2023年・癸卯年の運勢は? おすすめの神社と参拝の心得/鶴見神社・花谷幸比古宮司に聞く(2)

    古神道白川流の易学や、中国に伝わる望龍術を修めた花谷幸比古宮司(鶴見神社)に聞く、2023年の開運法第2弾。今回は、参拝におすすめの神社と、参拝するときに気をつけたほうがよいことについてうかがった。

    「ウサギ」に縁のある寺社へお参りを

     2023年(癸卯年)に参拝するとご縁やご利益がいただけそうな、ウサギに縁の深い神社・仏閣を花谷宮司に教えていただいた。これらの寺社には、狛犬ならぬ狛ウサギ、なでウサギ、あるいはウサギの置き物などがある。
     これ以外に、ウサギの絵馬やおみくじ、ウサギの御朱印のある神社も多い。お近くの神社で確認していただきたい。
     ほか、卯年の守護本尊である文殊菩薩をお祀りしている寺院もおすすめだ。
    
    ・湯倉神社(北海道函館市)
    ・熊野神社(山形県南陽市)
    ・月うさぎ神社(石川県加賀市)
    ・調神社(埼玉県さいたま市)
    ・戸越八幡神社(東京都品川区)明月院(神奈川県鎌倉市)
    ・うさぎ神社(山梨県南都留郡)
    ・高瀬神社(富山県南砺市)
    ・三輪神社(岐阜県揖斐郡)
    ・三輪神社(愛知県名古屋市)
    ・菟足神社(愛知県豊川市)
    ・三尾神社(滋賀県大津市)
    ・東天王岡﨑神社(京都府京都市)
    ・地主神社(京都府京都市)
    ・三室戸寺(京都府宇治市)
    ・霊鑑寺(京都府京都市)
    ・住吉大社(大阪市住吉区)
    ・本住吉大社(兵庫県神戸市)
    ・住吉神社(兵庫県明石市)
    ・大神神社(奈良県桜井市)
    ・白兎神社(鳥取県鳥取市)
    ・出雲大社(島根県出雲市)
    ・白人神社(徳島県美馬市)
    ・甲山寺(香川県善通寺市)
    ・杷木神社(福岡県朝倉市)
    ・鵜戸神宮(宮崎県日南市)
    三輪神社(愛知県名古屋市)の境内には「幸せのなでうさぎ」が鎮座している。

    参拝するときは「におい」に注意!

     ところで、神様に好かれるためのコツはあるのだろうか。花谷宮司にうかがってみた。
    「いちばん気をつけねばならないのはにおいです。口臭やタバコ臭があると、神様が嫌がります。不潔なにおいもダメです。虫歯はきちんと治して、しっかりと歯を磨き、禊ぎをするか風呂に入って、清潔な体で参拝しなくてはなりません」
     神様にとって「におい」はとても重要なものだという。
    「たとえばお酒や季節の果物をお供えすると、神様はそれをにおいで味わいます。においが神様のご飯なのです」
     においのほかにも気をつけるべきことはある。
    「音ですね。神様はきれいな音を好まれます。だから神職は、いい声で祝詞を上げねばなりません。一般の人が参拝されるときは、神前で鈴を振り、手を叩きます。その音で神様はすべてを理解されます。あとは、その人の波動。礼をしたときの波動を神様は見ています」
     逆に考えるなら、神前で祈るときは清潔にして、よい音と波動を発するよう心がければ、神様に目をかけていただけるということだ。
     癸卯年に初詣をするときは、この点に配慮してはどうだろう。
    鶴見神社にて昇殿参拝するムー編集部担当者。左は花谷幸比古宮司。

    webムー編集部

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