー旅メキシコ、人気パワースポットに到着!

    磔刑の十字架が自生する!

     ムー旅メキシコ6日目。グアナファト州アカンバロで恐竜土偶を見学した後は、車で約3時間半、世界遺産(文化遺産)にも登録されているケレタロ歴史地区へ。

    修道院のある丘の上からの眺め。遠くに見えるのは水道橋

     ここでの目的はケレタロで最も古いとされる「サンタ・クルス修道院」である。

     なんでもこの修道院には、キリストを磔にした釘と同じ位置に棘が生える不思議な木があるという。これはある修道士が地面に刺した杖から派生したもので、本来アフリカにしか自生していない種だということだ。

     歴史を感じる建物に入ると、一角に土産物コーナーが。早速、なかを覗いてみるとロザリアやキリスト像などと一緒に、例の棘の生えた枝が販売されている……!

    本当に両手と足の部分に棘が生えている

     店の人に話を聞くと、年に1度収穫しては、こうして販売しているそうだ。そして枝を選ぶコツとしては、薄茶色のものが地面(杖)に近いそうでおすすめなのだという。とても気さくなご婦人で、コーディネーターさんの話に大笑いしていた。おおらかで本当に良いな、メキシコ。

    修道院近くの家々
    この日は丘の上の広場に出店がでていた

     続いて向かったのは、メキシコ最強のパワースポットとされる岩山「ペーニャ・デ・ベルナル」である。ミステリー大国メキシコにおけるパワースポットとくれば、やはり求めてしまうのがUFOの出現。これはもう「ムー」の性(さが)であろう。

    近づくほどにそのパワーを感じる

     そして間近に見るペーニャ・デ・ベルナルは、はるか遠い昔から人々がこの岩山を崇め、聖地として守ってきた理由を肌で感じるような、そんなパワーを感じる山であった。

     もうこれは間違いなく何かある! そう期待に胸を膨らませていると、コーディネーターの宮良さん曰く、すぐ近くに宇宙人が現れたホテルがあるとのこと。夕刻を過ぎていたため、明朝調査に向かうこととし、まずは麓の町へと繰り出すことに。

     ここは「プエブロ・マヒコ(マジックタウン)」に認定されている場所。道ゆくタクシーは爆音で音楽を鳴らしながら走り、店先からも陽気な音楽や笑い声が聞こえる、そんな町であった。

    宿泊したホテル。

     明日は、宇宙人が現れたホテルに向かいます!

    遠野そら

    UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。

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