マインドフルネスの次は「自動瞑想装置」が流行る!? 脳波を調整して自己肯定感を得る時代へ/久野友萬
多くの企業が推進するマインドフルネス。瞑想をベースとしながらも、本来のマインドフルネスストレス逓減法とは大きく異なる進化を遂げている。また、最近の瞑想はさらに独自の進化を遂げていた!
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丸山アレルギークリニック理事長で医学博士の丸山修寛氏は、10年前に「潜在意識」と、その数年後に「ハイヤーセルフ」と出会い、現在は彼らと一緒に治療を行っている。彼らは丸山氏に、あらゆることが改善され、人生が好転していく魔法のような技法「ループ」を教えてくれた。だれもが今すぐに実践でき、しかも高い効果が得られるという。
こんにちは! 僕は丸山修寛といいます。
1998年に宮城県仙台市で循環器、呼吸器、アレルギー症専門のクリニックを開き、日々患者さんを診察、治療しています。ときどき講演もしているので、どこかで僕の姿を見たことのある方もいらっしゃるかもしれません。
僕のクリニックには、アレルギーだけでなく、さまざまな症状の患者さんが来られます。遠方から来院されることも珍しくなく、なかには現代医療では手の施しようがないといわれた方もいらっしゃいます。
いったい、なぜそんな患者さんが来られるかというと、僕の治療法が一般的な医療とは少し違っているからです。
にわかには信じがたいかもしれませんが、僕は25年ほど前から患者さんの身体のどこに問題があるかを、額の中央にある「第3の目」で見ることができるようになりました。
さらに今では、10年ほど前に出会った「潜在意識」と、その数年後に出会った「ハイヤーセルフ」という目に見えない存在たちと一緒に、患者さんを診療し、治療しています。彼らのサポートのおかげで、僕だけでは治せないさまざまな病気や疾患にも改善が見られることが多くなりました。
ただ、病気がよくなるためには、何度か来院いただく必要のある患者さんもいらっしゃいます。しかし、遠方だったり症状がひどかったりするために、一度しか来られないという方も少なくありません。
僕は診療を続けるうちに、そういった患者さんがクリニックに何度も来なくても、自分で簡単に実践できて、しかもお金がかからずに、心身の状態がよくなる方法があればよいのに……と思うようになりました。
そんな僕の思いを受けて、潜在意識とハイヤーセルフが教えてくれたのが「ループ」です。
ループは、だれが行っても間違いなく一定の効果がある、まさに「奇跡の魔法」です。
だれにでもできるようにお伝えしていきますので、自分に対して、大切な人に対して、ぜひ活用してほしいと思います。
ループとは、あなた自身とあなたの潜在意識、ハイヤーセルフ(超意識、高次の自我といわれるもの)の3者が手を取りあって輪をつくることです。キリスト教には三位一体という教義がありますが、その現代版といってもよいでしょう。
人は、自分ひとりで生きていると思っているかぎり、問題が生じるたびに孤独や不安、恐怖に襲われます。人生は楽しいものではなく、苦しくて恐ろしいものになってしまいます。
でも、潜在意識やハイヤーセルフが常に一緒にいて助けてくれることがわかると、安らぎの中で生きることができます。ループをして三位一体になると、潜在意識やハイヤーセルフに見守られていることが感じられるようになります。
具体的な方法は次回ご説明しますが、それは呼吸をするのと同じくらい自然で簡単です。ループを行うときにあなたがすることは、自分の潜在意識とハイヤーセルフに「さあ、ループをしよう」ということだけです。
そして、今この瞬間に表れている、あるがままの自分や目の前の現実を変えようとせず、むしろそれを完全なものとして迎え入れ、真にくつろぐことだけなのです。あとは自分の潜在意識とハイヤーセルフを完全に信頼し、すべてをゆだねます。それだけで、奇跡ともいえるシフトがすべての人に起こります。
そうはいっても、潜在意識やハイヤーセルフのことをまったく知らない人や、言葉を知ってはいても何のことかわからないという人も多いようです。
僕のところに来られる患者さんのなかにも、そういう方がいらっしゃいます。
そんなとき、僕は患者さんの潜在意識とハイヤーセルフに、「君たちが患者さんの中にいるというサインを見せてあげてくれない?」と頼みます。すると、患者さんの胸の中央が急に温かくなったり、お腹が突然グーッと鳴ったり、身体のどこかに微細な振動が起こったりします。
次に、患者さんの潜在意識とハイヤーセルフに、手をつないで輪(ループ)をつくってくれるようにお願いします。すると、患者さんと患者さんの潜在意識とハイヤーセルフが手を取りあって輪ができます。これでループが完成、大成功です。
今のところ、僕と一緒にループをした100人のうち、100人全員がループをつくることに成功しています。ループが簡単なのは、人ではなく潜在意識とハイヤーセルフが、おもにループの全過程を行うからです。そしてループのすごいところは、瞑想の達人が何時間も瞑想してやっと到達できる「無」や「空」の領域に、わずか1〜2分で到達できることです。
自分と潜在意識、ハイヤーセルフは、同じ身体の中にありながら、それぞれ別の意識として存在しています。このとき、3者の意識がバラバラで心が通じあっていないと、夢や希望に向かってどんなにがんばっても、自分の望みとは違う理不尽な人生が創造されてしまう可能性が高くなります。
でも、ループをすることで3者の心が通じあうと、「僕たち」が何を望んでいるのか、何が僕たちにとって最善で最高なのかがわかるので、理想的な現実を創造することができます。
さらに、ループを続けていると、それまであった知覚が鋭敏になります。新たな知覚が現れることもあります。
新たな知覚とは、五感を超えた「気づく働き」のことです。
天の高いところから光のようなものが降りてきて自分とつながるのを感じたり、何もない空間に癒しのエネルギーを感じたり、逆に、身体のすぐそばに生命エネルギーを奪う場所があることに気づいたりします。目に見えない神聖な存在に気づくこともあるでしょう。また、必要なときに必要なインスピレーションを受け取れます。
知覚が新たなものに変わると、見える風景や心象風景も変わります。締めきった雨戸の隙き間から世界を見ているような状態から、雨戸を開け放して見るような状態になっていくのです。
ループをすることで、僕たちは、創造の源泉である無意識の領域まで到達できるようになります。そこは言葉ではいい表すことができない、穏やかで静寂に満ちた世界です。
丸山修寛
医師。医療法人社団丸山アレルギークリニック理事長。東洋医学と西洋医学に加え、電磁波除去療法、波動や音叉療法、クスリ絵などの研究と実践に取り組む。『心と体の不調を治す神聖幾何学とカタカムナ クスリ絵』(ビオ・マガジン)、『あらゆる不調を快方へ導く 丸山式究極の健康法』(河出書房新社)など著書多数。
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